
10月は3回も名古屋に行きまして、そのうち2回が名古屋競馬場で、あと1回が笠松競馬場。
先々週は16日(火)が川崎競馬場で、
17日(水)はメットライフドームで西武ライオンズ対福岡ソフトバンクホークスの試合を観戦し、18日(木)に笠松競馬場に突撃。
その日のうちに帰宅して、金曜日は都内でオッサン7人での飲み会に参加したらさすがに疲れてしまいまして、
土曜日の快楽亭ブラック師匠の毒演会は行くのを回避させていただくことにしましたスミマセン。
(友人は7杯、私は3杯)
その遠征での疲労が取れぬ中3日。
22日の月曜日に名古屋へと出発したのです。
とまあ、9月に1回、10月に3回と、名古屋近辺に行きすぎの今年。
名古屋競馬場には4月と6月にも行って、
笠松競馬場には5月に2回、6月に1回行きましたから、例年以上に名古屋方面に行くことが多くなっております。
ここで問題になるのが私の嗜好。
関東地方にお住いのかたに「名古屋に行くときの手段は?」と聞くと、
おそらく95%以上のかたが「新幹線」と答えると思うのですが、そこが私にとって困るところ。
じつは私、東海道新幹線がちとニガテなのです。
なぜ?どうして?という質問に対しては「乗るとなんか疲れる」としか返事できませんなあ。
まず東京駅から乗ると、1時間40分後に到着する名古屋駅を寝過ごさないようにと思うのがプレッシャー。
そしてもうひとつ。
たとえば名古屋駅に午前10時半に着きたいとなると、自宅最寄駅から電車に乗るのが、通勤ラッシュの真っただ中になるんですよね。
混んでいる電車に乗るのは苦ではないのですが、
人だらけの車内と東京駅をクリアして新幹線に乗ると、そこでひと仕事終えた気分になってしまうのです。
帰りは帰りで、寝過ごしの心配はなくても、乗っている人の大半が「疲れてます」という顔をしているのが気持ち的に重荷。
こっちは仕事とはいえ、競馬場で1日を過ごして馬券も買って、テンションがそれなりに上がっている状況ですからね。
これが東北新幹線とかだとレジャー系の割合が高くなりますから、そこまで空気が重くない感じ。
東海道新幹線はビジネス客が大半ですから、平日の夜に名古屋東京間の1時間40分を楽しもうという雰囲気を発散させている人はまず見ません。
ひたすら息をひそめて到着まで耐え忍ぶという車内は、大げさに言えば護送車みたいな感じがしますね。
乗ったことないですけど。
そんなわけで、心理的に東海道新幹線を遠ざけているワタクシ。
だから名古屋に行くときは、どうやって行くかが最初のテーマになるのです。
その選択肢はとても少ないのですが、よく利用するのは夜行バスですね。
ド平日だと2000円前後が最安値で、3列シートだと3000円が最安値。
それで朝6時頃に名古屋駅に着くと、ハンバーガー屋さんのコーヒーでしばらくブレイク。
朝イチのレースにも余裕で間に合います。
とはいえ、夜行バスでは熟睡できないのは確か。
高速道路では高架橋の継ぎ目で大きく揺れることがありますし、
この間のバスは運転手が眠かったのか、道路端の凹凸を何回も踏んで、そのたびに不穏な音と揺れにビビらされました(危険)。
でも、夜行バスはなかなかやめられないのです。
これはもはや中毒か、もしくはドエムということか?
でも先週は別の方法で名古屋まで行きました。
それは飛行機。
羽田空港から中部空港まで飛んで、そこから名鉄電車で名古屋に入ったのです。
(中部国際空港に新しくできた施設)
羽田発中部行きは、乗客の大半が国際線との乗り継ぎ。
私みたいなタイプはかなり少ない模様です。
まあそりゃそうでしょうねえ(汗)。
さらに航空券代と空港アクセスの運賃を足すと、新幹線より高くなるわけで。
でも私はそれを選んで、名古屋駅前で1泊。そしたら次の日が楽だった!
しかし競馬場では業務が満載で、馬券をきちんと予想して買うことが1回もできませんでした。
そんななかでも参加しようと狙った5頭立てのレースは、
単勝1.2倍の馬を1着固定にして相手3頭の3連単を買ったのに、ヌケにした1頭が3着に入るというテイタラク(涙)。
さらにメインレースでは、最低人気のオイコイケを馬名が魅力的だから複勝で買ったら4着。
勝負弱くてやんなっちゃいました。
(名古屋でも惜しい馬券)
最終レースのあとも記者室に残り、完全に日が暮れてから外に出ると、場内は門別競馬の場外発売中。
しかし大型ビジョンも使っているのに、門別で戦っている人は50人くらいかなという感じでした。
なんだか電気がもったいないような気がするのですが!?
(夜の名古屋競馬場)
それはいいけど、さてさてどうする帰り道。
名古屋競馬場を出るのが19時になると、選択肢は新幹線と夜行バスの2択。
ということで、夜行バスを選んでしまいました。
予約したのは最安値よりもちょっと高い4列シートで、10席以上の空きがあると表示されていたバス。
名古屋駅に移動して2時間半ほど仕事して、ドキドキしながらバスに向かうと……
やった!車内はガラガラで、となりがいない!!
そしてなんと、前の列も後ろの列も無人でした。
おかげでリクライニングを遠慮なく倒し、前の席が目の前に迫ってくることもなく、じつに快適な5時間半でございました。
やっぱりド平日はいいですなあ。
しかし水曜日のマイルグランプリはフルゲートで大混雑!
◎15.リッカルド
○7.ヒガシウィルウィン
▲9.アルマワイオリ
☆6.トロヴァオ
△2.クリスタルシルバー
△12.ニシノラピート
△13.バンドオンザラン
△16.モンドアルジェンテ
過去5年のマイルグランプリでは1番人気馬の3着内率は100%なので、おそらく1番人気になるであろうリッカルドを主軸視します。
そして「前走が大井以外で4着以下に負けていた」という馬が「1頭だけ3着以内に入る」というのが共通点になっているのですよ。
リッカルドは「前走が大井以外で4着以下」でしたが、
さすがにJRA札幌は例外だろうと考えることにして、○と▲と☆には「前走が大井以外で4着以下」だった3頭を配置。
ということで私は、◎→○→△4頭、◎→▲→△4頭、◎→☆→△4頭という3連複フォーメーション攻撃を予定しております!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。