コラム”

「新番組が始まります」
2020年1月20日

1月9日に園田競馬場から帰り、11日からの3連休は福島県、宮城県、秋田県、岩手県、青森県に遠征。
これは1月20日から放送が開始されるグリーンチャンネルの番組「日本漫遊ウインズの旅」の撮影のためなのですが、
撮影開始から放送日までがメチャメチャ近いので、詰め込まないと間に合わない……

当然ですが、JRAのウインズが営業しているのは土日と祝日。
必然的に昨年11月下旬からの週末はほとんど、どこかのウインズで馬券を買っているという状況になっております。
当たり前ですが、馬券の購入費用は自分持ち。
なので、ギャラが増えるか減るかは自分次第(苦)。
ただ、私の経験では「取材や撮影のときに馬券を買うと当たらない」が定説なんですよね。

ちなみにこれまでレース取材のときに獲ったデカい馬券は、
1位:2018年2月7日の高知競馬場
レディースヴィクトリーラウンド高知の第2戦=3連複96080円

2位:2013年11月19日の笠松競馬場
笠松グランプリ=3連単40570円

3位:2019年12月27日の園田競馬場
兵庫ゴールドトロフィー=3連複24950円

くらいしか思い当たらんのですよ。
上記はいずれも馬券の単価が100円。このほか、園田FCスプリントでマークカードを塗り間違えて70倍の枠連が500円当たったとか、
取材と関係ないレースで万馬券を取ったとかはありますが、レース取材の原稿料を半減させた記憶のほうが大多数。

そんなわけで取材時には馬券をなるべく買わないようにと心がけているのですが、現地に行ったらそんなことできるわけねーだろー!!!
これが番組の撮影になると買うのが必須になってしまうので、
枠連やワイドを併用して被害額を最小限にしようと目論んでいる次第でございます(涙)。

今回の番組ロケで積み上がったハズレ山

(今回の番組ロケで積み上がったハズレ山)

しかし昨年12月中旬から運気が上昇したのかなんなのか不明ですが、
メッタメタのキッタギタ(剛田武=ジャイアンの名言より借用)にされることが減っているのです!

年明けの川崎開催では全体的にみるとイマイチでしたが、大当たりの近所までは行っていたという手応え。
それが1月6日の佐賀競馬では的中に到達したのです。
「グリーンチャンネル」の「地方競馬中継」に出させていただき、放送した2つのレースが両方とも大当たり。
1月8日の船橋記念は1着と2着が逆だったので3連複だけでしたが、6番人気のストロングハートを押さえていたのだから上々でしょ!

佐賀競馬は小ネタで的中

(佐賀競馬は小ネタで的中)

9日の園田遠征はいろいろと動いていたので馬券はイマイチでしたが、3連休の東北行脚で万馬券を2回も獲りました。
しかしながら、私みたいな立場の人間はけっこう気を遣うものでして、
馬券が当たりすぎると好感度が下がる……らしいんですよね???
実際のところ、ハズレてグダグダになるほうがネタとしては面白いんでしょうけど。

でもその一方で、私は競馬の予想原稿を書いているのですよ!
予想を発表しているのに、その人間がハズレまくる。
これでは予想のおしごとを干されても仕方ないのではないか?
というのが、自分が抱える矛盾なのであります。
ただ、予想原稿を作っていないエリアなら関係なし。
だから先週水曜日はSPAT4で姫路競馬を買いまくりました。

姫路競馬場

(姫路競馬場)

7年半ぶりに実施される姫路競馬。
馬場の砂が深くてクッションが効いているという情報を得ていたので、事前に購入の方針を定めました。

それは、
1.基本的に外枠重視
2.内枠に入った若手騎手は人気馬でも消し

初日のレース結果はおおむねそのとおり。
でもなんで個人の結果に結びつかないの?

第1レースが8番(1番人気)→9番(6番人気)→5番(7番人気)で、3連複が131.7倍、3連単は467.3倍。
第2レースは10番(1番人気)→5番(4番人気)→3番(3番人気)で堅い決着。
しかし第3レースが10番(2番人気)→9番(9番人気)→6番(7番人気)で3連複194.1倍。
3連単は785.8倍!

なんでこれが取れんのよ(涙)、
と嘆いていたら、続く第4レースも5番(4番人気)→9番(5番人気)→10番(8番人気)で、3連複が237.5倍!
外枠の6頭ボックスをベタ買いするだけでよかったんじゃないかい!
下級条件は言い換えると「足の遅い馬たちの戦い」。
だから内枠は、スタート後にいい位置を取ろうとすると最後までもたないし、スタート後に押さえると後方のままで終了……
それがそのままレース内容に現れたのに、馬券がヘタでやんなっちゃう。

よおし、姫路2日目は絶対に取り逃さないぞ!
と意気込んで臨んだら、さすがに各騎手も馬場の傾向を察知したのか、外枠ボックスで当たるレースがほとんどございませんでした。
すっかり意気消沈したので金曜日の姫路競馬はすべてパス。
でも運気は下がっていなかったのです。
土曜日に行ったウインズ姫路で、京都競馬の万馬券をゲット。
さらに日曜日も京都競馬で万馬券をゲット!

岩手のアイドル☆ふじポンさんにも出ていただきました

(岩手のアイドル☆ふじポンさんにも出ていただきました)

だったら調子はまだ良好なんじゃないかしら?
しかしTCK女王盃は、昨年が出資馬のブランシェクールを応援に行ったら9着で、
前走がC1クラスだったマルカンセンサーが2着に激走して大ハズレ。
一昨年はブランシェクールが2着に入ったのに、まったく買わずに大ハズレと、厳しい結果が連続しております。
というか、このレースを当てた記憶がございませぬ。

その原因を探ろうと過去5年の結果をチェックすると「2走前が4着以下だった馬が1頭だけ連対している」という謎の法則を発見。
そうか、それで台頭する伏兵を逃していたんだな!?
ならば、今年の軸はこれでしょう!

◎7.アンデスクイーン
○1.ファッショニスタ
▲9.メモリーコウ

過去5年とも、4着だった2走前は前年の11月以降というのが共通点。
該当馬4頭のなかから地力上位のアンデスクイーンを中心視します。
相手は安定感があるファッショニスタと上昇の勢いがあるメモリーコウを選択。
そして3連勝式の3列目は総流し。
今年の12頭はすべて、上位に食い込む可能性を秘めていると思います!

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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