
脚部不安のため、先々週の土曜日(11月16日)に予定していた韓国の済州競馬場で行われる「ブリーダーズカップ」観戦を自重し、
日曜日のマイルチャンピオンシップからの和牛専門店での大宴会という予定も撤回。
ちなみに「ブリーダーズカップ」は、
●ブリーダーズカップ・スプリント(済州馬限定・800m)
●済州馬ブリーダーズカップ(済州馬限定・2歳・900m)
●ブリーダーズカップ・シニア(済州馬限定・5歳以上・1200m)
の3本立てでして、馬齢重量戦のスプリントは3連複が5.7倍、定量の2歳戦は3連複が1.8倍という結果。
しかし3戦目のシニアはハンデ戦で、3連複が156.4倍という波乱になりました。
その“シニア”は、53.5kg→60.5kg→54kgの3頭がほとんど並んでゴール。
トップハンデ64kgの2番人気馬は、先行するも粘れず6着でした。
出走メンバーのなかでもっとも大柄な334kgという馬体重でも、やっぱり鞍上が重かったんでしょうなあ……
なお済州競馬は、在来種である「済州馬」と、
それよりちょっと大きめの(ただし体高137cm以下に限る)ハンラ(=漢拏)馬のレースに分けられているのですが、
どういう状況になっているのかよくわからない点が多々。
また現地に行って、いろいろと見たいところであります。
しかしながら週末を埼玉県で過ごしたことで、歩様も少し良くなった感じ。
でも長距離の歩行には若干の不安があるので、火曜日は川崎駅前から堀之内を歩かないで、無料バスに乗って競馬場にゴー!
(ヤングジョッキーのみなさん)
この日は「ヤングジョッキーシリーズ」のトライアルラウンド最終戦。
その取材で第7レースから第9レース後まで場内をウロウロ。
それがひと段落したら、すっかりローレル賞の締め切り5分前ではありませんか!
先週の膝栗毛で書いたとおり、ローレル賞は
◎連対馬は過去2走とも4着以内
◎前走が南関東か門別の重賞で3着以内だった馬が1頭だけ連対
が鉄板データ(ただし厚さ不明)なので、まずは両方に該当している唯一の存在、ミナミンの単勝と複勝を購入。
続いて3連複を買おうと思ったところで、SPAT4の残高が3000円を切っていることに気がついたのです。
普段ならすぐさまネットバンキング経由で入金するところですが、それをやっていると締め切られてしまいそうなタイミング。
鉄板データの該当馬は6頭なので、その3連複ボックスなら20点。
でも5分前にスティローザの矢野義幸調教師と遭遇して挨拶したんだよなあ。
こういうときって、その馬が“来る”ことが多いんだよなあ……と急速で悩んだ結論は、2番、4番、7番、8番、10番、11番の3連複ボックス20点。
そこで締め切りの放送が入ったので、最後の最後に迷ってカットした該当馬、5番のルイドフィーネの複勝を100円だけ買ったのでした。
(ローレル賞の3連複)
そうしたらアナタ。ゴールの瞬間、ブロンディーヴァの内側に青い帽子が見えるではあーりませんか!!!
そこにいるのはまさしく、ルイドフィーネ&笹川翼騎手。
その後ろからはミナミンが追い上げてギリギリ3着に入った模様。
てことはまじですか、自分で書いた予想のとおりに3連複を買っていれば、バッチリだったんじゃないですか!
それに気づいた瞬間、ゾゾゾゾゾ……
これで3連複が万馬券とかだったら、マジでボクちゃん泣いちゃうよ……
あわてて最終オッズを確認すると、37.3倍という表示。
あれ、そんなくらいしかつかないの?
と拍子抜けしながらもホッとしましたが、こんな要らぬストレスは体に毒。
こうなった原因は言うまでもなく、
1. 残高が少なかったこと
2. 事前の予想どおりに買わなかったこと
が全て。今後はこういうことをしないように気を付けないとイカンですな。最終レース後の反省会にも影響しますからね!
(反省しない会)
でも37.3倍かあ。
というところで考えました。
果たしてどのくらいの損害なのかということを。
●仮に残高が潤沢にあって、3連複7頭ボックスを買えた場合
3500円→3730円=230円のプラス
●実際の結果
2100円→380円=1720円のマイナス
つまり、1950円の差があるということですな。
デカいと言えばデカいし、そんなもんでよかったと言えなくもない……
しかもですよ。
ローレル賞を制したブロンディーヴァは、私が「すぱっと!POG!」での指名馬ということに、自宅に帰ってから気がついた!
さらにですよ。
翌日のロジータ記念は膝栗毛でシルシを付けた7頭が5着以内を独占して、3連複の配当は6510円。
しかし私はそれを買っていなかった!
予想だけが当たってもダメなのですよ。
それがどうやら自分から運気を手放したことになったようで、この土日に滞在した九州では、JRAでも高知でもハズレまくりで大散財(泣)。
埼玉県に戻った今週は気持ちを入れ替えて、浦和記念をちゃんと当てますぞ!
(BAOO博多にも寄りました)
浦和記念は昨年の「すぱっと的中大作戦!」で紹介したとおり、
☆5走前までに、距離が奇数100mの地方重賞で3着以内に入った馬が(該当馬が1着と2着に入った2011年を除いて)1頭だけ連対する
というのが鉄板データ。
昨年はおみごと、前走が2100mで1着だったグリムが2着に入り、
そのデータに該当していないオールブラッシュが勝つという、小ネタ的に素晴らしい結果になりました。
さて今年はというと、
1番ケイティブレイブ=前走が2100mで2着
2番センチュリオン=2走前が1900mで2着
4番キングニミッツ=2走前が1900mで3着
7番アナザートゥルース=4走前が1900mで3着
9番オールブラッシュ=5走前が2100mで3着
11番デルマルーヴル=前走が2100mで2着
多すぎるわ!
でも逆に考えれば、軸さえ決まれば相手は簡単!
◎11.デルマルーヴル
○5.ロードゴラッソ
▲3.アイファーイチオー
△10.ヤマノファイト
でイケるんじゃないかしら?
もちろん馬券は、デルマルーヴルからの馬複で。
3連勝式もデータを信じた買いかたならば、軸さえ間違っていなければわりと絞れるのではないかと思います!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。