
今年の10月頃に描いていた私の年末の予定は、
12月24日にソウルでコンサート→25日にソウルで別のアーティストのコンサート→26日はカジノで豪遊→27日園田競馬場
でしたが、25日に新橋でイベントのおしごとをいただいたので予定変更。
韓国は22日から行くことにしてコンサートは23日に変えて、25日のコンサートは断念。
そして24日の午前便で成田空港に戻って、そのまま有馬記念……
と目論んでいましたが、オトナの事情で韓国には行けないことになってしまいました。
コンサートのチケットは発売開始直後に確保していたのに(泣)。
しかしありがたいことに、韓国は各種公演のチケットがキャンセル可能。
すぐさま24日のチケットを払い戻しして23日のチケットを確保したのですが、23日も行けなくなったことで、
12月初旬にまた払い戻し手続きをすることになりました。
その作業はすべてネット上。
公演の3週間前までの払い戻し手数料は2000ウォン(約200円)と、客にとってまことにありがたい設定になっているので、
最低限の損害で済みました。
日本のコンサートチケットは基本的に払い戻し不可。
でも需要が供給を上回るケースが多いために、いわゆる転売現象が起きているのは皆様もご存じのとおり。
しかしあちらは日本に比べると、コンサートにまで突撃するファンは少ないようです。
日本ではドーム公演をフルハウスにする東方神起やビッグバンなどでも、
韓国に唯一あるドーム球場(収容できるのは2万人程度)でコンサートを開催するのは珍しいという感じです。
そのあたりは国民性の違いがあるのかなという気がするのですが、ともあれ私としては助かった形。
というわけで有馬記念には自宅から往復してまいりました。
いやしかし、今年の中山競馬場は昨年よりも歩きやすかったですね。
この日、私はスマホを自宅に忘れてしまったため写真はガラケーで撮りましたが、ごらんのとおり。
(有馬記念のパドック)
見た目はギッシリに見えますね。
この写真は2階のベランダ(一般席)の最前列から撮ったものですが、
じつは有馬記念のパドックが始まったときの私の位置は人垣のいちばん後ろだったのです。
しかしパドック周回中に私の前にいた人が1分に1人くらいスタンド内へと戻っていくので、10分程度で最前列まで行けてしまったのです。
10年くらい前ならばスシ詰め状態で、途中で脱出するなんてとても無理だったはず。
そこだけを捉えても、人と人との間隔が以前よりは広くなった感じがします。
そんなわけで、レース前に観戦場所を求めて4コーナー方向に行くときもスタンド内の人影はまばら。
昔ならば外で見ることをあきらめた人たちがたくさん地ベタに座っていたのですから、
そこでも「すいてるなあ~」と感じざるをえませんでした。
レースは結局、4コーナーの芝スタンドの端っこで観戦。
レース後にスタンドに戻って勝利ジョッキーインタビューを聞けば「9万5千人以上のファンが……」とアナウンサー。
それを聞いた瞬間、
「少なっ!」
と、一緒にいたベテラン競馬ファンとハモってしまいました。
最終的には10万人を超えたようですが、それが世の中の趨勢なんでしょうか。
そういえば今年はグループでつるんでいる若者をあまり見なかった気がします。
それでも売上は微減だったとのこと。
どこにいても馬券が買えるようになった現代ですから、ライヴにこだわる私が時代遅れなのかもしれません。
とはいえ、ライヴのほうが記憶に残るのは確か。
レース自体はテレビのほうがよく見えますが、でもそれはリアルタイムでなくても大丈夫なので、
やっぱり現場ならではの空気を感じたいと思うんですよね。
2017年の有馬記念は、キタサンブラックの引退式とその後に見たイルミネーションが思い出になりました。
(中山競馬場のイルミネーション)
ということで、今年も東京大賞典は大井競馬場で観戦します。
もう何回目になるのかな。
昨年はアポロケンタッキーの激走に呆然としましたが……
◎3.サウンドトゥルー
○13.コパノリッキー
▲12.ケイティブレイブ
△15.ロンドンタウン
△8.ヒガシウィルウィン
△10.インカンテーション
サウンドトゥルーは前走のチャンピオンズカップが展開不向きで不発。
しかしですよ、この馬はどうも外枠のときの成績がイマイチなんです。
重賞で2ケタ馬番だったことは過去4回ありますが、連対したのは川崎記念の2着だけ。
勝手にインコースに閉じ込められる内枠なら、本来の爆発力が発揮できると考えました。
相手筆頭には引退レースのコパノリッキー。
大団円が今年のキーワードになるなら、逃げ切りも考えておくべきでしょう。
先行してしぶといケイティブレイブにも要警戒。
ロンドンタウンは前走が惨敗でしたが、今回は外枠から流れに乗れるとみて押さえておきます。
ヒガシウィルウィンとインカンテーションにもマーク。
ちなみに東京大賞典は、当日の馬体重が495~515㎏の馬が好相性というデータがあるのです。
当日の馬体重がその辺になりそうな、インカンテーション、ケイティブレイブ、ロンドンタウンはちょっと厚めにしようかな?
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。