コラム”

「まだ馬券の調子がイマイチです」
2019年7月8日

相変わらず馬券の調子が悪くて悪くてやんなっちゃう。
先週のスパーキングレディーカップは、
グリーンチャンネルの「地方競馬中継」のなかで注目馬として挙げたファッショニスタが勝ったわけですが、
こちらのコラムでの予想はまったくのハズレ。
そもそも本命がラーゴブルーでしたからね……
なんでこんなに当たらないのでしょう。
それはたぶん、心に余裕がないからなんだろうなあ。

先週はスケジュールがキツキツで、先週のこのコラムを書き終えたのが水曜日の昼過ぎ。
目論見としては月曜日に書き終えてから青森のセリ市に行こうと思っていたのですが、いろいろあってムリでした。
先週に限って重賞が木曜日で助かったですよ。
でもハズレているんじゃ、しょうがないのことよ。

来週は盛岡競馬場に行くし、
その翌週は仙台発のバスツアーで川崎競馬場と浦和競馬場で第1レースから最終レースまで闘うことになっているのに!
先週も書いたけれど、放牧に出てリフレッシュしないとイカンなと思いますよ。
本当に。 小さな気分転換はしているんですけれどね。


蒸気機関車

(蒸気機関車)

6月最後の土曜日は、下今市駅から鬼怒川温泉の間を走っている「SL大樹」に乗りに行って、駅で写真を撮りまくり。
先週水曜日は横浜スタジアムに行って、雨がときどき降るなか延長11回の試合終了まで見て終電で帰宅。
そして7月7日の七夕は、東京競馬場で開催された花火大会を見に行って酔っぱらって帰宅。
ちなみに上記の3件はすべてノートパソコン持参で、移動の電車のなかで原稿仕事をしております。
そんなことをしているから当たらないのかもしかして?


試合の前に食べすぎ

(試合の前に食べすぎ)

花火大会の前にスーパーで買い出ししているとき、
自宅で買っておいたJRAの馬券がハズレまくっていることを確認したら、テンションが超絶に下がってしまったものなあ。
やっぱり放牧でリフレッシュしないと!
と、そんなどよーんとした感じで東京競馬場に着いて場所取りをして、花火大会のスタートまでゆるく飲みつつ待機。
その間に、佐賀12レースの佐賀王冠賞を買ってみました。
6月初旬に入金したのに、もう残高がほとんどない……(涙)


雨でも花火大会は実施

(雨でも花火大会は実施)

でもこれは当たるでしょう。
だってハッピーハッピーとスーパージンガの一騎打ちだもん!
問題は、前走が高知遠征だったスーパージンガの状態だけ。
馬体重は前走と変わらずで、パドックでの雰囲気も悪くなさそう。
でも私が馬券的に絶不調ど真ん中なので、ここは万全を期してワイドで勝負だ!

あとはスーパージンガからハッピーハッピーへの馬単をエイヤと購入。
そうしたらなんと、その馬単が当たってしまったではないですか!
もちろんワイドも的中。
そしてなんと、ワイドの配当が1.2倍もつきまして、馬複の1.3倍と遜色なし。
おお、これはワイドにしておいて大正解だったってことじゃないの!?

これで気分がすこし上昇。
でも残高としては低空飛行のままなので、入金しないとダメですなあ。
でも、ハズレ続きでも予想自体は悪くないと思うんですよ。
ちょっとズレが生じているだけで。
日曜日の七夕賞だって、12番人気で3着に入った馬を3連複ボックスのなかに入れていたんですから。
……1着馬を買っていませんでしたけれど。

馬券的にいいことがあまりなかった6月を終えて、7月以降は上昇するはず。
そう信じてジャパンダートダービーの出走馬を見ることにしましょう。
最大のテーマは「東京ダービーの上位勢は買えるのか?」
過去5年の東京ダービー馬の成績は、
2014年=ハッピースプリントが2着
2015年=ラッキープリンスが3着
2016年=バルダッサーレが4着
2017年=ヒガシウィルウィンが1着
2018年=ハセノパイロが11着

全体的には善戦傾向があると考えてよさげなのですが、今年の東京ダービーは2000mになった1999年以降で、もっとも遅い勝ち時計。
それを根拠にして、今年は地方競馬所属馬にシルシを回さないことにします。
中途半端に情けをかけず、ここはスパッと絞るほうがいいでしょう!
と判断して、本命をクリソベリルにしたまでは良かったのですが、2番手以降が決められなくて困っちゃいました。

というのも、過去5年のジャパンダートダービーでは、
2着以内に入った馬が「過去2走とも3着以内で、そのうち最低でも1回は勝利している」からなのです。
だから3戦3勝のクリソベリルはモーマンタイ。
しかしJRA所属馬でそのデータに該当するのはクリソベリルだけ。
となると、数分前に決めた「地方競馬所属馬にシルシを回さない」を、あっという間に撤回せざるをえないことに……。
朝令暮改どころじゃないなコリャ。
ちなみにクリソベリル以外の該当馬は、羽田盃1着&東京ダービー2着のミューチャリーと、高知優駿を制したナンヨーオボロヅキ。


高知優駿時のナンヨーオボロヅキ

(高知優駿時のナンヨーオボロヅキ)

つまり今年は、JRA勢がクリソベリルと戦うのを避けたってこと?
ということならば、ことしは例年よりも低調な顔ぶれと考えていいのかも。
その点を念頭に置いて予想してみました。

◎12.クリソベリル
○4.ミューチャリー
▲5.デルマルーヴル
△13.ウィンターフェル
△10.デアフルーグ
△3.ロードグラディオ
△2.ヒカリオーソ
△11.ドウドウキリシマ

しかしながら今年は、2000mが心配という馬が多いという点が困ったところで、もしかしたらかなりのスローペースになるのかも。
その結果、瞬発力勝負になったときに備えて、一気の距離延長になるドウドウキリシマも押さえます。
この馬の母は九州産馬で、2011年に荒尾競馬場で行われた霧島賞を逃げ切り勝ち。
私は現地におりまして、その様子は今でもハッキリと覚えています。

しかしその翌朝、スポーツ新聞のトップに載っていたのは「荒尾競馬廃止」という記事。
その日の夕方、荒尾競馬の騎手や厩舎関係者が集められて、廃止に関する説明会が開かれたそうです。
ドウドウキリシマ自身は北海道で誕生しましたが、ここに出走するのも何かの縁。
そのことに気づいたという点を含めて、ドウドウキリシマを応援しようと思います!



プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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