
私は決断力に乏しい面がある、ということを何回か「膝栗毛」で書いたことがあると思うのですが、
先週から今週にかけてその悪いクセが出てしまいました。
先週は水曜日から金曜日まで韓国に行ったのですが、
火曜日出発にするか水曜日出発にするか決められず、ようやく水曜日に出ることを決断したのが3日前の午後。
しかしそこで航空券を買うという行動ができず、その翌日、つまり月曜日になってやっと、航空券を買ったのでした。
買った場所は盛岡競馬場の記者室。
ジャパンジョッキーズカップの騎手紹介式が終わり、第1戦が始まるまでの空き時間に決済まで終えたのでした。
(ジャパンジョッキーズカップの騎手紹介式にはファンがたくさん)
そんな直前でも航空券の値段が高くならないのが国際線のいいところで、
私が買った成田発大邱(テグ)行きの片道は、オール込みで6310円。
盛岡から大宮までの新幹線の半額でした(汗)
しかしその状況でも、帰りの航空券を買えなかったのが決断力のなさ。
帰りの航空券は出発前日、つまり火曜日の深夜になって、ようやく買ったのでした。
ちなみに帰りのソウル(インチョン)発成田行きは、オール込みで6930円。
盛岡からの片道ぶんの新幹線代と韓国往復とがほとんど同じ値段でした。
オフシーズンにしても安すぎ……
そんなわけで、結果的には決断力のなさが金銭的被害につながらなかったのは幸い。
でもこういうのはイカンよなあと、改めて感じている次第でございます。
(インチョン市内で見つけた謎の鳥)
でもですよ。
競馬ではまあまあ決断力があったんですよ。
盛岡競馬の第3レースは、パドック診断でアラノボルとトゥルームーンの気配が抜けていると判断。
しかしトゥルームーンが盛岡のダートで5戦して3着に入ったことが一度もない点が引っかかっため、
馬券は馬複で3点買ったら、アラノボルが勝ってトゥルームーンが2着。
初志貫徹で突き進めばよかった……(馬複は5.2倍)。
続く第4レースもパドック診断で、3頭立てと判断。
一緒にパドック診断をした東京中日スポーツの若原記者とも一致したので、
上位人気になっていたその3頭のボックスと、1番人気馬&2番人気馬の馬複を厚めに買ったら、3番人気馬→2番人気馬の順で入線。
払い戻し的にはちょっとビミョーな結果に……。
ジャパンジョッキーズカップは難解なので、馬券は荒れそうな第2戦だけ購入。
3連複の7頭ボックス35点買いで臨んだら、6→1→5番人気の順で入って払い戻しがなんと2000円。
盛岡はパドック診断でだいたい当たるという自信を持っているのですが、今回は馬券の買いかたがヘタクソでした。
さらにメインレースのマーキュリーカップ。
そのパドックで個人的にいちばん良く見えたのはノーブルサターンでした。
単勝は40倍前後で4番人気。
グリムが1倍台前半の断然人気でしたが、ここは自分の目を信じて単勝を購入。
ついでに3連複やグリムを2着付けにした3連単も買ったらば、グリムが人気に応えて快勝。
ノーブルサターンは2着……。
(グリムはやっぱり強かった)
パドック診断では鋭さを見せているのに、馬券につながらない状況ってなんなのよ。
3連複は当たっても、7.9倍では焼け石に水。
というか、15.1倍もついた馬複を買っていないとは(泣)
マーキュリーカップの表彰式が終わり、記者席に戻ったところで若原記者が言いました。
「盛岡は見た目のまんま、素直に買っていれば当たるんだな」
若原記者は人気馬を2着付けにした馬単を買ってハズレるなど、スケベ心を出して失敗していた、その自戒から出た言葉なのでしょう。
しかしこれは不完全燃焼。8月は絶対に勝ってやる!!!
ところで私が行く8月12日に、ちょっと気になる情報が。
その日のクラスターカップに、コパノキッキングが藤田菜七子騎手で出走する予定になっているのです。
そのため、すべてのスポーツ新聞、さらに多くの一般紙、ついでにいろんなテレビ局が盛岡競馬場で取材する模様。
初のグレードレース制覇となる可能性がありますからね。
ちなみに先週月曜日の盛岡競馬場は、武豊騎手の来場が影響したのか、前年よりも2割ほど多い7000人余りが入場したとのこと。
そして私は最終レース発走直前の無料バスで盛岡駅へと向かいましたが、国道に出るところで大渋滞に遭遇したのです。
(入場時に岩手ジョッキーズがお出迎え)
となると、お盆休みのまっただなかでもある8月12日は、恐ろしい混雑になるのかも。
行き帰りの交通手段は早めに決断して確保しなければ!
と今さらながら、スパッと決断できる心を養いたいと思っているところ。
しかしまた、やってしまいました。
というのは、5年ほど使ってきたノートパソコンが、韓国で1時間ほど仕事をしただけで突然ダウン。
バッテリーが弱ってきたとは思っていたのですが、これはもう買い替えなければという状況になったのです。
その新しいノートパソコンを選ぶ条件は、
1.バッテリーだけで7時間以上使える
2.2kg以下
3.A4サイズ
だけなのですが、この3つを満たす商品って、ほとんどないんですよ!
そんなわけで、某量販店で悩むこと2時間40分。
さすがに時間をかけすぎてアホらしくなってきたので、CPUのスペックを妥協して購入しました。
買い物は30分くらいで終わらせたかったなあ……
でも競馬なら決断できるはず。
木曜日の浦和競馬場はプラチナカップ。
ここは絞っていいでしょう!
◎2.キタサンミカヅキ
○3.ノブワイルド
▲7.ワンパーセント
キタサンミカヅキは前走のさきたま杯で3着でしたが、ちょっとペースが速かったかも。
その点、この舞台なら流れに乗れるでしょう。
ノブワイルドは連闘策でも浦和コースでの実績上位で、スピードで押し切る可能性が十分。
堅実に差を詰めてくるワンパーセントは浦和で3戦3勝と、こちらにもチャンスがありそうです。
タイセイラナキラは展開的に厳しそうでノーマーク。
ソッサスブレイは浦和のこの距離は微妙とみてノーマーク。
ということで、三つ巴に決断!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。