
先週の水曜日と木曜日に「SPAT4プレミアムポイント」の高知&姫路ツアーが実施されまして、
今回も帯同させていただきました。
高知競馬場には毎年3回以上は行っていますし、
最終レースの「一発逆転ファイナルレース」への参加率も高いですから、
わりと「俺の庭」という気分。
高知が初めてというかたが多かったので、戦い方を少しは伝授できるかな?
そのキモはとにかく“馬場を読む”こと。
インコースが使えるのか使えないのか、それが最大のポイントなのです。
高知競馬場は内ラチから3mまでの砂の深さが14~15㎝。
そこから外に行くにつれて砂が薄くなっていきますが、馬場の真ん中あたりでも12㎝。
南関東の競馬場が9㎝くらいですから、走りにくさは日本一と言って間違いないでしょう。
それでも雨が降れば話は別で、その場合は内枠の先行馬が有利。
といっても高知の下級条件は足が遅い馬同士の戦いですから、
結果を左右する要因の半分以上は“運”だと思います。
それでも馬場を読み、枠順を加味して臨むことは、勝利に必要な第一歩。
さてこの日の様子はどんなもんかな~?
とワクワクウキウキな気分で高知競馬場に着いたらいきなり、競馬仲間の矢部みほさんを発見したではないですか!
矢部さんとは1月4日の川崎競馬バックヤードツアーのときにも遭遇。
今回の高知は“馬主様”としての参戦だそうで、なんと第3レースに持ち馬が出走するとのこと!
しかしまあ、それで高知に来るのはなかなかできないこと。
持ち馬のザンブローネは船橋から高知に移籍しての初戦で、高知の深い馬場に対応できるかどうかが問題となります。
しかしながら、結果次第でその後のテンションが大きく変わってくるよなあ……
と心配していると、矢部さんは負けるなんてひとつも考えていない様子。
うーむ、もしかしたら、その気合が芸能人のオーラにつながっているということなのか!?
(高知第3レースのパドック)
ちょうどデカいカメラを持っている知人が現地にいたもので、その人にもろもろの写真撮影を依頼。
さて第3レースのパドック。ザンブローネは……
毛艶もいいし、メンバー的になんとかなりそうじゃない?
しかしまあ、単勝オッズが1.3倍ですよ!
どうやらオーナーご一行様が、前売りでドカンと買った模様。
高知でそんなに単勝を買ったら、オッズが低いままで固定されるっつーの!
と思ったら、それがそうでもないんですね。
この日は大井と笠松と姫路でも開催があったのですが、ネット投票の威力のスゴさを再認識しました。
高知競馬の第3レースは、単勝の売り上げが195万9400円。
それだけの金額があれば、締め切り20分前に1倍台前半だった単勝オッズも徐々に上昇していきますわ。
その数字は最終的に2.3倍にまで上昇。
そしてザンブローネ&永森大智騎手は、矢部みほオーナーから受けたプレッシャーを跳ね返して4馬身差で快勝!
(ザンブローネ1着!)
いや~、勝つと負けるとでは大違いだから本当にメデタシ。
レース後は検量室前で記念写真を撮ってニコニコ顔。
スタンドに戻ったら、ツアー参加者との写真撮影にも機嫌よく応じていただきました。
これがもし負けていたらと思うと……
矢部さんからはご祝儀として単勝馬券をいただきました。
ザンブローネと永森騎手、勝ってくれてありがとう!
(ご祝儀ゲット)
と、前半戦で大いに盛り上がったものだから、ひと息ついて予想した第6レースで「まだ半分?」と驚いてしまいました。
ところでこの日は第1レースから最終レースまで馬場状態は“重”でしたが、
前半戦は通常より1頭分くらい内側を走っても大丈夫な雰囲気。
しかしそれが徐々に、インが使えない馬場に変わってきたように感じたのです。
晴れていれば表面の砂が乾いて、それがレース間のハロー掛けで撹拌されるの繰り返し。
それが夕方になって気温が下がると、路盤近くの水分が上昇してくるのです。
そうなると、水分を含んでいる馬場が表面から近いところにある砂厚12㎝のエリアが有利。
つまり外枠が有利になるのです。
それを察知したので、第9レースの7頭立て「高知のSPAT4特別」は、7番→6番の馬連でビシッと的中。
そして狙うは一発逆転ファイナルレース!
(高知のSPAT4特別は高松亮騎手が1着)
買った馬券は、外枠の7頭ボックス3連複=35点。
12頭立てなので、6番から外枠への投網です。
我ながらこの予想には自信がありましたが、ちょっと引っかかったのが、
ゼッケン7番の濱尚美騎手が逃げ馬に乗っていたところ。
こういう場合の逃げ馬ってダメなことがほとんどなんですよね。
だから7番を除外して5番を入れるほうがいいかなあとも考えたんです。
でも初志貫徹で勝負。そうしたら……
1着=10番
2着=5番
3着=9番
予感が当たってしまったではないですか!
ちなみに4着は11番(10番人気)、5着は12番(9番人気)だったから、
5番のポロンチャン鞍上の西川敏弘騎手に負けたという形。
西川騎手さえいなければ、3連複の9-10-11の11540円で万馬券が獲れたのに~!
というわけで、私のオサイフ事情は一発逆転にならず。
でも考えかたは合っていたんだよなあ。
これはまさに時の運。これからも自信をもって勝負していくぞ!
その気持ちで水曜日の報知グランプリカップにトライしましょう。
「すぱっと的中大作戦~mini~」にて、毎度おなじみ「小ネタ」を披露させていただきました。
さてどんなネタかといいますと、
【2~4走前に6~8着があった馬が1頭以上連対する】
なんと最近9年は、その戦績を持っていた馬が“1頭だけ”連対しているのです。
これが今年も継続したら、けっこうオイシイ馬券になりますぞ!
◎11.ベンテンコゾウ
◎10.タービランス
△2~9番の8頭
ベンテンコゾウとタービランスは、2~4走前に6~8着に入っていない……
つまり、その2頭のワンツーは小ネタ的にありえない!
これが今回のキモでございます。
ということで私の推奨馬券は、
●1着に10番と11番→2着に△の8頭→3着に10番と11番
を配置する3連単16点。
小ネタのミラクルが起こるかどうか、私も楽しみにしています!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。