コラム”

「脚部不安を抱えたまま勝負」
2019年11月18日

11月2日に発症した右の脚部不安を抱えながらJBCで歩き回り、その翌日は兵庫県の西脇トレセンに行き、
その翌日は園田競馬場で、その翌日つまり先週木曜日は笠松競馬場に突撃レッツゴー。
笠松では取材のためにスタンドと1コーナーの奥にある検量エリアを3往復もしたら、脚の痛みが増し増しになってしまいました……

笠松景物のから揚げ串と、予想屋の一岡さん

(笠松名物のから揚げ串と、予想屋の一岡さん)

その週末は後回しにしていた仕事やらなんやらを片付けようと思っていたのですが、
脚の痛みは他の部分にも影響してくるんですね。
調子イマイチのまま日々が過ぎてしまいました。
1週間前のことなのに、11月9日と10日は何をしていたのか、まったく覚えていないのだからやんなっちゃう。

その状況をなんとかするべく、火曜日に整形外科を受診してきました。
レントゲンを撮られての診断結果は、変形性ひざ関節炎。
うーむ、どんな症状でも当てはまりそうな、ざっくりとした名称ですな。

改善のためには関節の周囲に筋肉をつけることと言われたので、そのままリハビリメニューをやることに。
しかしこれがたいしたことない負荷で手応えイマイチ。
この時点で気分は「だめだこりゃ」ってな感じでした。

結局、脚の痛みで歩様が悪いまま。
それでも水曜日は大井競馬場に突撃してきました。
到着したのは午後4時頃。

この日の前半戦は高配当の連続になるのは間違いないと予測していましたが、結果を見たらそのとおり。
そこで危険を察知したので、到着して最初の第4レースと第5レースは回避。
そうしたら両方とも3連単が10万円台の配当だもの。
やんなくてよかった~!

続く第6レースもC2クラスの16頭立てなので荒れそうな気がしましたが、知っている馬が出ていたので単勝をちょびっと購入。
ついでに3連複も買おうと思ったら締め切られてしまいました。
でも買えていたらハズレだったので儲かった!

12番の単勝を買ったら6着でした

(12番の単勝を買ったら6着でした)

そういうわけで、競馬場に着いてからまともに馬券を買うまでに1時間半以上も経過してしまいました。
でもそのおかげで第7レースの3連単40倍が的中。
続く第8レースはC1クラスの16頭立てということで回避して、ソースカツ丼を食べてひと息入れることにしました。
その第8レースは1→2→12番人気の順で入って、3連単は260倍。
たぶんこれも買わなくて助かったっぽいですな……(汗)

ソースカツ丼

(ソースカツ丼)

しかしその分を、荒れると踏んだ第10レースが堅くおさまったことで吐き出してしまいました。
3連複8頭ボックス56点買いで、当たっても12倍ではまさに焼け石に水。
まあ、ハズレてノーマネーよりはマシですが。

やっぱりどこかに不安を抱えていては、健全に予想ができないのかも。
だいたいアナタ、単勝1.1倍の馬が圧勝したレースでボックス買いなんかしちゃダメでしょ!

とプチ反省をして、メインレースはハイセイコー記念。
なんと、私が「すぱっと!POG!」指名しているファンシーアップが3番人気に支持されているのだから、
こりゃもうワクワクドキドキですよ。
でも以前の教訓をいかして応援馬券は100円だけにして、枠連で勝負。

しかしファンシーアップは大きく出遅れてしまいまして、それがなければ……という5着でした。
2着に入ったのは先週のこのコラムで本命にしたストーミーデイで、
ファンシーアップと同じ枠だったから馬券は当たりましたが、それでは喜びも半減ですわ~
とヤサグレつつ、帰りがけに立会川駅の近くでビール2杯とラムネ割を1杯。

そしたら翌朝、右ヒザと左ヒザの形が違うんですよ。
マジですか!

それを見た瞬間に「金曜日に韓国の済州島に行って、そこから日曜日に京都競馬場に行く」という計画をあきらめました。
出発前日でも航空券が激安だったことは確認していたんですが……
(ちなみに成田から済州経由での関西空港行きで、総額12510円)。

でも木曜日に接骨院で診察してもらったら、その後は脚の調子がまあまあと言う感じ。
ならばということで、金曜日は東京ドームでプレミア12のメキシコ対韓国の試合を観戦してきました。
でも歩く距離が長いと歩様が悪くなるかなあ。

東京ドーム

(東京ドーム)

ちなみに接骨院での診断結果は「半月板の炎症」でした。
レントゲンでは半月板が写らないので、整形外科の診断がモヤッとしたものになった模様です。
自分としては30年くらい前に半月板損傷で手術したことがあるので、それっぽいな~とは思っていたんですけどね。

しかし「炎症」では治るまでが長そう。
火曜日は川崎競馬場に行くのですが、なるべく歩かないようにしようっと。

火曜日の私の目的は、ヤングジョッキーズシリーズのトライアルラウンドの取材。
火曜日の結果次第で、どの騎手がファイナルラウンドに行けるのかが決まります。
それが行われるのは第7レースと第9レース。

そしてメインレースはローレル賞。今年も比較が難しいメンバーかな?

◎7.ミナミン
○2.トキノカナエル
▲10.ブロンディーヴァ
△11.アートムーブメント
△8.ノラ
△5.ルイドフィーネ

2015年-18年のローレル賞の結果を見ると、

A=連対馬は過去2走とも4着以内
B=前走が南関東か門別の重賞で3着以内だった馬が1頭だけ連対

しているわけですよ。

ということならば、出走馬のなかで唯一、AにもBにも該当しているミナミンで軸不動。
馬複はミナミンから流せばOK牧場!

その調子で水曜日のロジータ記念にもチャレンジしましょう。

◎3.ケイティマドンナ
○11.シャイニングアカリ
▲10.サツマキリコ
△6.リトミックグルーヴ
△8.グランモナハート
△4.キタサンベッキー
△9.アブソルートクイン

出走11頭のうち7頭にシルシを付けるという節操のなさ。
でも今年は「2走前までに南関東の重賞で4着以内に入っていた馬が1頭だけ連対する」という鉄板データに該当する馬がゼロなんだから、
波乱必至でございますよ!

そもそもサルビアカップが乱ペースで3連単100万馬券になったのだから、前走成績なんざアテになりませんわ。
というわけで、別路線からのケイティマドンナに注目。
なんてったって、半兄がケイティブレイブですからね。
母系から伝わるスタミナを発揮してくれるでしょう。

対抗には2回連続で大外枠を引いたシャイニングアカリ、3番手には前走の再現に警戒してサツマキリコを指名。
リトミックグルーヴはサルビアカップ8着でもパドックの雰囲気はよかったので、今回もマークしておきます。
というか、これは絶対に「流すな、ボックス」のレースでしょ!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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