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「年末は宴会続き」
2019年12月27日

12月は13日の金曜日にソウル市内で未明から朝7時前までの大宴会があって、
それから火曜日まで飲み会が続いたもので、水曜日の朝は脳みその動きがイマイチ。

それでも原稿仕事を終わらせて、川崎競馬場で実施されている「笠松競馬・愛馬会の正月飾り」の販売を手伝うべく出発しました。
しかし3時半頃に現地に到着してみれば、もう売り切れているではないですか!

「今年は早かったわよ~」と、リーダーの後藤さん。
去年は最後の10個を売るのに苦労して、完売を達成したのは第10レースが始まる頃。
今年は昨年より商品の数が少ないとは聞いていたけれど、第3レースの前に終わるとは!

今年は買えなかった正月飾り

(今年は買えなかった正月飾り)

じつはわたくし、販売の手伝いをしつつ、私も寄稿している単行本を売ろうと考えていたのでした。
しかしこれじゃあやりにくい……

でも、まだしばらくは閉店作業が続く雰囲気だったので、どさくさにまぎれて売ってしまおう!
ということで店を広げると、なんとこんなブ厚い本が売れました!

なかなかの力作です

(なかなかの力作です)

しかし販売できた時間はわずか。
撤収作業が始まり、さらに目の前で「おみくじ馬券」の発売を待つ列が長く伸び始めたら、こりゃもうダメかな。
でも4冊も売れたから良しとしよう。
2300円もする字だらけの本を買ってくれたお客様、ありがとうございます!

というわけで片付けをして、午後4時半に川崎競馬場を出発……
少しは手伝いをしたいので、笠松に帰る後藤さんと花本さんの荷物持ちとして川崎駅まで帯同しましょう。
その途中で川崎らしいといえる中華料理屋さんの「天龍」で夕食。
そして駅の改札でお別れしてから、本日2回目の無料バスで競馬場へレッツゴー!

プチ打ち上げ

(プチ打ち上げ)

この時点でまだ6時すぎ。
本は10冊あるので、残り6冊をどうにかして売らねばならぬ。
一応、自分で3冊くらいは買おうと思っていたので、あと3冊売れればいいかな。
と思いながら記者席に行ったら、秋田奈津子さんが「なにそれ?」と興味を示してくるではないですか!

「へえ、そんな本なら買いますよ」
と、あっさり1冊売れました。ありがとうごぜえますだ!
「あ、小銭が足りないや。100円まけて」
まじっすか。秋田奈津子だからしょうがないか……

残りは5冊。
記者席にいる人たちに「馬券よりは安いでっせ~」とセールスしたものの、その後の販売個数はゼロ。
そんなことをしているうちに全日本2歳優駿の時間が近づいてきましたよ!

「南関道中膝栗毛」で書いた本命はヴァケーション。
その前の週のグリーンチャンネル「アタック!地方競馬」で挙げた注目馬もヴァケーション。
ならば初志貫徹で行きましょう。

まずは単勝と、ヴァケーション1頭軸マルチの3連単。
それと馬連を買って2階のベランダからレースを見ると、ゴール前が大接戦!

差し切ったかどうかわからないまま1階に降りたら、
事務所のマネージャーに遭遇してしまいました(いちおう、アナウンサーの事務所に所属しているのです)。

差し切ってますよね?

と聞いたところで掲示板のいちばん上にヴァケーションの馬番“2”が表示されているのが見えました。
よっしゃ吉原、日本一!!!

吉原騎手えらい!

(吉原騎手えらい!)

しかし3連単は1→2→4着でハズレでした。
ちなみに南関道中では2着馬をノーマークにしていましたが、スミマセン、個人的な馬券では馬連が的中してしまいました(笑)。

まことに気分よく、川崎駅近くの打ち上げ会場へとレッツゴー。
そしたらそこで、本がぜんぶ売れてしまったではないですか。
同席していたセレンのオーナーさんにたくさん買ってもらったおかげなんですけれど(汗)。

6日連続の宴会です

(6日連続の宴会です)

ともかく、自宅に本を持ち帰る必要がなくなってメデタシメデタシ。
自分用というか、イベントの景品用に使おうと思っていた分は、どこかの本屋さんで入手しますか……

それが大晦日の「すぱっと!POG!」の観戦会に登場するか、
1月4日の川崎競馬での「みんなで競馬を楽しもうの会」に登場するかは未定。
その前に、年末の重賞を展望していきましょう!

最初は12月29日の東京大賞典。ここはもうこれしかないでしょ!
◎5.モジアナフレイバー
〇2.ケイティブレイブ
▲9.オメガパフューム
△12.ゴールドドリーム
△10.ノンコノユメ
△1.アポロテネシー

モジアナフレイバーは応援の気持ちが半分、勝負になるかもという気持ちが半分。
なので、単勝は買うけれど馬券はボックスかな~?
ケイティブレイブは浦和記念のパドックでブヨブヨに見えたのですが、勝たれてしまってはゴメンナサイというしかありません。
オメガパフュームは大井で3戦3連対。右回りコースなら首位争いに加わってきそうです。

逆にゴールドドリームは、チャンピオンズカップでの激闘の影響が残っているんじゃないかしら。当日の馬体重には要注意かと。
あと、東京大賞典は「デカい馬がけっこう来る」という傾向があるので、アポロテネシーを穴馬としてマークしておきます。

続いて、12月30日の東京シンデレラマイルも予想しましょう!
◎13.エイシンセラード
〇10.ペタルーダ
▲14.ジェッシージェニー
△4.サンルイビル
△2.ナンヨーオボロヅキ
△5.ステップオブダンス
△8.アークヴィグラス

これはメチャメチャ混戦ですよ。
一応、中心にしたのは転入初戦のエイシンセラード。
JRAから愛知に移った初戦の秋桜賞は現地で見ましたが、名古屋の馬場は走りにくそうだったなあ。
それが大井だったら内回りでも大丈夫とみて本命にします。

2番手には相手なりに走れるペタルーダを指名。
ジェッシージェニーは休み明けですが地力的にはここでも互角以上だと思います。
あとは高知から移籍してきたナンヨーオボロヅキ、忘れた頃のアークヴィグラスなども押さえたいところ。
このレースはボックスでしょう!

最後は大みそかの東京2歳優駿牝馬。これもかなり難しい!
◎11.ブロンディーヴァ
〇6.ミステリーベルン
▲8.ネーロルチェンテ
△13.コーラルツッキー
△16.レイチェルウーズ
△5.ルイドフィーネ
△9.マッドシティ

過去5年とも「前走がローレル賞で3着以内だった」という馬が1頭だけ連対しているというデータがあるので、
そのなかで選んだのは優勝馬のブロンディーヴァ。
相手筆頭にはスタミナがあるミステリーベルンを指名します。

ネーロルチェンテはここでも流れ込みが狙えそう。
コーラルツッキーは体型的に距離が微妙という気はするんですけど、ノーマークにもできないので連下に。
このレースもボックスで攻めるべきでしょうなあ。

大みそかは高知県知事賞もあるし、トライしたい重賞がたくさん。
ガッツリと悔いなき勝負で2019年を締めくくりましょう!

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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