
3月20日から続いた2歳馬の取材活動ならびに単行本の編集作業が終わり、JRAブリーズアップセールの司会進行役の任務が完了したところで、
気持ち的にやっとひと息ついたところ。
ということで、事前の計画どおりに木曜日から韓国に行ってきました。
最大の目的は、土曜日に大邱で開催される「DAVICHI」のコンサート。
もうメチャメチャ感動して、その満たされた思いを胸に日曜日の朝の飛行機で関空に着き、そのまま京都競馬場に突撃してきました。
今回の行程は、木曜日に成田から出発して、その日の夜はソウルでプロ野球観戦。
試合終了後は夜行バスで釜山に移動して、到着後は昼すぎまで各種原稿の日常業務。
それがあらかた終わったところで釜山慶南競馬場に向かいました。
競馬場に着いたのは午後2時半。
金曜日は釜山が10レース制で、第1レースは12時。
間に済州島のポニー競馬の場外発売がはさまるプログラムなので、午後4時までは釜山のレースはだいたい50分間隔となります。
私はポニー競馬の場外発売がチョー苦手なので、それが終わるまではひたすら頭を低くして待機。
スタンド2階の「1枚あたり10万ウォン(約1万円)以上の馬券しか売らない発売機」
だけが設置されている金持ち専用ルームのなかにあるパソコンデスクを使わせてもらって、
残りの仕事を終わらせることにしました。
しかしついうっかり。
これは堅いだろうと思った第6レースで馬券を買ってしまったら、逃げ馬が出遅れて大波乱。
やっぱり初志貫徹ってのは大切なことですな(ちなみに馬券は部屋の外にある一般人エリアで購入)。
ということでそれ以後はおとなしく反省して、第8競走からの残り3つで巻き返しを期すことにしました。
(写真:金曜日の釜山慶南競馬場)
第8レースには日本から短期免許で騎乗している米倉知騎手(金沢)と高橋悠里騎手(岩手)が揃い踏み。
ということで写真を撮っていたら、パドック診断がおろそかになってハズレ。
これもマークカードに塗る1分前までは2-8の馬連ワイドにしようと思っていたのに、直前で2-5に変えたからハズレたんですよね……。
最初に決めたとおりなら、ワイドが当たっていたんですけど(涙)。
続く9レースはキッチリとパドック診断。
でもなにせ韓国で馬券を買うのが9か月ぶりなものでイマイチ自信がもてず、8-9のワイド1点にすることに。
でもこれだけじゃなあと思ったので、その2頭からの3連複を追加することにしました。
機械に馬券購入チケットを入れ、続けてマークカードを入れたら、画面に表示されたのは「締切」の文字。
ありゃー、間に合わなかったか。
するといきなり、私の背後でハァハァしながらずっと迫ってきていたオッサンが、機械に紙を突っ込むではないですか!
オイオイもう締め切られたっての!
と言うヒマもなく前のめりの勢いで来られたため、私の馬券購入券とオッサンの馬券購入券の金額が合計されてしまいました。
落ち着けオッサン!
その人がいくら分のチケットを入れたのかは不明。
でもわりとキリのいい数字だったようで、終了のボタンを押してオッサンが手にした馬券購入券は、10万ウォンが1枚と、6430ウォンが1枚。
「そのうちのたぶん15430ウォンは私の分」とオッサンに言ったら、6430ウォン分のチケットと1万ウォン札を渡されました。
でもそれだと1000ウォン多いので、サイフから1000ウォン札を取り出すと、「いらないいらない」との返事。
やったー、100円儲かった!
さらに第9レースは人気薄の馬が勝利。
おお、締め切られてさらに儲かった!
しかしそれで喜んでいるようではダメ人間なのよね。
最終レースくらいはきっちりと仕留めたる!
と気合を入れて臨んだものの、夜行バス明けの脳ミソではサッパリ絞れず。
人気の9番は状態イマイチということだけは判別できたのですが、それ以外はよくわからなくて困ってしまいました。
じゃあ回避すればいいだろうという話ではあるのですが、でも一応は参加しておかないと。
ということで選んだのは10番の複勝と、1番の単複を1000ウォンずつという、初心者的な馬券。
しかし9番が来ないという点だけが正解という結果になりました……
やはり「健全な馬券は健全な肉体と精神に宿る」ものなのね。
(写真:つはものどもが夢の跡)
というわけで4戦0勝という結果で終わってしまいましたが、競馬のあとは積み重なった疲れを焼肉で癒してちょっと回復。
その後は土曜日のコンサート、日曜日の天皇賞(春)からの大宴会を経て、現在地は名古屋競馬場でございます。
疲れがたまっているけれど、がんばっていい馬券をゲットするぞ!
(写真:かきつばた記念の日です)
そして火曜日は、なんと大井と船橋の両方に行く予定になっております。
今年は例年より多く設定されている昼と夜との連続開催。
しかしながら私って、そんな競馬千本ノック状態にチャレンジして大丈夫なのかしら?
だから、水曜日のかしわ記念を観に行けるのか微妙なところ(苦)。
木曜日の東京湾カップはたぶん無理……
そういう状況ではありますが、逆にヘロヘロなことで感性が鋭敏になって、冴えた予想ができる可能性があったりして?
そこに一縷の期待を託して、まずはかしわ記念からいきましょう。
◎12.ノンコノユメ
○7.ゴールドドリーム
▲11.インカンテーション
△5.ヒガシウィルウィン
ノンコノユメはフェブラリーSを含めて完全復活と考えるべきでしょうね。
去勢でショボンとなった心と体のバランスが、元に戻ったと感じました。
昨年は船橋の4階スタンドから「間に合わないだろー!」と叫んでしまいましたが、今年はきっと間に合うはず!
相手筆頭には実力者のゴールドドリーム。
コーナー4つの競馬でも走りやすい船橋ならなんとかなるでしょう。
昨年の2着馬、インカンテーションも要注目で、アララ、フェブラリーSの上位3頭とは、なんと面白味のない予想だこと!
だからではないですが、3連勝式の候補にヒガシウィルウィンを指名。
距離短縮は悪くないような気がするので、妙味がある今のうちに狙っておきます。
続いて東京湾カップにレッツゴー!
◎9.ミスターバッハ
○14.デイジーカーニバル
▲12.レベルスリー
△11.トーセンブル
△8.ユニバーサルライト
△10.フレアリングダイヤ
フルゲートでこのメンバー構成だと、高確率でハイペースになると思うんですよね。
という前提で、展開に恵まれそうなミスターバッハを主軸に指名。
デイジーカーニバルは相手強化でも3連勝の勢いが魅力的で、中団からジワジワ差を詰めてきそうということで期待します。
レベルスリーは京浜盃がイマイチでしたが、船橋コースはタイプ的に向きそうで3番手にマーク。
トーセンブルは前崩れの展開に乗じての上位食い込みに警戒しておきます。
ユニバーサルライトとフレアリングダイヤは実績的に劣勢でも、流れ込みなら狙えそう。
こちらはチャレンジな予想になっているので、馬券は「流すな、ボックス」で!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。