コラム”

「ウインズ&オフト汐留からの年末開催」
2018年12月26日

先週土曜日の12月22日に、JRAのウインズ汐留にてトークイベントの司会進行を担当してきました。
12月27日(木)に園田競馬場で行われる兵庫ゴールドトロフィーのPRイベントなのですが、
イベントプロデューサーからは10月後半の時点で「ゲストは超大物で、てごわいですよ」と聞かされていました。
もしかして、芸能界の大御所かしら?
とは思ったものの誰なのかは聞かないで、イベントが発表されたときにその名前を知った次第です。
その「大物」として招かれたゲストは、大井の帝王・的場文男騎手と、奇跡の59歳こと、兵庫の川原正一騎手。

イベントの告知

(イベントの告知)

確かに超大物で大ベテラン。
そりゃもちろん気を遣いますけれど、てごわいかなあ?
うーむ、それでも確かに「てごわい」面があるのは確か。
的場騎手はしゃべり始めると止まらないというタイプで、話が脱線していく傾向もあります。
川原騎手も同じようなところがありますね。
数年前にインタビューをさせていただいたとき、
ひたすら川原騎手がしゃべり続けてくれたおかげで、こちらからの質問は2個ぐらいで済んでしまいました。
はたして、私はその破壊力をコントロールすることはできるのか?
そこが司会者としての課題になるところではありますが、個人的には大丈夫だろうと楽観視していました。

その理由は「観覧イベントだから」。
普段は話が止まらないどころか、人様には聞かせられないレベルにまで発展することがある大御所ではありますが、
ステージ上ならば自由奔放さはバックヤードでの雑談の7割程度になるだろうと……
という目論見でしたが、終わってから振り返ると、もうすこし暴れていただいてもよかったかな(笑)。
という個人的な感想でも、内容的には面白くて興味深くて、予定の時間は想定通りに20分ほどオーバー。
惜しかったのは観覧してくれたかたの数で、この内容とキャスティングなら、もっとたくさんの人に見ていただきたかったと感じます。
とはいえ、有馬記念の前の日のお昼前で、週末は人通りが少なくなる新橋・汐留という点を考えると、健闘したといえるのかも。
という自分を納得させました。

そして、そこから中2日のクリスマス当日。
ウインズ汐留から徒歩5分のところで仕事があったので、近くだし寄ってみるかと行ったのです。
ウインズ汐留の7階にある「オフト汐留」では『来場ポイントキャンペーン』が実施されていて、
ポイントカードを持って行くと100円の「うまたせギフト」がもらえるという、それに釣られたわけですが(汗)
しかしそこで、図らずも22日に実施したイベントの来場者数に関して考察することができたのです。
それは、
●ウインズ汐留は、上のフロアが遠い
ウインズ汐留は10階建てで、8階と9階が指定席。
そして7階がオフト汐留で6階から下がJRAの一般フロアになっています。
館内に入ると2階に行くエスカレータがあって、そこでエスカレータを乗り換えると馬券発売機がある3階に行けるわけですが、
7階に行くためには4階、5階、6階とエスカレータを乗り継がねばならないのです。

さらにウインズ汐留は各階の天井が高い!
というわけで、1階から7階に到達するまで3分以上もかかってしまいました。
ちなみに8階と9階にはエレベータで行けます。
ウインズ汐留に客として上のフロアに上がったのが初めてだった私は、そこが想定外。
7階に着いたらお仕事の集合時間まで残り12分になっていて、浦和か大井の馬券を1枚くらい買っていこうという考えは吹き飛びました。
というわけでスタンプカードにチェックしてもらい、うまたせギフトをゲットして退散。
下りのエスカレータも各階ごとに乗り継がねばならないので、1階まで小走りで降りてしまいました。

うまたせギフトをいただきました

(うまたせギフトをいただきました)

なるほど、これだとイベントをしていた6階に上がるのは、目的をもった人だけになるわけですよね。
通りがかって足を止めたという人がゼロというのは厳しいなあ。
その日は午前10時過ぎに604人分ある指定席が完売したそうなので、決して館内人口が少なかったわけではありませんからね。
うーん、なんか納得。

逆に言うと、6階まで上がってくれた皆さまにはしっかりと感謝を申し上げねばならないわけで、
その点で面白いトークを提供できたのはよかったかなと思います。
では、そこで出た12月27日(木)の園田競馬、兵庫ゴールドトロフィー(16時00分発走予定)のコメントを。
「JRAの馬を負かすことができるのは、僕の馬だと思います」(川原騎手)
「乗る馬を自由に選んでよかったらって? そりゃマテラスカイでしょ!」(的場騎手)
だそうです。ご参考までに……

ちなみに私は
◎1.サクセスエナジー
○8.サクラレグナム
▲11.アールプロセス
△10.エイシンバランサー
としました。

あと気になるのは2.サンライズメジャーと5.リッパーザウィンかな。
マテラスカイはコーナー4つの短距離戦が初めてという点を危惧して、いさぎよく無印!
という今年の兵庫ゴールドトロフィーは、昨年に続いて現場で取材。
その翌日は中山競馬場でヤングジョッキーズシリーズのファイナルステージに行きまして、その翌日は大井競馬場で東京大賞典!
当日はお昼過ぎからトゥインクルステージで、こちらも超大物、杉本清さんを迎えてのトークイベントが実施されます。
今年は土曜日の東京大賞典。
ぜひぜひ現地に足をお運びくださいませ!
その大一番は16頭立て。
メンバーを見ると2頭に人気が集中しそう!?

◎13.ゴールドドリーム
○7.サウンドトゥルー
▲5.オメガパフューム
△4.モジアナフレイバー
△3.スーパーステション
△6.エイコーン

どうも最近の東京大賞典は内枠がイマイチという気がするんですよね。
それを考慮して、ケイティブレイブは来たらアキラメルという気持ちで無印に。
となれば、中心は7枠13番を引いたゴールドドリームでしょう。
サウンドトゥルーは船橋から出陣となりますが、
大井2000mで8回走って3着以内が7回、残り1回も昨年の帝王賞で4着という適性の高さなら心配なさそう。
オメガパフュームは時計的に微妙という気がしますが、差し脚が届く可能性には注意が必要でしょう。
あとは3連勝式の候補で「もしかしたら」というテイストで名前を挙げてみました。
「すぱっと的中大作戦!」での見解も参考にしていただきつつ、みなさま、よい東京大賞典を!

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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