
戸塚記念、オーバルスプリントに続いて小ネタ的な予想で東京記念に挑んだ私ですが、結果としては残念なことに……(涙)
本命にしたサブノクロヒョウは向正面で上昇していく場面までは確認できたのですが、その後は行方不明状態になってしまって12着。
残念ながら、内枠有利の2400mで後手を踏んだところで勝負ありでした。
東京記念は大井競馬場で観戦。
その馬券を投票したのは、締め切り音楽が鳴り終わってからでした。
この日は通常業務と臨時業務が重なったおかげで、大井町駅に着いたのが19時40分。
これなら東京記念に間に合うなと思いながら無料バスに乗り、大井競馬場に着いてG-FRONTに行ったら本馬場入場中。
送信しなければならない原稿が1本あったので、パソコンを開いて任務を完了させると「締め切り5分前」の放送。
それから「こりゃ余裕で間に合うな」と思いながら馬複3連複3連単と買い目を構築して投票ボタンをタッチしたら、
「購入限度額をオーバーしています」という表示がでてビックリ。
そうだ。
そういえば先週の浦和は紙で買ったし、しばらくSPAT4を使っていなかったことを忘れてた!
そこですぐさまネットバンキングで現金積み増し。
いやあ、世の中って怖いくらいに便利ですね。
しかし便利の裏には罠があるわけでして、買った馬券はすべてハズレてしまいました。
東京記念トライアルの2着馬と3着馬が上位入線を果たしているのに1着馬が惨敗するとは。
いやあ、競馬って怖いですね。
(雨の東京記念)
せめてマルカンセンサーが3着に届いてくれれば3連複は当たったのに。
でもオッズを見たら25.8倍で、3連複7頭ボックス35点買いを敢行した私にとっては“当たってもマイナス”。
オッズが割れているときにこの買いかたをしたらダメということに気づかされました。
ちなみに3連複7頭ボックスの場合、11番人気までが“当たってもマイナス”の組み合わせ。
「流すな、ボックス」は今後も遵守する方向ではありますが、私にとっては反省すべき東京記念でした。
ちなみに東京記念は発走時刻が予定よりも2分延。
定刻通りなら「間に合わなくてラッキー」だったんだよなあ……(結果論)
その翌日は名古屋競馬場に突撃!
さっそく正午発走のサービスレース、5頭立ての2歳戦で小銭を稼ぎ、その後は週末に備えて宿題を終わらせることに専念したら大正解。
続く第4レースが6頭立ての2歳戦なのに、3連単が62.4倍。
さらにその後は最終レースまで3連単がほとんど万馬券という、名古屋らしくない結果になったのでした。
名古屋名物の「複勝がぜんぶ100円で、払い戻しが全部3ケタ」が、5頭立ての1回だけしか発生しないなんて、どーしちゃったの?
と思って様子を見たら、どうもこの開催はそういう傾向になっていた模様。
逃げた馬はほとんどが失速し、人気薄の差し馬がズバズバと台頭していました。
となると、この日のメインレースはグランダム・ジャパン対象レースの「秋桜賞」も、そういう流れになるのかしら?
前日に作った私の予想は「名古屋のポルタディソーニと大井のステップオブダンスが逃げ粘って、そこに何かが食い込んでくる」というもの。
でも、先行馬には厳しい馬場状態では……。
(ステップオブダンス)
そこでよく考えるのです。事前に予想を完成させていた場合、初志貫徹で行くべきなのか、それとも修正するべきなのか。
的中にもっとも近いのは「初志貫徹馬券を買って、当日予想の馬券も買う」なのだと思います。
しかしその作戦は、資金が当初の予定以上に必要で、そしてたいてい、どちらかしか当たらないのが欠点。
うーむ、どうするか?
と悩んだ結果、今回は両方を買いました。
その2頭を軸に相手全部の3連複。
さらに7頭ボックスの3連複!
と気合注入で馬券を買ったら、ステップオブダンスは3着に粘りましたが、ポルタディソーニは9着。
軸で追加したもう1頭、タガノカピートは最下位でした。
逃げ馬を買ったらダメだってのに、なんでこの馬を買ったのか理解不能ですわ。
(秋桜賞)
結果は2着にブービー人気の馬が入る、この予想は的中。
しかし勝ったジェッシージェニーが上の段に入っていないのでは……。
てゆーか、大井の2頭からの総流しで、3連複455倍が当たっていたんじゃないですか!
でもジェッシージェニーは、パドックで藤田凌騎手が乗ったら暴れ始めたんですよ。
それを見てしまったので、買いにくくなってしまったのでした。
(ジェッシージェニー)
しかしながら、展開がハマったとはいえ、ジェッシージェニーは金沢と名古屋で重賞連勝。
グランダム・ジャパンの古馬シーズンで、クレイジーアクセルと並んで30ポイントになりました。
この結果、再来週のレディスプレリュードでは、26ポイントのステップオブダンスを含めた3頭の着順次第で優勝馬が決定されることに。
ちなみに優勝賞金は1000万円。
となると、先行して粘るほうがいいのか、
後方からセコく乗ってライバルに先着することを目指すほうがいいのか、陣営と鞍上は悩むところでしょう。
馬券とは別の部分になるのかもしれませんが、そこも注目です。
来週月曜日の日本テレビ盃は、レディスプレリュード以上にJRA勢が上位を独占している重賞。
ただ、今年は大井所属馬に注目できる馬がいるのが例年と違うところ!
◎クリソベリル
○アポロケンタッキー
▲ノンコノユメ
素質断然の3歳馬に、船橋で5回走って3着内率100%のアポロケンタッキー、かしわ記念は2回とも4着でも実績上位のノンコノユメ。
この三つ巴でいいでしょう!
ちょっと心配なのは、このシルシをつけたのは枠順発表前ということ。
別の原稿で書いたのですが、過去10年において祝日に実施された日本テレビ盃では、ゼッケン番号が2ケタの馬が1頭だけ連対している……
その点にドキドキしつつ、土曜日とレース当日を迎える所存です!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。