
「またか」と思われるかもしれませんが、先週土曜日は横浜アリーナで開催された「ももいろクローバーZ」のイベントに行きまして、
楽しい3時間半を過ごさせていただきました。
身分証明書を使っての本人認証をして、確認済みのリストバンドを巻いてもらったら開場までの2時間はヒマ。
ということで、すっかり忘れていた有馬記念の当たり馬券を払い戻しに、ウインズ新横浜に行ってきました。
にぎわいを見せている「ラーメン博物館」を横目に、さあいよいよウインズ新横浜に突入!
なんで「さあいよいよ」なんていう気分になっているのかというと、
わたくしここで「日本にあるすべてのウインズを完訪」するからなのであります。
茨城県にある「ライトウインズ阿見」は横を通ったことは何度もありますが、建物内に入ったことはないので形としては未訪。
それでも「ウインズ」はこれで完全踏破になるわけです。
ドキドキ。
といっても記念のセレモニーとか万歳三唱とかをするわけではなく、おごそかに入場。
しかし初めてウインズ後楽園に足を踏み入れてから早27年、よくぞ行ったものですわ。
釧路とか佐世保とか高松とか、埼玉県民の私が行きにくいウインズは、番組のロケで馬券勝負をしたところ。
とはいえ、それ以外でも石和(山梨県)や新白河(福島県)、種市(岩手県)などは個人的に行ったところですからね。
我ながらアホですわ……。
それでも初めて行く施設だから、どんなふうになっているのか興味津々。
有料席エリア以外の地下1階から5階までを全部見て回りました。
いやいや、スペースに余裕があって過ごしやすい空間ですねえ。
と思う反面、やはり昨今の全体的な傾向と合致しているような。
というのは、5階のゆったり座れる1人用のソファに空席が2つほどあったのですよ。
私が競馬を覚えたころ、場外馬券売場はメチャメチャ混んでいて、
それは電話投票の権利がなかなか当たらないというのが大きな理由だったわけですが、競馬場のみならずウインズでも馬券を買うのに大行列。
それがブロードバンドの時代になって、場外にわざわざ来る必要がなくなったのに加え、
場外で一緒に競馬を楽しんでいた仲間がひとり死にふたり死に……というベテランファンには抗えぬ時の流れがあるために、
ますます来場者が減ることになったのではないかと。
実際、この日のウインズ新横浜で3人以上のグループとおぼしき客は、
インドもしくはネパールあたりの料理人と思われる4人組だけしか見当たりませんでしたからねえ。
というわけで居住性はいいのですが、若干さみしいかなという印象。
当然、馬券発売機の前はガラ空きでございました。
この流れはもうどうにもならんのでしょうね。
しかしですよ、土曜日の午後2時半でこんなゆったりの空間が、さらに平日は全くといっていいほど使われていないのはもったいないにも程がある!
同じことは山手線の新橋と浜松町の間にある、線路のすぐ横にそびえたつイタリアチックな大きなビルを見るたびに思いますね。
週末はウインズ汐留、大井開催日は「offt汐留」として活用されているものの、年間の半分以上の平日は「空きビル」ですよ。
もったいない。
とはいえ、稼働させるとなると電気代はかかるし人件費もかかるから、そのへんの事情があるのかもしれませんけど。
でも、どう考えても「もったいない」しか浮かばないんだよなあ。
と思ってしまうのは私が貧乏性だからかしら。
でも今は地方競馬場の施設でJRAの馬券を売っているわけだし、逆もまたアリなのではないのかと。
ちなみにウインズ難波と神戸では園田&姫路競馬の馬券を売っていて、10年くらい前の話ですが、けっこう混雑していました。
馬券発売だけじゃなくても、セミナー会場にするとか試験会場にするとか、貸しホール的な形でも使えそうな気がするんですよね。
というのも、都市部にあるウインズの立地条件がよすぎるから。
新横浜なんて新幹線が停まる駅から徒歩5分ですよ。
周りはオフィスビルが並んでいるのに、平日はウインズだけ照明が消えているって、もったいなさすぎる!
せめて平日は地下1階から2階までだけでも開けて南関の馬券を売ってくれれば、
地下1階の飲食スペースで飲みながら勝負する需要を喚起できるのに。
残業時の買い出しついでに馬券も買えますよね。
20年前の私がそうでした(笑)。
そういえば、店内で公営競技のテレビを放映している居酒屋って、たぶんないと思うんですけど。
電話投票の権利を持っている人が会社帰りに立ち寄って、酒とつまみを頼んでちょいと勝負。
個人用のテレビがあって、3競オートの中継が全部映るみたいなお店。
投票券を売るわけではないから、許可とか地元町内会の承認とか必要ないですよね!?
オフィス街にそんなお店ができたら、そこも踏破の対象に入れますよ。
しかしながらウインズは完全踏破した私ですが、南関の場外はまだまだ全然。
行ったことがないのは大郷、松山、福島、磐梯、中郷、伊勢崎、成田、木更津、横浜、双葉、京王閣、浜松。
踏破済みのほうが圧倒的に少ない!!!
まずはそれを減らしていきますか。
金盃は昔、Aiba静内で買ったことがあったなあ。
◎9.ユーロビート
○4.ジャルディーノ
▲2.トーセンハルカゼ
△12.オリオンザジャパン
△1.クラージュドール
△6.レイディルアレナ
△7.ウマノジョー
ユーロビートは2400m以上で9戦して、そのうち7回が3着以内。
4着以下に敗れた2回は笠松と名古屋なのですが、550㎏に迫るほどの超大型馬が小回りコースを走るのはちょっと厳しかったのではないかしら。
前走の名古屋グランプリの直後に「金盃を目指します」と切り替えた渡邉和雄調教師。
その言葉のとおりに出走してきたユーロビートを狙います。
相手筆頭には昨年の覇者、ジャルディーノを指名。
トーセンハルカゼはまだA2クラスですが、JRA時代に挙げた4勝がすべて2100m以上という適性なら期待できそう。
オリオンザジャパンは、いかにも「このレースのために移籍しました」という感じのプロフィール。
金盃が2600mになってからの過去2年、
2015年=3→1→2
2016年=3→2→12
という入線順になっている点を考慮すると、クラージュドールは押さえないわけにはいかないでしょう。
今回は△を4つもつけてしまいましたが、たぶん荒れるだろうなということで……
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。