
今年のJBCはアツかった!
まず気温が11月にしては上がりすぎ。
現地に着いたのは11時半ころで、まずは内馬場に「圧倒的お得SPAT4プレミアムポイント賞」用のQRコードを取りに行ったら、
もうそこで汗が出てきましたものね。
(内馬場の専用ラウンジ)
といっても、雨が降るよりは何倍もありがたいですよ、お天道様。
11月3日の馬券発売額が地方競馬における新記録となった要因のひとつには「晴れ」があったことは間違いありません。
というわけなので、内馬場はレジャーシートを広げる人々で大混雑。
最近の競馬場でこういう風景はなかなか見られないですなあ。
そしてSPAT4プレミアムポイントの会員専用エリアも上々のにぎわい。
私も「アプリ」の画面を格さんが持つ印籠のごとく差し出して(誇張)、キットカットとドリンクをいただいてしまいました。
そしたらそのドリンクが、なんといわゆるエナジードリンクだったのにはビックリ。
じつはわたくし、11月1日は金沢競馬場で歩き回り、2日は園田競馬場に突撃して夜はちょっと早めの忘年会、
そこからの当日輸送で川崎に行ったものですから、若干、弱っていたところだったのですよ。
ということでありがたくドーピング剤を注入。
そのあとは井上オークス先生が奮闘しておられる「メイセイオペラ記念碑建立委員会」のポストカードの販売拠点に行ってすこしだけお手伝い。
(メイセイオペラ記念碑建立にご協力を)
なんてことをしていたら、もう第9レースのJBCレディスクラシックじゃないですか!
いやしかしお恥ずかしい……。
今年のJBCはまともに的中できませんでした……。
まず、馬場を読み違えたことが最大の敗因。
この週は最内よりも中央寄りのほうが走りやすいように見えたので、
そのあたりを吉原寛人騎手に聞いてみたら「そうなんですよ。逃げ馬にはキツイ馬場。
前の日からいろいろと試しているんですけど」とのこと。
となると「内枠と先行タイプ」を割り増しして予想したワタクシにとっても厳しいんではないですか?
と、いろいろと考えて吉原騎手はJBCスプリントでソルテを勝たせるために最善を尽くしてくれましたが、
結果はダノンレジェンドを追いかけて失速するという形。
本人もその結果には納得がいっていなかったようなので、次の機会はきっといい結果を見せてくれることでしょう。
しかしその考え方ではJBCレディスクラシックで大外枠だったレッツゴードンキなんか買えませんですよ……。
3着のトーセンセラヴィは3連単の2着のところにも入れておいたのにさあ。
いま見たら、3連単の2→1→12は97.1倍だったみたい。
なんかちょっと悔しいですわ(涙)。
JBCで2連敗というガッカリ感を引きずったまま臨んだクラシック。
なんとしても当てたいところではありますが、今までお世話になったコパノリッキーを裏切ることはできないわけなので、もう潔く白旗。
レース後の田辺裕信騎手は「どうやったら勝てるのか」と思案している感じでしたね。
2着だったホッコータルマエは東京大賞典がラストランとなりますが、それ以外の上位陣は来年もアツい戦いを見せてくれることでしょう。
ということで、レースは見どころがたくさん。
トップホースたちの戦いを観られた満足感には高いものがありましたが、個人的な馬券はもう散々。
購入履歴によると、どこかで3連複が当たっていたらしいですが、それが何だったのかすらわかりませんわ。
そして惰性でローレル賞を買ったらば、最内枠で喜び勇んで本命にしたゴーフューチャーが11着!
相手の欄には1着と2着と3着、ついでに4着馬の番号もあるんですけど……。
ということで、すっかり日が暮れて人通りも絶えた「オケラ街道堀之内」を観光しながら川崎駅まで歩きましたとさ。
しかしながら、今年のJBCが無事に終わってなにより。
川崎競馬場は3号スタンドが商業施設に変わったことでファンの滞留スペースが小さくなったのですが、
それでも場内は混んでてどうにもならないという感じではなかったですね。
ただ、JBCクラシックのときは締切3分前に馬券を買い足しに行ったら、2階ベランダ席に戻るまでがどえらい苦労となってしまいましたが……
(JBCクラシックのスタート前)
これもすべては天気のおかげ。
雨だったら居場所がなくなる人がたくさん出てしまいますからね。
2011年、オルフェーヴルが勝った日本ダービーのときは、雨のおかげでスタンド内がメチャ混みになって厳しかったなあ。
それを思えば本当に幸運!
来年のJBCは大井競馬場で実施されますが、その日はJRAと同時開催。
JRAで開催するのは京都と福島ということではありますが、どういうレーススケジュールになって、そして馬券売り上げがどういうことになるのか興味深いところ。
ぜひぜひ来年も盛り上がっていきましょう!
盛り上がりに花を添える意味でも地方競馬から新たなスターが出てきてほしいところ。
平和賞は地方全国交流の2歳戦。
鎌倉記念を制した北海道所属のストーンリバーは、11月1日の北海道2歳優駿で5着でした。
そのあたりも考えつつ、今度は当てるぞ!
◎マルヒロナッツオー
○キャンドルグラス
▲キャッスルクラウン
△ユーコンクエスト
△キングレイジング
マルヒロナッツオーの前走は、旧荒尾競馬場の馬券売場「BAOO荒尾」で見ました。
グリーンチャンネルで現在は再放送中の番組ロケで、井上オークス先生と馬券対決というなかで買ったのですが、まさに完勝という内容でしたね。
大外枠でも11番ならあまり気にする必要はなさそう。
山口達也騎手の重賞初勝利に期待します。
キャンドルグラスの前走は川崎競馬場で拝見。
なかなかボリューム感がある馬体は、スパイラルコーナーの船橋競馬でよりスピードが発揮できそう。
堅実な差し脚が魅力的なキャッスルクラウンが3番手。
ユーコンクエストはハッピースプリントの半弟ですが、現時点では力量的にまだ微妙かなと考えて4番手に。
キングレイジングは3連勝式の穴として少々。
腕力がある藤原幹夫騎手が普段と違う大きな馬場で、どんな動きを見せてくれるのか楽しみです。
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。