コラム”

「競馬場に行けない日々が継続中」
2017年12月4日

11月中旬は高知競馬場に行き、そこから園田、名古屋と転戦したというのに、
その後の2週間に行ったのは、非開催日の大井とジャパンカップの日の東京のみ。
そして先週1週間のスケジュールは真っ白だったのに、イレギュラーな原稿をありがたく3つほど拝命したこともあり、
結局どこにも行けないで終わってしまいました。

でも、勝島王冠には行こうとしたのですよ。
その日は「せっかくだからわりと早めに出発して、ノートパソコンを持っていって途中のどこかでちょっと仕事してからレッツゴー大井♪」

と目論んでいたのに、朝イチで「今日の昼まで」というムック本の直し依頼が入り、続いてゲラチェックの依頼。
そういう案件に対応していたら、出発するのが3時前になってしまったのでした。
昼食は池袋のラーメン屋さんで、おろしニンニクを大さじ2杯入れて食べようと思っていたのに~。

それでもその予定はくつがえさず、夕方5時すぎに昼食のラーメンをコンプリート。
本当は大井で食レポ用として何かを食べようと考えていたのですが、それはちょっと厳しいかも。
でも行けばなんとかなるか、と思って埼京線に乗ったら、大崎駅に着く手前で自宅から「犬の具合がかなり悪い」と連絡が入ったのでした。

私の家にはチワワ(牝・4)がいて、日ごろから“調教”と称して40分ほど曳き運動をさせているのですが、
前の日曜日に寒いなかを1時間以上も調教したためか、その翌日からいつもよりグッタリしているかな、という感じはしていました。


ぐったりチワワ

(ぐったりチワワ)

ちなみにチワワの最適な散歩時間は、検索の結果、15分くらいという意見もあれば40分くらいという意見もあるので
「犬ごとに違う」というのが最適解の模様。
でも友人のチワワは8歳のときに心不全で亡くなったというし、あまり心臓には負担をかけたくないという思いはあるのです。
でも、病気知らずの健康的な犬になってほしいという願いもありますからね。
そしてチワワ自身も果てしなく歩いていくタイプ。
しかしながら日曜日に「疲れたワン」という表情を見せていたことは気になっていました。

うーむ、大井はもうすぐなのに。
でもそんな心配事があると勝負にも身が入らないか。
ということで、ここは勇気ある撤退を。
そして早足で自宅に戻ったら、

ワンワンワン!

メチャメチャ元気やんけ!
しかも家の者は犬を置いてどこかに出かけとる!
うーむ、これはダマされたということか?

仕方ない。
こうなったらMXテレビを見ながら本来の予定を遂行しようではないか。
時刻は8時ちょっと前。
ありゃ、勝島王冠に間に合ってしまうではないですか。
テレビをつけたらパドックはすでに最後の1周だったので、そこではイマイチ判断ができず、
ということで南関道中膝栗毛の印のとおり3連複7頭ボックスで攻めてみると、スミマセン、1着も2着も抜けましたm(__)m
先行争いが激しくならず、向正面でペースが上がる展開では、追い込み勢には厳しいですわ。
そんななか、タマモネイヴィーはよく4着まで来ましたよ。

というあたりを収穫として、最終レースもやったろやないかい!
ということでパドックを凝視。
新聞は手元にないけれど、どうみてもマコーミックとボナテスタが抜けている。
あっ、こっちの「抜け」は、抜群のほうの「抜け」ですよ!

オッズをチェックしてみると、わりと割れている様子。
ならばここは3番11番のワイドで行くのがベターかな。
という投票を済ませてレースを見れば、見事に11番が1着で3番が2着。
うーん、ワイドしか持っていないのが悔やまれる~!

という投票活動をしていたその間は、お犬様は私の足の上でグースカピー。
やっぱり本調子ではなかったのね。
実際、木曜金曜はゲリピーワンちゃん。
でも土曜日以降は調子が戻ったようでメデタシメデタシ。
これなら安心して弾丸ツアーに出発できるぜ!


復活チワワ

(復活チワワ)

そしたらなんと、水曜日の船橋10レースには
「SPAT4プレミアムポイント弾丸ツアー賞」というビックリ仰天のレース名がついているではないですか!

船橋競馬場は今開催の前に砂が全面的に入れ替えられたので、先行有利になるような気がします。
どうも砂の入れ替え直後は「砂の粒子同士がしっくりしてなくて、パワーが必要になる傾向がある」らしいのです。
どこの競馬場の誰から聞いたのか、覚えていないんですが……
でも丸腰で戦うよりはよかろうということで、それを根拠にして弾丸ツアー賞は先行馬を重視!

◎4.ロジストーム
○7.マヤノオラティオ
▲8.エッジクリフ
△5.リゼコーフィー

ロジストームは超大型馬で、転入3戦目と4戦目を制したその成績は軌道に乗ったとみるのが妥当。
庄司大輔騎手は山形県の上山競馬場から移籍してきた騎手ですが、今年の成績はキャリアハイ?と、こちらも軌道に乗りつつあります。

マヤノオラティオは未勝利馬ですが、JRAで9戦して2着と3着が計7回。
今回も相手なりに走ってくるとみて対抗に据えます。
前走が長休明けで体重増だったエッジクリフの一変にも注意。
リゼコーフィーはJRAの500万下で勝利していますが、転入初戦からはちょっと微妙かなという判断で押さえまでにしておきます。

その次の20時10分発走、第11レースはクイーン賞。
ここも絞るが吉でしょう!

◎2.プリンシアコメータ
○4.アンデスクイーン
▲5.アンジュデジール
△3.タイムビヨンド

中心は単騎逃げが見込めるプリンシアコメータで不動。
相手筆頭には、この頭数なら早めの仕掛けが通用すると考えてアンデスクイーンを指名します。
アンジュデジールは実績上位でもひと押しに欠ける印象。
それでも2番手につける競馬をするなら、粘り込みが考えられそうです。

あとは昨年のこのレースで3着に入ったタイムビヨンド。
こちらも先行粘り込みが狙えそうで、一角崩しまで期待します。
ではこれより長旅に出発してまいります!

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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