
昨年11月にグリーンチャンネルの新番組に出ることが決まり、それからほとんどすべての週末に紙の馬券を買っているという状況。
それが決まる前は、1月中旬にホッカイドウ競馬の山本咲希到騎手が期間限定で騎乗しているマレーシアに行く予定でした。
ならば、番組のロケが終わったあとの2月15日に行こうと考えていたら、山本騎手がマレーシアにいるのは2月9日までとのこと。
それじゃあアウェーで頑張る山本騎手を見るという目的が果たせないではないですか!
だったらその日に行く必要はないなあ。
ということで、その週はイタリア行きの飛行機に乗ることにしてしまいました。
お値段は往復で7万1千円。その前の日だったら6万8千円だったのですが、翌日まで決断を待ったら大失敗。
同じ予約サイトで検索したら1万円も高くなっていたのです!
その数字にうろたえて、あわてていろいろ検索しまくったおかげで、なんとか最善の手で買えたかなというところ。
しかし激安旅行評論家(自称)としては不満が残る金額であります……。
決断力不足は改善すべきところですな(泣)。
その一方で、先週末の北海道ロケでは往復航空券とホテル1泊をつけて、1名あたり2万5千円で手配するというファインプレイ。
制作サイドの役に立とうと、ロケスケジュールに合わせて最適で最安になる行程を私が手配する場合もあるのです。
イヨッ、さすが激安旅行評論家!
(釧路空港)
その行程は、金曜日に釧路空港に着いて駅前のホテルに泊まり、土曜日は釧路で撮影して札幌に移動。
日曜日は札幌で撮影してから羽田空港に戻るコース。
帰りの飛行機はけっこう混んでいて、それを見たとき「よくこの値段で手配できたな」と我ながら感心してしまいました。
ちなみに釧路では最高気温がマイナス5度。
札幌では午後2時の気温がマイナス3度。
でも雪が積もっているおかげか、それほど寒いという印象はなかったですね。
逆に首都圏で風が強い日のほうが体感的にキツイかも。
と、あちらこちらに行っているわけですが、馬券の調子も右往左往。
先週水曜日のTCK女王盃は◎のアンデスクイーンが僅差で2着。
▲のメモリーコウが3着で、私の馬券はハズレでしたわ。
(釧路から札幌はプロペラ機で移動)
買ったのはアンデスクイーン=ファッショニスタ→3列目を総流しにした3連複&3連単。
絞りすぎたのが敗因ですね。
その前日の桃花賞はSPAT4のキャンペーン対象レースだったので買いまして、
こちらは門別デビュー馬のボックスという買いかたで3連複を当てました。
しかし調子に乗ってトライした高知競馬の最終レースがハズレで利益ゼロ。
でもこの時期の3歳戦は、北海道組を狙うほうがよさげと改めて感じましたね。
南関東に比べると相対的に賞金が安い門別競馬の出身馬は、南関東に移ると獲得賞金額で劣勢になりがち。
その状況をクリアして上級条件のレースに出られた門別デビュー馬は、世代上位の力を持っていると考えるべきなのだと思いますよ!?
この考えかたは、最近になって私が提唱している「馬券を当てるコツは、予想をしすぎないこと」の一環。
「高知競馬のファイナルレースは網打ちボックス買いが有効」と同様です。
さて、日曜日は札幌でのロケが予定よりも早く終わったので、2時間ほど自由時間が発生。
そこで札幌駅前にある場外馬券売場「Aiba札幌駅前」に行くことにしました。
以前は札幌駅のド真ん前のビルの上層階にありましたが、そこから移転して地下鉄東豊線のさっぽろ駅に直結しているビルの地下1階から3階。
地下1階は「すぱっと的中大大大作戦」が開催された飲食店で、地下2階が有料エリア。
ふらっと行って馬券が買えるのは地下3階になります。
ここに行くのは初めてなので、どんなもんかなと興味津々。
地上から階段を下りて地下3階に着くと、怪しげな青白い光が出迎えてくれました。
(Aiba札幌駅前の地下3階)
馬券購入エリアに入ると、先客は目算で20人。
アレレ、予想より少ない。というか、予想よりコンパクトな構造!
記入台はあるけれどイスはないので、パッと買ってパッと帰る的な使われかたを想定している感じですね。
この日の発売レースは帯広競馬と佐賀競馬、それにJRAのメインレース3つ。
「でも札幌駅の地下街と直結でしょ。そのわりにはなあ」というのが正直な感想でした。
(地下2階の指定席のイスはこういう種類もあるそうです)
でもとりあえず何か買おうと、締め切り間際の佐賀競馬にトライ。
出走情報を見ようとスマホでwifi接続しようと思ったら、パスワードでの認証方式。
それがどこかに書かれていないかとフロアを一周しましたが発見できませんでした。
仕方がないからオッズだけで買いましたよ。
佐賀競馬の第6レースのワイドで1点勝負!
テキトーに買った馬券だから、レースが始まってから「松井騎手と出水騎手を応援すればいい」ことを知るありさま。
でもそれなりにアドレナリンは出て、松井騎手が1着で出水騎手が3着。ワイド1.5倍が大的中!
せっかくなので、佐賀競馬の第7レースとメインレースも買って、札幌駅に向かうことにしました。
というか、出馬表だけで馬券を買うのはこれが限界。
でもさっき調べたら、場外のどこかにwifiのパスワードが貼ってあるらしいんですね。
それが分かっていたら、当たり馬券を買えていたかもしれないのに!!!
(持ち帰ったハズレ馬券)
しかしながら改めて、出走表だけである程度の予想ができるほかの公営競技に比べると、競馬は不利だなあと思いましたね。
ちなみに競馬の出走表って、印刷されている項目が昭和30年代とまったく同じなんですよ。
印刷代は同じなんだから、もっと情報を盛り込んでもいいんじゃないかしら?
川崎記念のようなビッグレースでも同じこと。
馬名は知っていても、どういう臨戦過程かは出走表には書いてありませんからね。
馬名だけでは勝負できませんって!
そういうわけで、情報豊富な環境にある自宅で川崎記念を予想。
今年は上位拮抗ムードかな?
◎12.チュウワウィザード
○3.アナザートゥルース
▲1.ケイティブレイブ
エスプリシーズが森下博騎手を背に勝利したのが2004年。
その後もアジュディミツオーとフリオーソが勝利を挙げていますが、2012年以降は地方所属馬の連対がゼロ。
という流れを重視して、JRA所属馬重視の予想にしました。
ただし、ジョッキーがダート向きでなないと思えるデルマルーヴルと、さすがに8歳の今年はどうよと思えるミツバ、
さらにオープンに上がってから未勝利のメイプルブラザーはノーマーク。
これだけ絞れば、当たればいい配当になるのでは?
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。