
3月20日から続いていた「POGの達人」という単行本に向けた2歳馬の取材と原稿執筆、そして編集作業が先週火曜日に完了。
続いて今週火曜日に中山競馬場で行われる「JRAブリーズアップセール」に向けての業務に入っております。
(写真:4月27日発売予定です)
というわけで2歳馬と接する日々が継続中。
そんなわけでアレレ、今年に入って原稿をひとつも書かなかった日ってあったっけ?
という素朴な疑問が湧いてきたので過去をさらっと振り返ってみたら、
うーむ、どうやら1日あったような気がするようなしないような……。
1月のももクロのコンサートでも現地で原稿を書いたし、3月の高城れにちゃんのコンサートにもパソコンを持っていったし。
でもそれを含めて「生きてるだけで丸儲け」という言葉のとおり、ありがたいの一言。
かつて野末陳平さんが「人生は、死ぬ時までの暇つぶし」という川柳を詠んでいましたが(諸説あります※)、
つまりそれって、自分が置かれている状況をどれだけ楽しめるのか、ということですよね。
うーん、いい言葉。
※SPAT4プレミアムポイント事務局追記
しかしながら1か月に及ぶ長時間労働のなかに身を置くと、馬券に真摯に取り組むことが難しい感じがします。
と言いながらも予想原稿は書いているわけで、そこはきちんと考えていますよ(汗)。
でも馬券を買う段になると、またベツモノ。
静内の場外馬券売場で買った佐賀のル・プランタン賞はギリギリのところで当たりましたが、
それ以外はどうも当たる気がせず買う気もおこらず。
それでも大井のブリリアントカップはリッカルドの単を買おうと考えていましたが、気がついたらレースが終わっていました。
そんな日々を過ごしていたら、あら大変。
私の格付けが「オープン」の緑色になっていましたよ!
マイページから「過去のステージ」を確認すると、オープンに落ちたのは2年ぶり。
もともとそれほど分厚く買うタイプではないにしても、ちょっとねえ。
でも6月末までにあと3万ポイント程度を獲得すればS3に戻れるので、そこを目指して全部のキャンペーンに登録しました。
「S2以上の会員様だけが対象」というのを除いて……
そんな状況でも単行本の作業が終わって多少の余裕ができたので、
水曜日は門別競馬の開幕日恒例「スーパーフレッシュチャレンジ」競走にトライしてみました。
通常の新馬戦よりも賞金が倍ということで、「勝負になる」と踏んで出走させる陣営と、
「仕上がっちゃったから出すべか」という陣営とが混在する傾向があるので、わりと“当てやすい”といえるレース。
今年のスーパーフレッシュは、出走取消が1頭出て7頭立てになりました。
そのメンバーをチェックして、勝負権がある馬は3頭だけと確信!
しかしパドックがよく見えない……
(写真:これはその前の第7レース)
その理由は霧。
とくに昼間の気温が高いときが要注意でして、私も夜遅くにレンタカーで視程30mくらいの霧に突っ込み、
こんな状況でシカが道路の真ん中で突っ立っていたらシャレにならんと、制限速度を下回るスピードで緊張しながら走ったことがありました。
この日の門別にも霧が来襲。
スーパーフレッシュの前のレースでは場内カメラが走る馬を見失うくらいでしたから、とりあえず馬券は様子見で少額に。
するとほどなく「次のレースは取り止め」という放送が聞こえてきました。
(写真:2018年4月18日の門別第8競走)
ということで、数分前に買った馬券はすべて返還。
取り止めになった「スーパーフレッシュ」は改めて行われる予定になりましたが、
この日の翌日、4月19日の「フレッシュチャレンジ競走」は頭数不足で不成立!
門別競馬の春の2歳戦は「あの馬は強そうだからウチは出すのをやめよう」という陣営が続出して、
レースが不成立になることがたまにあります。
「JRA認定戦を勝ったという看板を手にして、ほかの馬主さんに売ろう」
という目論見を持っている馬主さん(この場合は大半が牧場または育成場)も多いですからね。
やはりこの冬の気候による影響で、仕上がり具合に差が出ているということなのかも。
となると、南関東も似たような感じになる可能性がありそうです。
先週は船橋で5頭、川崎で8頭、大井で6頭が能力試験をクリアしましたが、はたして新馬戦を組むことはできるのでしょうか?
でも実施されることになれば、そこは宝の山に早変わり。
私の格付けを重賞クラスに戻すためにも、そこではガツンといきまっせ!(予定)
その前に行われる重賞はしらさぎ賞。
過去の傾向をみると、基本的に逃げ先行タイプが優位になっているようです。
◎12.ニシノラピート
○4.ラーゴブルー
▲7.フジノドラマ
△8.コスモフットライト
△6.ファイトユアソング
なんといっても注目は、JBCスプリントの覇者であるコーリンベリーの参戦。
どう考えても実績断然なのですが、この馬自身、コーナー4つの競馬はイマイチのような気が。
3年前の名古屋・かきつばた記念は逃げ切りましたが、今回は58kgだし……
という理由でスパッと無印。
桜花賞馬のスターインパルスも距離微妙とみて無印にしてみました。
中心視するのは昨年の優勝馬、ニシノラピート。
浦和の14は外枠がわりと有利になる感じがありますし、メンバー的にも逃げられそう。
2番手には前走2着でも上昇の勢いが感じられるラーゴブルー。
3番手には復調の感があるフジノドラマを指名します。
しかしまあ、ラーゴブルーのひとつ下の弟は、セレクトセールで2億円の値がついたキタノコマンドールですよ。
競馬の世界って本当にスゴイというか、恐ろしい!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。