
プロ野球のレギュラーシーズンが終わりまして、現在はポストシーズンの真っ盛り。
このあとは日本シリーズへと進むわけですが、11月3日のJBCデーは金曜日なので試合が組まれていないというスケジュールは、
ありがたいことこの上なしです。
私が小学生のときにファンになった旧南海ホークス→現ソフトバンクホークスは無事に日本シリーズ出場を決めまして、
今週末からワクワクドキドキな1週間が始まることになります。
日曜日に福岡のヤフオクドームで行われたクライマックスシリーズのファイナルステージには
私の野球観戦仲間が千葉県から遠征していました。
彼は野球好きもさることながら、大の酒好き。
というか、野球場の売り子好き?
先週月曜日はその人に誘われたので、西武対楽天の試合を所沢まで見に行ってきました。
じつは私にも常連となっている売り子さんがおりまして、彼女は来年から普通の企業に就職。
そうなのです。
西武ライオンズが日本シリーズに出場できない場合は、この試合が彼女の引退試合になるのです。
ということで、最後にビールを注いでもらおうというのが主目的。
しかしながらこの日のメットライフドームはメチャメチャ極寒!!!
おそらく気温は10度そこそこ。
それでもビールは買わなければならないので、冬の装備で行きましたよ。
そのおかげで3杯飲むことができました。
しかし大変なのは隣の席に座った仲間。
彼は○○ちゃんや○○ちゃんからも買わなければならないのです。
そこまで忠誠を尽くさなくてもいいでしょうに……と私は思うのですが、「買わなきゃダメ」なんだって。
ということで試合開始前から飲み始めていたもう一人とあわせて、私以外の2人が飲んだ数は15杯!
(写真:飲み過ぎ)
途中でヨーコちゃんがビール売りからチューハイ売りにチェンジしたので、内訳はビール12でチューハイ3。
もはや野球を観に来ているのか飲みに来ているのかわかりません。
まあなんというか、ハッキリ言って後者かと……。
ハッ、自分もこの日は同類だった!
でも聞くところによると、これでもまだ甘っちょろいようなのです。
なかには売り子さんが背負っている樽をまるごと買う人もいる模様。
樽は満タンからだと22杯前後になるのですが、それをカラッポになるまで買い、周りにいる人にタダで配るのだそうです。
しめて最大で1万5千円程度のお買い上げ。
てゆーか、そこまでして売り子さんの気を惹きたいんかそのオッサン!!!
ま、私も売り子さんに顔を覚えてもらったのは、神宮球場で内野席から柵越しに外野席担当の子から買ったのがきっかけなのだから、
五十歩百歩というところなんですけどね(その子は2つの球場でバイト)。
それでもせっかくビールを買うのだから、こちらの気分がよくなるような子から買いたいと思うのは人情ですよね。
今後は誰から買うことにするのか、それが来シーズン最初の課題です。
ちなみに「野球場のビール売り子」って、じつは日本の文化。
台湾プロ野球では売り子そのものがいないっぽいですし、韓国プロ野球も物売りが巡回しているのは一部の球場。
そのなかにはビール売りもいるのですが、だいたいが半ズボンの兄ちゃんなので、
一杯400円程度と安くてもイマイチ買う気にはなれません(笑)。
(写真:ソウルの球場でもビール)
さすが「カワイイ」という言葉を世界中に広げている日本。
これをですね、競馬場でも展開すればいいのになと思っているんですよ!
ビールを飲みたくなったら売店に行かねばならない現在のシステム。
これが野球場と同じようになれば販売量は増えるだろうし、客が競馬場に来る動機づけにもなるだろうし。
営業は建物の外側だけで、パドック周辺では「ビールいかがですか~♪」の声は自粛していただいて。
既存のテナントさんからは反発があるでしょうが、そこは住み分けをするということでなんとかなりませんかしら?
船橋競馬場はその舞台にうってつけ。
船橋競馬場で販売されているビールは、基本的に競馬場から5kmほど東にあるビール工場から直送されているのですから。
新鮮な生ビールを注いでくれるのは、ニイチャンよりもネエチャンのほうがいいでしょ!
といいつつ、私は競馬場でアルコールを摂取すると当たらなくなる傾向があるため、飲むのは常に最終レースの馬券を買ったあと。
でも9月初旬の船橋開催では、水着のお姉さんと乾杯するというイベントがあったので、いただきましたよ生ビール!
(写真:9月5日の船橋競馬場でのイベント)
その船橋競馬場で水曜日に行われる重賞は平和賞。
昨年はこのコラムの予想はハズレましたが、パドック診断をもとに買ったら激しく的中。
今年はコラムから当てたいなあ。
◎5.ドンビー
○9.レオハイスピード
▲8.ヴオロス
△6.シェーンリート
内枠の4頭が他地区からの遠征馬で、外の5頭が船橋か浦和。
しかし他地区の4頭は、力量的に厳しいとみるのが妥当でしょう。
となると、中心は4戦3勝、2着1回のドンビーとするのが妥当。
相手も同じ厩舎のレオハイスピードでイケるでしょう。
ヴオロスは川崎での勝ち時計が平凡でしたが、超大型馬なので船橋コースは走りやすいはず。
先日の門別・エーデルワイス賞は1着から3着までが8月末のリリーカップと同じ順番になりましたが、
平和賞では7月21日のレイクサイドスター賞の再現となることに期待します。
一角崩しの候補にはシェーンリート。
前走の鎌倉記念では2コーナー過ぎで行き脚が悪くなりましたが、ここなら本来の先行力を発揮できる可能性がありそう。
ただ、中1週の影響と、ナイターに弱いのかもという点を危惧して、押さえまでとしておきます。
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。