
11月4日に行われたJBCが終わった後は京都競馬場の近くで総勢10名による打ち上げに参加。
2次会まで行ってから京阪電車に乗り、東福寺、京都と乗り換えて、その日の泊まりは福井県敦賀市でした。
なぜ、わざわざそんなところで泊まったのか。
それは「できるだけ安く金沢まで移動する」という、つまりは変態的な個人的趣味のためなのです。
11月6日の火曜日は金沢競馬場に行くので、月曜日は単なる移動日。
ただし締め切り原稿が通常よりも多くあるので、まるまるフリーじゃないのが惜しいところ。
でも最初に計画したルートはこんな感じでした。
敦賀駅前10時10分発(無料送迎バス)→福井競輪場→(無料送迎バス)→小松駅(泊)
小松駅8時10分発(無料送迎バス)→金沢競馬場→(無料送迎バス)→金沢駅
こんなふうに北陸路がつながるなんてトレビアーン!
と、このルートを発見したときは喜んだのですが、問題が2つ。
●福井競輪場に最終レースまでいなくてはならない
●火曜日の朝がちょっと早い
そこを勘案して月曜日の宿は金沢駅近くに変更し、小松から金沢までは電車移動にしました。
あとは福井競輪場にどれだけ居られるか。
パソコンを使う人間にとっては、電源問題が常について回ります。
福井競輪場に充電スポットがあれば、容赦なく業務と車券にまい進できるのですが……。
そこは流動的でしたが、まずは午前中の締め切り原稿を朝5時起床でコンプリートしてから敦賀駅に向かい、無料バスに乗り込みました。
客は私を入れて4人。
(無料バス)
いやしかし、たった4人なのに北陸自動車道を通るとはなんてゼイタク。
しかし越前市役所(旧武生市役所)前から11人も乗ってきてビックリ。
その後は西鯖江駅の近く、神明駅前で客を拾い、最終的に20人が乗車。
福井競輪場に着いたのは11時50分で、第3レースの締め切り5分前でした。
50円の入場料を改札機に入れて、さてと、気持ちを切り替えてバクチするか!!
(福井競輪場)
しかしシロウトが車券に手を出しても、なかなか当たらないのよね。
第4レースは競輪ひとすじ数十年というオーラが出ているおじさまが
「2番は間違いないだろ」と話していたのを耳にしたので軸にしたらハズレでした。
3連複6人ボックスにしていれば36倍が当たったのに……。
ともあれ、私がここに居続けるために必要なのはコンセント。
車券を買いがてらウロウロしましたが、どうもそういう場所はない模様。
食堂はとても旅の者が入れる雰囲気ではなかったし、特別観覧席にはコンセントがないんだそうで?
うーむ、だとすると、ここにはもう用事はないな。
ということで、第5レースのワイドを100円だけ買って形だけ参加して、無料の昆布茶を飲んでから競輪場を脱出することにしました。
(無料の飲み物は充実)
ちなみにこの日の入場者数は611人。
おそらく10年後には半減するでしょうなあ。
それでも前日の日曜日は場外発売だけで1000人くらいが入り、
2千万円あまりの売り上げがあったそうなので、福井市民の娯楽には貢献しているようです。
でもこの風景だと、ここで開催する必要はないのでは……と、実際に行ったことでの知見を得て、とっとと福井駅まで歩いてGO。
競輪場内では何も食べなかったので、昼食は福井県庁の職員食堂でいただきました。
そして電車に乗って金沢へ。
無料バスの旅はイマイチ不発という結果でした。
でもこのご時世に長距離の無料バスが残っているのはスゴイことですよ。
北陸地方はとくに充実していて、金沢競馬は富山県高岡市や、能登半島の七尾市から無料バスがあって、七尾市発のバスは所要時間が2時間22分!
私は以前、金沢競馬場発富山駅行きのバス(現在は高岡止まり)に乗ったことがありますが、金沢競馬場を夕方5時に出て、富山駅到着が7時半。
終点で降りた5人はまさに1日仕事だなと思いました。
ありがたいお客様です。
(金沢競馬場では専門紙「ホクリク」を愛用)
ちなみに福井県の三国競艇場は金沢駅から無料バスがありまして、開催日がうまく合ったら、
●高岡駅前→金沢競馬場→金沢駅前(泊)→三国競艇場→福井駅
というルートも実現可能です。無料になるかどうかはあなた次第ですが……
かつては長距離無料バスがいろいろありまして、
たとえば東海道では富士山駅(山梨県)からの伊東温泉競輪行きとか、名古屋駅からの浜松オート行き。
関西では明石市からの鳴門競艇行きや、岡山駅からの丸亀競艇行きがありました。
それらは旅打ち愛好家をワクワクさせる路線でしたが、徐々に消えていくのは当然でしょうなあ。
現時点で興味深いのは、岡山県倉敷市の水島港から丸亀競艇へ行ける無料高速艇ですね。
南関東の4つの競馬場にも無料バスが用意されています。
しかし私は南船橋駅と船橋競馬場(正確にはサテライト船橋)を結ぶ無料バスに乗ったことがないのよね。
所要時間的には歩きのほうが早そうですが(笑)。
私が大井に行くときは、基本的に大井町駅からのバスを愛用しております。
今週水曜日は大井でハイセイコー記念。
最近5年のハイセイコー記念は「デビュー戦が2着だった馬」が好相性なんですね。
昨年は4着までがデビュー戦2着の馬で独占され、3年前も1着と2着が該当馬。
ということで今年は、フォルベルス、マムティキング、トーセンスプモーニのうち、最低でも1頭は2着以内に入るはず!?
◎9.トーセンスプモーニ
○7.チューダ
▲8.ラプラス
☆5.マムティキング
△1.シビックヴァーゴ
△3.フォルベルス
しかしシルシを決めるまで難儀してしまいました。
1時間半くらいかかった……。
デビュー戦2着馬を中心視するか、それとも別の馬からデビュー戦2着馬に流すか、そこが決められなかったのです。
なんとか決断してトーセンスプモーニを本命にしましたが、こういうときはやっぱり3連複ボックスですな。
でも馬複はデビュー戦2着馬から流す作戦で考えます!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。