
「南関道中膝栗毛」は、いちばん下のところにプロフィールコーナーがありまして、そこにしっかりと私の生年月日が記載されております。
ということで、先週木曜日が誕生日だったことがバレバレ。
そして年齢もバレバレ。
なんと人生半世紀になってしまいました。
その数字は普通の生活を送っている限りまったく意識しないのですが、航空券を買うときは話が別。
“年齢”の欄に数字を入力しなければならんので、そのときに「ジジイになったなあ……」と精神的にヘコむ感じがしてしまいます。
LCCだと生年月日の入力でOKなのに、なんでいわゆるメジャーな航空会社は年齢なのよプンプン。
ここはぜひ改善していただきたいところであります!
そうやって数字を意識してしまうことが老化への第一歩。
逆にジジイをネタにするくらいの気概でこれからも進んでいきたいものです。
その一方で、人生半世紀のごほうびとしては、JR東日本の「大人の休日倶楽部」への入会資格を得られたことが挙げられます。
年会費は必要ですが、その代わりにJR東日本の乗車券や特急券が5%引きで購入可能。
そして年に数回「大人の休日倶楽部パス」という、JR東日本の全線が新幹線を含めて乗り放題になるきっぷが買えるのです。
有効期間は4日間で、お値段は1万5千円。
これを使って、土曜日はJRA福島、日曜日にJRA函館(青森~函館は別払い)、
月曜日に盛岡競馬、火曜日は金沢競馬(上越妙高~金沢は別払い)を全部日帰り、という鬼のような修行をやってみたいなあ。
……と書いている途中で「それはやりすぎだろ」という気がしてきました(汗)
実際に実行するのかどうかは置いといて、ともかく「ヤル気・勇気・元気」は常に持っていたいもの。
気合いだ~~~!
そんな気持ちを維持するためにも、長期的な目標はもちろんですが、短期的な目標も必要ですよね。
そのひとつとして楽しみにしてきたイベントに行ってきました。
それは「ももいろクローバーZ」のコンサート!
(行くぜメットライフドーム!)
昨年は千葉のマリンスタジアムだったので炎天下。
私は天空席だったので幸いなことに屋根がある場所でしたが、アリーナ席のみなさんは太陽光線の直撃を受けてかなりハードだった模様でした。
しかし今年は所沢の西武ドーム(メットライフドーム)なので安心!
しかし西武ドームは、日陰なのはありがたいのですが、湿度がかなり高いのですよ。
ほかのドーム球場のように密閉されていないので、グラウンドの上に雲っぽいものができることもあるくらい。
コンサートの日程は8月3日と4日。
それに先立ちまして、7月31日に西武ドームに野球を見に行きまして、
試合中にビールを4杯、水を1本で計2.5リットルを飲むも、トイレの回数はゼロ。
さすが別名・サウナドーム!
(ライトスタンドでビール)
でも個人的には暑い夏は大歓迎。
というのも、8月4日は「水着席」を買っていたからなのです。
そこはステージの近くで、コンサート中にスタッフから水鉄砲の攻撃を受けるのが前提。
だから7月下旬は「今年が冷夏だったらイヤだなあ」と思っていたのでした。
しかしめでたく当日は猛暑。水を浴びるくらいでちょうどよし!
(夏が来た!)
しかし競馬業界にとっては、猛暑は歓迎されない気候でしょう。
暑いなかで全身運動をする競走馬や騎手はもちろんですが、厩務員さんたちも汗だくだく。
JRAの美浦トレセンでは、多くのスタッフが午前3時前から8時頃まで調教をつけて、午後は3時から5時頃まで厩舎作業をしているそうです。
厩舎によっては、夜が近づいてから午後の仕事をしているところも。
そのため、夏場は「調教であまり負荷をかけられないですね」とのこと。
トレーニングでヘトヘトになってしまっては本末転倒ですからね……。
(暑い……)
そういう状況ですから、この時期の予想に重要となるのは、いわゆる「夏に強い」タイプなのかどうか。
でも基本的にサラブレッドはみんな、夏が得意ではないんですよ。
そのなかで夏に実績を残している馬というのは、「ほかの馬に比べるとヘバっていない」ということなんだと思うんですよね。
その関係からか、ほかの季節に比べると、小柄な馬のほうが有利なのではと思います。
全身運動で発生する熱量はたいへんなもので、大型馬はオーバーヒート状態になりやすいでしょうからね。
古馬戦はとくに、そこを重視するべきではないかしら。
今週は重賞がないので、船橋開催の最上級条件、千葉日報賞を検討しましょう。
出走12頭のうち7頭が、前走で同じレースに出ているけれど、そのときとは違う結果になるのかしら!?
◎2.ベイビータピット
○10.マルヒロナッツオー
▲6.ゴッドフュージョン
△1.サダムリスペクト
穴5.ヤンキーソヴリン
ベイビータピットは徐々に体重が増えて、現在は50kg前後。
それでも7月から9月までの成績が7戦4勝で3着内率100%ですから、夏が苦手というタイプではなさそうです。
前走は3着でも今回が休み明け3戦目なら、前進する可能性が高そう。
マルヒロナッツオーは出走馬のなかで2頭の“芦毛”。
実際のところ、「白い馬は夏に強い」という統計データはないらしいのですが。
それでも7月から9月までの成績が8戦4勝、2着1回だったら、夏に対する耐性がほかの馬よりあると考えていいと思います。
昨年のこのレースでは2着でしたし。
続いて注目できそうなのが、7月から9月までの成績が13戦6勝というゴッドフュージョン。
サダムリスペクトは夏が得意かどうかは微妙という気がしますが、
転入後の成績が良好で、前走で同じクラスを勝っているのに負担重量が同じという点が有利。
暑さを実力で克服する可能性はあるでしょう。
「穴」として挙げたヤンキーソヴリンは、7月から9月まで14戦未勝利でも、2着が7回もあるのが不気味。
さらに一昨年のこのレースで2着でしたからね。
夏バテしにくいという話もある“セン馬”でもありますし!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。