
羽田盃のとき、せっかく当たった抽選券がどこかに行ってしまったわけですが、
5月1日に門別競馬場に行ったときに、それ以上の大惨事を発生させてしまいました。
それは年号が変わって最初の新馬戦。
JRA認定フレッシュチャレンジ競走でのこと。
8頭立てのこのレースは、能力試験で49秒台(800m)を出したレインズパワーのスピードが断然。
続いて好タイムを出していたコパノキャリーが2番手という、力量比較がメチャメチャしやすいレースでした。
というわけでヒネる必要はないだろうと思いながらも、
一応は確認しておこうと門別競馬場の記者席で投票活動を開始したのですが、そこに罠があったのです。
「かきつばた記念が締め切られますよ」と声を上げたのは、すべての開催日に門別競馬場にいるY記者。
おお、そうかそうかとSPAT4の画面を操作して、ヤマニンアンプリメの単複を買いました。
複勝はポイントがつかないけれど、ヤマニンアンプリメは2着だったので単複にしといてよかった~という結果でした。
1.2倍だったから赤字ですけど。
(門別競馬場のホクトくん)
そのレース後によもやま話をしていたら、Oさんが「しらさぎ賞が締め切られますよ」と一言。
おお、それはイカンと急いで投票を済ませ、紙の馬券を買ったOさんが記者席に帰ってきたら、
門別5レースに向けてカメラマンさんたちがいそいそと外出していきました。
しらさぎ賞の発走時刻は16時35分で、門別5レースは16時40分。
おお、これはイカンイカンと、馬複ワイド3連複3連単の購入手続きを済ませ、レースはナマで見ようと外に出たわけであります。
新馬戦は1000mの外回りコース。
レインズパワーは好スタートから行きっぷりがよく、後続に2馬身以上の差をつける逃げ。
4コーナー手前でコパノキャリーが少し差を詰めたものの、
レインズパワーはそこで息を入れていた様子で、最後の直線では加速してコパノキャリーを置き去りにしてしまいました。
ということで、馬複ワイドが大的中。
3連勝式は足が遅そうな2頭を除いた4頭に流していて、
そのなかでいちばん人気がなかったバットウタイ(6番人気)が入ったので、3連単はいい感じの配当になるはず。
いや~、新馬戦ってやっぱり簡単ですなあ~♪
と上機嫌で記者席に戻り、パソコンを開いて残高を確認すると、……増えてないやんけ。
まったく事情が飲みこめないまま投票の詳細をクリックしてみると、なんと門別の5レースじゃなくて浦和の11レースを買っていたんですよ。
どーゆーこと!?
(門別じゃなくて浦和になってる)
ちなみに浦和は3番→5番→10番の順で、門別は2番→3番→4番の順。
しらさぎ賞で2番のシェアハッピーが2着に来てくれていたら、買い間違えても当たりだったのに……(涙)。
ここでテンションがダダ下がり。
次のレースは回避して、第7レースはパドック診断をしてから馬券を買って、スタンドで須田鷹雄さんと一緒に観ましたがハズレでした。
須田さんは54.5倍の3連単を1000円持っていてご満悦……
買い間違いの原因は、まあそのぉ、ちゃんと確認していなかったのが悪いということですね。
門別は8頭立てで、浦和が12頭立てなんだから、投票画面で気づくハズなんだけどなあ。
グッスン。
さらにタイミング的にも運が悪かったんですよ。
浦和が締め切られたあとに投票ボタンを押していれば、『受け付けできませんでした』の表示が出て間違いに気付けたわけです。
つまり、早めに行動して裏目。いやまあ、ちゃんと確認すればよかっただけなんですが……。
これからは「指さし確認」をしないとダメですな。反省します。
そういう状況だったので、第7レースのあとは1時間ほど馬券を自粛。
それでもだんだんと気持ちがよみがえってきたので、10レース以降は買いました。
しかし会心の的中とはならず。ならば最終レースこそと思ってパドックに行ったら、3頭に絞れてしまったのですよ。
さっそく枠複とワイドを塗って、3連複は1点、3連単は軸1頭で相手2頭の2点買い。
ただ、なんとなく「今日はツイていない日」かもということが頭にあったせいで、3連単は100円ずつの弱気勝負にしてしまいました。
そしたら、パドックで選んだ3頭が、選んだ順番どおりに来たではないですか!
3連単の配当は2230円。
えええ、そんなにつくんだったら、もうちょっと買っておけばよかったよよよ~(泣)。
(霧の門別競馬場)
どうも、私にとっての令和初日はチグハグデーだった模様。
疲れがたまっていた影響があるのかもしれませぬ。
そしてその翌日は、豪快に忘れ物をするという大失態。
今後はひとつひとつの行動を慎重に、確実にしていく所存です……
だから、月曜日のかしわ記念も確実に。
まず、間違えてはいけないのが発走時刻。
ナイターじゃなくて、午後4時05分ですよ!
◎10.ゴールドドリーム
○6.インティ
△7.アポロケンタッキー
△9.オールブラッシュ
インティは今回も主導権を取って、早いペースで進むでしょうから、追いかけるほうが厳しくなりそう。
そうなると3コーナーあたりから差を詰めにかかるゴールドドリームに逆転の可能性が出てくるとみました。
アポロケンタッキーは、マイル戦がなんと3歳5月以来で4年ぶり。
でも船橋コースで連対率100%の実績と、先行してしぶといという点に期待をかけます。
あとは昨年の2着馬、オールブラッシュも少々マーク。
このくらいに集約して、逃した当たりを取り戻す所存です!
さてさて、北海道から羽田空港に着いた私は、疲れた心と体を回復させるためにデカ盛りのラーメン屋さんに寄ってから帰宅。
これだから旅に出るとデブるんです(笑)。
(体力回復!)
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。