
先週の火曜日にまたまた門別競馬場に行ってきまして、その日のメインレースが2歳オープンの7頭立て。
そしてなんと、締め切り5分前あたりの段階でも7頭の単勝オッズが全部10倍未満!
ゲームセンターの競馬ゲームかっ!みたいなオッズはこれまでの競馬人生でほとんど見た記憶がありません。
よおし、ならば、ということで、“絶対に当たる馬券”を買うことにしました。
(写真:7頭立ては上位拮抗!)
チョイスしたのは3連複7頭ボックス35点!
ハズレることは200%ありえないので、焦点はプラスになるか否か。
スタートからゴールまでひたすら「人気薄~人気薄~」と念仏のように唱えるのが、この買いかたの醍醐味です。
ちなみに前回はソウル競馬場の9頭立てのレースで、3連複9頭ボックス84点を100ウォンずつ買いました。
その当時は100ウォン=7円ちょっとだった時代。
というわけで、84点買いでもかかった費用は600円程度という完全なお遊びでして、
それでも人気薄が食い込んでくれたおかげで3連複は50倍強。
おお、なかなかの回収率やんけ、と盛り上がった記憶があります(笑)。
ということで、今回もどの馬を応援するとかではなく、人気薄っぽい馬が来るかどうかだけが興味の的。
しかしそれだけオッズが割れているということは、どの馬が上位人気で、どの馬が人気薄なのか、
サッパリわからないんですよね(汗)。
でもとにかく35倍以上になる組み合わせで3着まで独占してくれ~!
しかしこの時期の門別の2歳戦は、どの馬が有力なのか判断するのが難しくてたまりませんわ。
馬場状態が開催日ごとに変わるので、時計を比較してもあまり意味がないですし。
それはさておき、事実は事実なのでゴールの瞬間に「よっしゃ、当たった!」と吠えて、あとは払い戻しの放送を待つことに♪
『単勝式480円』お、そこそこついとる!
『馬番連勝複式2番3番、1020円』わりといい感じじゃない?
『馬番連勝単式2番3番、1820円』うーむ、ちょっとマズイかも……
『3連勝複式2番3番4番、1410円』
どひゃー、馬単より安いんかい!
というわけで、全通り馬券へのチャレンジは、またしてもマイナスという結果になってしまいました。
でもハズレるよりはマシか……
(写真:夕暮れの門別競馬場)
という残念な馬券は本州に持ち帰り、9月3日、ドラえもんの誕生日は、船橋競馬場に行ってきました!
この日は初めての試みとなる、第1レースから第3レースまで実施して、
そのあと2時間の休憩をはさんで第4レースから再スタート、というスケジュール。
そもそも“ハートビートナイター”が始まってから、日曜日に開催するのは今年が初めてなんですよね。
第1回となる7月23日はJRAの場外発売からリレーという形で開催されまして、個人的な感想は「意外とお客さんが入るものだなあ」でした。
2回目となる8月6日は行けなかったのですが、その日も入場者数は上々だった模様。
ただ、売り上げは通常の開催日よりも少ないものでした。
7月23日はJRAの電話投票での発売がなかった影響か、3億8700万円弱。
8月7日はJRAでの発売があったおかげか、6億9千万円弱。
そして日曜ナイターで初の12レース制で臨んだ9月3日は、5億8千万円強となりました。
ちなみに9月4日の月曜日は7億7800万円弱だったので
“やっぱり日曜日の夜は、多くの人が明日に備えておとなしくしてるのね”という結果になった模様。
それでも9月3日の入場者数は8千人を超えたそうですから、JRAの場外を目当てに早めに船橋競馬場に来た人に、
船橋の馬を見てもらえたという効用はあったような気はします。
この結果を受けて、来年はどのようなスケジュールになるのか楽しみにしましょう。
さて、日曜日に私が船橋競馬場に着いたのは午後3時すぎ。
屋内発売施設“アタリーナ”では、船橋の名ジョッキー・桑島孝春さんをお招きしてのトークイベントが開催されていました。
しかし桑島さんはオトナの事情で予想をしてはイケナイ立場。
それでも各競馬場で馬を走らせるときのコツなど、興味深い話を聞かせてくださっていました。
(写真:桑島さんが解説中)
では私もJRAの馬券を買いますか!
と、そこでふと気づいたのです。
それは「門別の当たり馬券でJRAの馬券を買えるじゃないの!」
まあ当たり前っちゃー当たり前なのだけれど、なんか感動するシチュエーション。
というわけで、門別で獲得した1410円を発払機に入れて、札幌競馬のメインレースに変換。
そしてこれが無事に的中しましたよ。
ありがたや~!
(写真:門別からJRAへ)
続く新潟記念は現金で買うも、3連複7頭ボックスのうち3着以内に来たのが1頭だけというテイタラクで大ハズレ。
でもまあしょうがないしょうがない。
ということで、そのあとは場内イベントのMCをこなしつつ、船橋競馬で勝負!
そして最終第12レース。
そのときふと気がついたのです。
「さっきの札幌の当たり馬券はここで払い戻しておかないと、あとで困るんじゃないか?」
そう、地方競馬の的中馬券は、わりといつでもどこでも払い戻せますが、
JRAの馬券は地方競馬の施設でJRAを発売しているときにしか払い戻せないんですよ。
いやあ、気がついてよかったよかった。
危なく払い戻すために、後日出向くところでしたわ。
※SPAT4プレミアムポイント事務局注記
JRAの馬券の払い戻しについては以下のページをご参照下さい。
J-PLACE船橋(外部リンク)
ウインズ川崎(外部リンク)
ということで皆さん、払い戻しのルールにはご注意を。
そして開催日程にもご注意を。
今週は火曜日までが船橋で、水曜から土曜までが川崎ですよ!
という日程の関係か、戸塚記念は木曜日。
11月19日に水沢競馬場で行われるダービーグランプリを頂点とする「3歳秋のチャンピオンシップ」の対象レースのひとつになっています。
そしてこの日は園田競馬場で行われる「ゴールデンジョッキーカップ」の開催日。
的場文男騎手はそちらに出場するので、黒潮盃を完勝したブラウンレガートは、矢野貴之騎手の手綱になっております。
◎6.ブラウンレガート
○2.ケンネプチューン
▲11.キャプテンロビン
△10.サイバーエレキング
△4.クラトリガー
△8.ラッキーモンキー
好メンバーが揃いましたが、注目はやはりブラウンレガート。
斤量1kg増も実力的に問題ないでしょう。
相手筆頭には、条件戦で好走しているケンネプチューンを抜擢。
キャプテンロビンは左回りでの安定感と展開面を含めて粘り込めると判断します。
あとの3頭は、戸塚記念にありがちと個人的に考える「右回りの黒潮盃ではイマイチでも、左回りに戻って激走」が狙えそうな馬。
というわけで黒潮盃で強調して、11番人気ながら2着に入ってくれたカンムルは、今回は無印で勝負します!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。