
今年の春まで高知競馬でメチャメチャ当てていたのに、高知優駿の日を最後に的中ゼロ。
自宅でトライしているのは「一発逆転ファイナルレース」だけですが、それでもたぶん6連敗。
“今日はちょっと当てられんかも”と思ってエア馬券でガマンしたレースも3つか4つあるのですが、
それも全部ハズレているわけですからね。
なんなんでしょ。
原因としてひとつ思い当たるのは、今年の高知には新人騎手が3人もいること。
高知競馬場は高確率で不良馬場になるので、
パワー不足、スピード不足の馬が集まる最終レースでは、負担重量の差が走りに大きな影響を与えるような感じがあります。
じつはわたくし、高知競馬の最終レースでは『予想しない作戦』でかなりの収益を上げていたのです。
そのキモは、
☆その日の馬場は、インコースが使えるのか使えないのか
出走全馬は足が遅いので、当然のことながら逃げ切るには絶妙なペース配分が必要ですし、
追い込むには逃げ先行馬が大バテしてくれないと出番が回ってきません。
そういう条件で結果を左右するのは「走行距離」だと仮定して、
インコースを回っても深い砂にスピードとスタミナをそれほど奪われない、と判断できた場合には内枠のボックス。
そうでない場合は外枠のボックスを買っていたのです。
そんな作戦で春までは3万馬券とか4万馬券とかがズバズバ当たっていたのに、最近は不発。
きのう(7月14日)も外枠に網を打ったら3着に5番が入ってハズレでした。
これからは“さすがにコレは無理だろう”という馬は馬券から外すという“予想行為”をしないとダメなんだろうなあ……。
もうひとつ思い当たるのは、今年はぜんぜん暑くないこと。
ワタクシは湿度が高いのが苦手でして、雨がダラダラと降るような状況がけっこうシンドイのです。
ここのところ乾きにくい汗がけっこう出るし、そのあたり、気分が上がらないことにつながっている感じが大いにするのです。
ちなみにワタクシの現在地は東北新幹線のなか。
これから盛岡競馬場に突撃するのですが、窓の外は全面的に曇り空。
それでも雨は降らなさそうな低い雲ですから、文字で表すなら「ジメジメベトベト」。
窓の外に広がる稲は大丈夫なのかしらと心配になってしまいます。
(車窓は梅雨空)
ちょうど1年前も盛岡競馬場に行っていました。
ジャパンジョッキーズカップを取材して、マーキュリーカップは馬券を買って(ちなみにド本線で的中)。
そのときを思い返すと、去年はメチャメチャ暑かったんですよ!
横浜スタジアムで野球を見ていたら熱中症っぽくなって、球場で飲んだビールは1杯だけ。
試合終了後は冷房の効いたビアバーに寄って立て直し、夜行バスに乗って名古屋に行き、中部空港からソウルに飛んで野球観戦。
次の日は終点まで7時間もかかる急行列車に乗ってプサンに行き、友人とサムギョプサル食い放題の店に行って体力回復。
その次の日は大邱(テグ)の近くに作られる競馬場建設予定地を視察に行こうとしたら、37度という気温に身の危険を感じて断念。
その日の夜に見た韓国プロ野球のオールスター戦も暑かった……。
その翌日は蒸し暑い大阪に泊まり、伊丹空港から花巻空港を経由して盛岡競馬場に向かったのでした。
(韓国から盛岡経由で連れて帰った巨大アライグマくん)
なのに今年は雨ばかり。
先週は木曜日に神宮球場でヤクルトスワローズの球団設立50周年記念の試合を見に行きましたが、小雨が延々と降っていたのでカッパ着用。
金曜日はオールスター戦を見に行きましたが、こちらは東京ドームだったので快適でした。
でも土曜も日曜も雨。
そして当たらず。
日曜日の船橋競馬では出資馬のマルボルクシチーが6着でノーマネー。
(野村克也選手兼監督に大拍手!)
馬券が当たらない件でもうひとつ思い当たるのは「ちゃんと予想していないレースを買っている」こと。
南関東の全レースとJRAの一部のレースは予想原稿を出しているので、自分なりに“ちゃんと”予想しているのです。
でも実際に手を出しているのは、時間をかけて予想をしていない函館競馬とか高知競馬とか金沢競馬とかばかり。
ジャパンダートダービーは「南関道中膝栗毛」でつけたシルシの上位で決まったのでバッチリでしたが(◎→▲→○の順でした)、
要するにパパッと予想してヘロッと買って、それで馬券が当たるほど世の中は甘くないってことですよ(自戒)!
これが、感性のアンテナが鋭い状態ならばアドリブで買っても当たるのですが、今の私にとっては遠い世界。
これも湿度が高いのが悪いのだ~!
というわけなので、習志野きらっとスプリントは気合を入れて検討します。
馬場状態は“重”が前提。
となると、意外と差し追い込みが届くかも?
◎10.アピア
○14.クルセイズスピリツ
▲1.タガノカピート
△6.ノブワイルド
△9.サクラレグナム
△8.ラディヴィナ
△2.デイジーカーニバル
昨年の優勝馬で、1000mで7戦7勝のアピアが今年も勝つのか?
という点が最大の焦点になりますが、私の見解は連覇濃厚。
相手筆頭にも昨年の2着馬、クルセイズスピリツを指名します。
3番手には兵庫のタガノカピートを抜擢。
この馬は3月から12月までは連対率が100%!
ノブワイルドは5年前に札幌競馬のダート1000mで猛時計を出して圧勝した実績がありますし、再度の短距離戦で前進十分。
昨年3着のサクラレグナムも押さえましょう。
連勝中のラディヴィナ、3連勝中のデイジーカーニバルも魅力的ですが、ここでは相手が強そうなので、3連勝式の候補まで。
ところで東北新幹線ですが、車内にフリーwifiがあるんですね。
たしか去年はなかったはず。
せっかくだからSPAT4で馬券を買っちゃおうかな~♪
と思ったら、まだ発売開始前でした(現在時刻は午前8時44分)。
てゆーか、さっきアドリブで馬券を買って当たるほど甘くないって書いたばかりじゃないのよ!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。