
先週火曜日は高知競馬場に行っておりました。
というわけで、中1週でまた高知。
昨年は6回も高知競馬場に行きましたが、今年もそれに近いくらい行くことになるのかも。
2週間前の高知行きは、関東地方に大雪が降ったとき。
羽田空港に着いたら気合いが入った雪が降っていて、飛行機も欠航多数。
そのためにJALは私が乗る16時55分発の高知行きがこの日の羽田発の最終便になっていました。
でもANAは18時55分発の高知行きも飛んだ模様。
もしかしてANAのほうが雪に強い?
ともあれ、JALの高知行きは2時間後の最終便が欠航。
もし最終便に乗る予定にしていたら、サイタマの自宅に帰るのもキビシイし、帰っても翌日の電車が怪しいし……
ということで、24時間営業の国際線ターミナルで夜明かしという選択にしていたはず。
馬券が当たらないぶんの幸運がここに回っているのなら、それはそれでありがたい!
しかし先々週は、飛行機に乗ってからがキツかったのです。
雪が降るなかバスで搭乗機に移動し、
飛行機の扉が閉まったら「翼の除雪をして、凍結防止剤を塗る作業をするので少々お待ちください」というアナウンス。
誘導路上なのでベルト着用サインが点灯しています。
……マジでトイレピンチなんですけど……
なぜかその作業中に2回ほど飛行機が動いたのですよ。
それもあって、いいオトナである私はガマンの道を選びました。
何回か、目の前にある“防水処理封筒”に目が行きましたが、これを使うとそのあとがめんどくさいことになるんだろうなあと思って使用せず。
ビニール袋だったら密封できるのに。
それでもおよそ1時間後、飛行機は滑走路に向かって動き始めました。しかし、
「お待たせいたしました。まもなく離陸します。なお、高知龍馬空港までは揺れることが予想されます。
シートベルトをしっかりとお締めください」とアナウンスされたではないですか。
まじっすか。
上空でも席から移動できないのかもしれないの?
いやいや、それは勘弁してくださいよ。
飛行機はガラガラで、私の左右は通路をはさんだ向こう側も含めてまるごと空席。
だからコトに及んでもバレなさそう……
と体を小刻みに揺すりながら待機していると、5分くらいでベルト着用サインが消えたではないですか。
その瞬間、先を越されまいと速攻で飛行機の後方にゴー。
そういう時間を経たせいで本当に疲れてしまい、翌日の高知競馬も全部ハズレという結果になってしまいました。
そこから立て直しを図って臨んだ今回の高知行きは、
羽田空港を7時25分に出発する飛行機に乗って、高知市内の美容院で態勢を整えてからタダバスに乗車。
ということで競馬場には14時に到着しましたが、レディスヴィクトリーラウンドは第7レースと第9レースなんですよね。
つまりけっこう自由時間があるということ。
というわけで、キャッシュレス投票のカードにお金を入れて、写真を撮りながら馬券を購入してから本来業務の取材へと移動。
そして発走直前に買ったレディスヴィクトリーラウンド・高知の第1戦は、別府真衣騎手が勝つだろうと決め打ちしたら、その予想が的中。
続く2着に宮下瞳騎手が食い込んで、3連単170倍が的中してしまいました!
おおお、万馬券が当たるのって今年になって初めてだ!
(写真:出場騎手紹介式の司会は天童なこさん)
それでもニヤニヤしないで取材を続け、迎えた第9レースの第2戦。
パドックに戻ると、昨年11月にドリームネイチヤーの勝利をともに喜び合った、地元の兄さんに遭遇しました。
「まだドリームネイチヤーが出ていますよ。しかも買いたくなるオッズなんですよね~」新聞を見ると、ホントだ。
大外10番にドリームネイチヤーがいる。
いやしかし、最近の成績はヒドすぎですねえ。
前3走が勝ち馬から3.3秒差、2.3秒差、3.0秒差ですか。
「でもこのレースはそんな感じですよ。一発逆転ファイナルレースと一緒」
地元の濃いファンがそうおっしゃるなら、そのとおりなんでしょう。
こちらとしても、あのとき世話になったドリームネイチヤー様へのご恩は忘れたことがございやせん。
ここは一丁、ドリームネイチヤーとパドックで良く見えた2番も含めて買いますか!
と決めてオッズ画面を見たら、その2頭は抜けたブービー人気とビリ人気。
しかしここで初心を曲げたら男がすたる。
ええい、10頭立ての3連複7頭ボックスで勝負じゃ~!
そうしたらなんと、ブービー人気のドリームネイチヤーが大マクリを決めて差し切ったではありませんか!
2着に流れ込んだのは、抜けたビリ人気の2番の馬。
3着には8番人気馬に乗った下村瑠衣騎手が入って、うしろから3番人気の3頭でワンツースリー。
えっ。その馬券、持ってるんですけど……
高知競馬場内で、そのことを報告したのはその兄さんだけ。
「いやあ、前が崩れましたねえ。1600mで1分51秒って初めて見ましたよ」
騎手戦はレースが壊れることがときどきありますが、まさに今回はその典型例という感じでしたねえ。
するとその兄さん、「ドリームネイチヤーの単勝を1000円も買っちゃいました。3連複は200円」
なにーっ、私より倍の収益ですか、マジですか!
(写真:爆裂に的中)
でも3連複は9万6080円で、3連単が42万6280円ですよ。
単勝買うなら3連単も買えばよかったのに!
ともあれ、2人とも大黒字でメデタシメデタシ。
次のレディスヴィクトリーラウンドは2月20日(火)の佐賀競馬。
みなさんもぜひ、大きな網を持ってご参加ください!
(写真:上位入賞の3名と記念写真)
その前に行われる女子の戦いは、今週水曜日のユングフラウ賞。こんどはキレイに当たるかな?
◎7.ストロングハート
○11.ゴールドパテック
▲5.グラヴィオーラ
△4.エターナルモール
△12.ハタノサンドリヨン
東京2歳優駿牝馬ではグラヴィオーラが1着でしたが、
門別所属時の成績を考えるとストロングハートのほうが素質的に上とみていいと思うんですよ。
これは門別で佐々木国明元騎手(グラヴィオーラの主戦)も認めていたこと。
それが前走でひっくり返ったのは、地元の利もいかした今野忠成騎手のウデかしら。
でも今回は小回りの浦和コース。
ならばグラヴィオーラより1列前で走れそうなストロングハートに、改めて期待します。
相手筆頭には差し脚を長く使えるゴールドパテックを指名。
3番手はグラヴィオーラで、あら、大晦日の大井で上位に入った3頭ですか。
そこに割って入る候補として、先行力があるエターナルモール、休み明けでもスピード的に互角以上のハタノサンドリヨンにマーク。
ちと面白みに欠ける予想ですが、どうかご容赦を!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。