コラム”

「連敗から連勝へ」
2019年9月16日

先週のオーバルスプリントも鉄板データで狙った軸馬が3着でしたよ。悲P~!

その「鉄板データ」を改めて紹介すると、

☆前走が1200mだった馬が1頭だけ連対する

オーバルスプリントが9月に移って、前走が1200mだった馬が出走馬のなかにいた場合、
2着以内にその馬が1頭だけ入っているのです!
ということで、私の馬券はヤマニンアンプリメが軸。

よろしくお願いします

(よろしくお願いします)

しかし今年の該当馬3頭は、ヤマニンアンプリメが3着、ノボバカラが4着、ブルドッグボスが6着。
ということで、前記の文言は「いたのです」になってしまいました……

でも、同じ距離で行われるJBCスプリントを予想する上での考えかたが分かったような気がしました。
レースを振り返ると、2番のノブワイルドが好スタートから先手を取って、3番のサクセスエナジーは競るのを避けるように好位から。
5番のワイドファラオは、返し馬で福永祐一騎手がカーブを曲がる練習をさせたのが功を奏したか、スムーズに3番手。
2番手につけた4番のエッシャーはノブワイルドをガードする形になりました。
ヤマニンアンプリメは先頭グループの後ろにつけて、向正面に入ってから上昇を開始。
しかし逃げたノブワイルド、先行したワイドファラオには追いつけなかった、という結果でした。

馬主の前田亘輝さんも来場

(馬主の前田亘輝さんも来場)

そこでふと考えたのです。これ、ノブワイルドが外枠で、ヤマニンアンプリメが内枠だったら、まったく違う結果だったのではないかと?
最終レースのパドックを見ながら頭のなかを整理して、次の結論に到達しました。

☆今年のJBCスプリントは枠順次第
☆浦和経験が豊富な騎手に注目

たいした結論じゃなくて恐縮ですが(笑)。
ちなみにオーバルスプリントは、最近2年は左海誠二騎手が優勝し、その前は戸崎圭太騎手が4連覇。
同じ距離のさきたま杯は、一昨年こそ松山弘平騎手が勝ちましたが、
それ以外は技術力があるベテラン騎手が勝つケースが大半となっています。
その2つよりも激しい流れになるであろうJBCスプリントは、騎手のインサイドワークが重要になりそう。
よっしゃ、JBCスプリントでヤマニンアンプリメが内枠で、ノブワイルドが外枠になったら、ヤマニンを軸にしちゃるわい!

JBCのときは新スタンドがメチャ混みになりそう

(JBCのときは新スタンドがメチャ混みになりそう)

と、ササクレ立った心で最終レースのワイドを買ったら、軸不動で相手2択の選ばなかったほうが勝って、選んだほうが9着でした。
しばらく馬券は自粛しよう……(泣)

全敗で終わった浦和競馬場をあとにして、向かった先はメットライフドーム。
前の日に首位から2位に下がった福岡ソフトバンクホークスでしたが、この日は勝って首位奪還!
その後はいろいろとお仕事があって、金曜日は馬券活動をお休み。
土曜日はJRAの阪神9レースが5頭立てだったもので、単勝1.1倍を1000円的中させて100円儲けてしまいました。

そして日曜日はサッカー観戦。
Jリーグの下部組織であるJFLの試合、鈴鹿アンリミテッド対流通経済大学ドラゴンズです。
鈴鹿アンリミテッドには今年から友人がコーチとして入団。
Jリーグへの昇格を目指しているところです。
相手チームは文字どおり、出場メンバーが大学生。
JFLって、わりとなんでもアリなんだなあ?
しかし、そのなかで好成績を残さなければJリーグに入れないのがルール。
JFLは基本的にプレイヤーがすべてアマチュアという位置づけですが、この試合はセミプロ対大学生ですから、
試合へのモチベーションが違うのかもしれません。

と、会場に着く前はそんなふうに思っていたのですが、試合が始まったらそんなことは関係なかったですね。
フィールドにいる選手たちはみんなスイッチが入ったという感じ!

これからキックオフ

(これからキックオフ)

でもやはりJFLではあるので、トップリーグとか代表戦とかに比べると、スピードとか反応などがいまひとつ。
いやまあ、そこを比べたらダメなのですが(笑)、
ともかく鈴鹿アンリミテッドは“セミプロ”の貫録を見せて勝利を飾ることができました。

現在のJリーグは、J1が18チーム、J2が22チーム、J3が18チームで、合計で58。
ちなみにJリーグのチームがない県は、三重、和歌山、滋賀、奈良、福井、島根、宮崎、高知となっています。

それにしても日本にはたくさんのプロスポーツがありますね。
野球の独立リーグ、バスケットボールのBリーグ、バレーボールのVリーグを含めると、
プロの球技でチームがない都道府県はゼロ。
そういったプロスポーツプレイヤーを支えている日本国民の経済力には改めて驚かされます。
私は今さらプレイヤーにはなれないので、これからも見て楽しんで応援し続けたいですね。

いわゆる公営競技もプロスポーツ。
水曜日の東京記念は現地観戦しようかな?
今年は2年連続2着のカツゲキキトキトが不在なので、軸馬の選択に悩むところ。
さすがに今回はまっとうに予想しようかと思います……

◎5.サブノクロヒョウ
○9.マルカンセンサー
▲6.ストライクイーグル
△14.ヤマノファイト
△12.シュテルングランツ
△10.センチュリオン
△13.ピアシングステア

えーと、過去5年の東京記念では、ゼッケン1番から5番までの馬が1頭だけ連対していまして……
結局、シルシの根拠はそこかい!
あと、レース当日に515㎏以上で出走した大型馬が1頭以上連対しているんですよ。
てことは、昨年の覇者シュテルングランツと、一昨年の覇者サブノクロヒョウのワンツーは考えにくいということかも。
結局小ネタ的な予想になりましたが、今週こそは当たると信じます!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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