コラム”

「的中せずとも幸運つづき」
2018年1月23日

年明け2週目からの体調絶不調は徐々に解消されてきたものの、予想が当たらないのは相変わらず。
だからこそ船橋記念は過去のデータのみを信頼して予想を作り、そして私もそのとおりに投票しましたよ。

しかし結果は残念なことに……。
「負担重量が53kg以下の馬が3着以内に1頭だけ入る」の法則は、今年で途切れることになってしまいました。

その後も馬券はイマイチ当たらず。
木曜日の園田クイーンセレクションでは「大外枠の馬が3着以内に入る」という法則を発見し、
そしてその大外枠の馬が9番人気にもかかわらず勝ったのに、すっかり馬券を買うのを忘れていたという大惨事。
まったく心と体がかみ合わない状況が続いております。
(来年の園田クイーンセレクションまで、この法則は覚えておきましょうね!)

しかし予想と馬券が当たらないぶん、その埋め合わせが来ている状況。
先週の「お年玉付年賀はがき」に続いて、1月21日に幕張メッセで開催されたももいろクローバーZの公演チケットが
当選してしまいました!

先週月曜日に電撃的に発表された、メンバーの有安杏果さんの卒業。
その発表の6日後にラストライヴをするという急転直下の流れにモノノフ(ももクロファンの愛称)たちは右往左往していたわけです。

5人での公演となる最後のチケットは火曜日だけが申込み可能で、木曜日の午後に当落発表。
ネット上でリサーチをした人によると、当選確率は46%ぐらいだったそうですが、
私としてはなんとなく申し込んで、なんとなく当たってしまったという感じでした。

私は有安さんのソロコンサートに2回行ったものの、“メチャ有安推し”というわけではないんですよね。
だから“ガチ有安推し”の人たちを押しのける形になることに関して、複雑な心境になっていました。

でも「5人のライヴを最後に見たい」という気持ちで幕張メッセに行ったら、
会場前はいつもどおりの色とりどり。それを見て安心しましたね。


5色の人の海

(写真:5色の人の海)

よく晴れた空の下、半袖の人もちょいちょい見られるような気温のなか2時間少々の熱いライヴを堪能して、
その翌日(つまりこれを書いている日)は雪ですか!
ちなみに私の現在地は羽田空港。これから飛行機に乗るのですが、空港に着いたらけっこうな数の飛行機が欠航になっていてビックリ。


欠航だらけ

(写真:欠航だらけ)

私が乗る高知行きの飛行機は「搭乗手続き中断中」の表示でしたが、ほどなく飛んでくれることが決定した模様。
しかしその次の高知行きは欠航が確定しているというのだからメチャメチャラッキー。

ここでふと「大井ってどうなっているんだろう」と思って中継画像につないでみると、
あらら、第11レースの金盃トライアルは出走馬がパドックに出ないで検量室前で周回しているではないですか。
そして馬場入場に画面が移ると、大井の馬場にメッチャ雪が積もっとる!


11レース発走遅延

(写真:11レース発走遅延)

羽田空港の状況も似たようなもので、
私がいる第1ビルから真向かいに見えるはずの国際線ターミナルがどこにあるのかわからない状態。
そんな視界不良で大丈夫なんかいなと心配していたら、開催取り止めのアナウンス……

いやしかし、こうなってしまうと飛行機が予定どおりに運行されることを素直に喜ぶ気分ではなくなりますね。
こういうのは日曜日のコンサートチケットと同じようなもの。
自分の望みがかなったとしても、その反対側にいる人たちのことも考えなくては。
それは競馬の予想にも通じること。水曜日のTCK女王盃には、なんと私の出資馬が出走するのです。
でも冷静にジャッジしなくては!

◎9.プリンシアコメータ
○8.パーティードレス
▲5.ララベル
△11.ラインハート
△10.タガノヴェローナ
△12.ミッシングリンク

JRA所属馬5頭のうち4頭が条件クラスに在籍。
この時期の牝馬限定戦はそういう感じのメンバーになることがよくあるのですが……

しかしそれならば、クイーン賞を制したプリンシアコメータが今回も逃げ切れそう。
馬場が水分たっぷりになりそうなのもプラスでしょう。

パーティードレスは大井移籍初戦が韓国遠征という条件が厳しかったようですが、徐々に復活してきた感。
となれば元々はJRAでオープンまで上がった馬。1800mは初めてでも長く使える差し脚が発揮できると考えます。

ララベルはJBCレディスクラシックを制して、そのまま引退という選択肢もあった模様。
しかし3月末の引退前に出走するという判断になったのならば、期待できると判断していいでしょう。
ただ、57kgという点を割り引いて3番手に。

ラインハートは東京シンデレラマイルで不発でしたが、外回りコースになれば見直し可能。
差し脚があるタガノヴェローナとミッシングリンクも連下候補として押さえておきます。

そして私の出資馬、ブランシェクールは……心を鬼にしてノーマーク。
これまでの4勝がすべて中山コースという点が示すとおり、最後の坂でほかの馬がしんどくなるという展開が理想的なのですよ。
今回は平坦コースでしかも馬場には水分量が多そう。ちょっと厳しいんじゃないか、というのが私の見立てです。
はたしてこの判断は正解だったということになるのかどうか!?

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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