コラム”

「川崎競馬場に突撃して応援!」
2016年10月10日

オー、恥ずかし。
先週の火曜日に配信されたSPAT4の「鎌倉記念分のニッカンPDFが公開されました」の告知のなかに、
“浅野靖典さんの愛馬マルボルクシチーなどが出走予定!”と書かれているではありませんか!
同じく先週火曜日に送られてきたSPAT4のメルマガにも「マルボルクシチーに▲を打っています」みたいな文言がありまして……
いや、別に身びいきの末の結論が「▲」というわけではないんですよ。
きわめてまじめに考えて、むしろ自分の出資馬だからこそ逆に評価を下げぎみにしたんですけれどねえ。
でも予想の前提が「台風と秋雨前線の影響でドロドロの不良馬場」というところが大間違い。
台風は10月2日に見た予報円の北側を通ったために、鎌倉記念の日の川崎競馬場は、曇り・やや重というコンディションでした。
ダメじゃん。

それでも出資馬が重賞に出るからには臨場せねば。
じつはわたくし、いわゆる一口馬主歴が16年になるのですが、出資馬が重賞に出るのって初めてなんですよ。
オー、恥ずかし。
これまでたくさんのクラブ馬がデビューして、そして重賞に出て、さらに優勝した馬ってたくさんいるのに!
これもすべて、1歳時に出資申込をしたことがほとんどない、というのが原因なんですよね。
血統とか体つきがいい馬は早々に満口になってしまうのに、その争いに加わったことがないのだから、そりゃ当たりを引く確率が低いわけですわ。

しかしながら、そんな苦節16年目の秋に得た、重賞勝利のチャンス。
さらに当日の朝、出馬表を確認してみたら、マルボルクシチーの単勝が9倍台になっているではあーりませんか!!!
誰だ?そんなオッズになるくらいにガツンと資金を投入したのは!
と思いつつも、人気がないよりはあったほうがニヤニヤできるわけで、業務満載で時間的に厳しいなかでも、川崎競馬場に突撃しましたよ!
でもそういう個人的な状況だったので、競馬場に着いたのは第10レースのちょっと前。
さっそく鎌倉記念の出走馬がパドックに登場してきたので、写真を撮りつつパドック診断をしてみましょう。
しまった、本気用のカメラを持ってくればよかった!

鎌倉記念のパドック

(鎌倉記念のパドック)

さてさて、鎌倉記念で私が立てた予想は、

◎ストーンリバー
○ゴーフューチャー
▲マルボルクシチー

△が3頭となっておりまして、でもどうしても良く見えてしまうのがマルボルクシチー。首を低くして、ヤル気がありそうな雰囲気なのよね~。
うーん、親バカって感じ~。
なんですけれど、冷静に考えたところでは「この相手だとちょっと厳しいかもなあ」という感覚でして(汗)。
なので、馬券は節操なき3連複6頭ボックスと、単勝&複勝を各100円。よおし、さあ行くぞ、自動発売機へ!
と張り切って進むその前にオッズの画面を見てみたら、マルボルクシチーの単勝が28倍になっているじゃないのよ!
競馬場の開門前には鬼のように買われたけれど、その後はほとんど買われてないってことなんでしょうか……。
きっとそうなのよね……。
その数字の増加はさらに続いて、最終オッズはなんと45.4倍。
これぞ「ダダ下がり」ってやつじゃないですか。
なんか悲しいけど、人気と結果は連動するもんじゃないんだぞ!

応援馬券

(応援馬券)

……10番人気で8着。だいたい同じでした……_| ̄|○
でも果敢に2番手を取りにいって、そして4コーナーまでその位置をキープしたんだから見せ場はあったぞ。
同じ8着でも後ろのほうをテレテレ走って、最後にバテた馬を追い抜いた8着とはわけが違う!
と、川崎競馬場にスーツ姿で臨場していた出資者のみなさまと励まし合うの巻。
いつかはウイナーズサークルで会いたいなあ。
そういえば、買った3連複のボックスは、1、2、4着でハズレでした。
ちかごろ会心のヒット作が出ていないやんけ!
というわけで、だったらコレを当ててやるぞと勇んで出かけたマカオのドッグレース。
昨年12月は1コも当たらなかったけれど、今度こそ!

ドッグレースのパドック

(ドッグレースのパドック)

……またしてもぜんぜん当たりませんでした(涙)
なんでフルゲート6匹なのにこんなに当たらないんだよ!!!
結局6レースくらい戦って、的中したのは勝ち犬の番号が偶数か奇数かを当てる犬券だけ。
配当は1.51倍でした。
さみし~~~。

当たったのはこれだけ

(当たったのはこれだけ)

くっそー、ハラタツー。ならばその悔しさを、東京記念で晴らしてしまおうではないですか!

◎ユーロビート
○ケイアイレオーネ
▲チャンピオンゴッド

ユーロビートとケイアイレオーネの前走は、7月18日の盛岡・マーキュリーカップ。
4着だったユーロビートはもちろん連覇を狙って臨んだわけなのですが、
なんだかこの日は全体的にタイムが速くて、昨年は2分7秒8で圧勝だったのに、今年は4着でも2分2秒8。
これはちょっと厳しかったですわ。

そして1番人気に支持されたケイアイレオーネは先行するも粘れずという内容で8着。
的場文男騎手は引き揚げてくるなり「うーん、どうして伸びなかったのかなあ。
砂が合わなかったのか……」と言いながら、腑に落ちないという表情をしておりました。
でも、今回のメンバーならこの2頭の力が上。
この一騎打ちを本線としますが、上昇の勢いがあるチャンピオンゴッドを3連勝式の候補に。
ユーロビートと同じ負担重量というのはちょっと不利でも、立ち回りひとつで割って入る可能性があるかも。
ということで、ここは絞っていく予想で!




 

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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