
3月は飛行機に7回乗りましたが、そのすべてが空席多数。
こういう状況だから仕方がないとは思うのですが、日本の経済状況が心配になってしまいます。
(国際線は大半が欠航)
3月の地方競馬の馬券発売額は前年比でそれほど下がっていないようですが、これも競馬ファンの収入が減少したら、
馬券に使える金額も減るのが当然の流れ。
私も今のところ、トークイベントや式典の司会など、4本がキャンセルになりました。
幸いなことに「それがないから死にそう」という状況ではないのですが、世の中にはわりとガチでピンチになっている人がいる模様。
アナウンサー業界でも、イベントや展示会を中心に仕事をしている人は無収入になりますからね……
しかし飛行機に乗って地方都市に行ってみると別世界。
それはもういつもどおり、平和な空気に包まれているのです。
黒船賞の取材で行った高知もそうでしたし、先週の岡山県、鳥取県、そして北海道は以前とまったく変わりなし!
違っているのは、スーパーやドラッグストアに「マスクはありません」という貼り紙が出ていること。
それとレンタカーが例年より激安ということぐらいでしょうか。
先々週は北海道でレンタカーを4日間利用しましたが、免責保険込みで消費税込み8000円。
ちなみに保険を掛けなかったら同じく消費税込みで1日1000円でした。
つまりそれほど利用客が少ないということなのでしょう。
(北海道のガソリン代は前週より10円下落)
首都圏の電車では息をひそめて乗るみたいな雰囲気がありますね。
私もしばらくは電車に乗らない日々を過ごす予定です。
でも大都市以外に行くと平和なもので、宿泊した岡山県津山市では桜を観に行きました。
いわゆる“お花見”ではなくて“お散歩”で、ひとりで津山城を歩いて春を実感!
(津山城の桜は3分咲き)
その日は鳥取県西部にある「大山ヒルズ」で2歳馬の撮影と取材をして、大阪に移動して1泊。
このご時世ということか、ビジネスホテルの宿泊料金は素泊まりで3500円でした。
(鳥取県の大山=だいせん)
で、その翌日は大阪空港から新千歳空港に飛んで、北海道で2泊。
土曜日に埼玉県に戻ってきました。
東京近辺ではマスク装着率が高いですが、それ以外の道中では大阪近辺を除くとマスク率は半分程度かなという感じでしたね。
羽田空港では1枚198円の高機能マスクが売られていたので、念のためということで3枚買っておきました。
しかしながら、場所によって空気感がまったく違うということに驚かされますね。
先日まで緊急事態宣言が出されていた北海道も、200万人を擁する札幌都市圏と、合計しても5万人程度の日高地方では別の世界だと思います。
それでも用心するに越したことはありませんから、通常は休憩室などの屋内でする取材を外での立ち話に切り替えて実施した育成場もありました。
(放牧中)
そんな感じで牧場取材は順調に進んでいますが、その一方で私の競馬場での取材は3月12日の名古屋競馬場が最後。
同時に個人的な馬券購入額も減っております。
でも桜花賞は鳥取県で買いましたよ。
買い目はレイチェルウーズとアクアリーブルを軸にした3連単と3連複。
「3~5走前に6~8着があった馬が連対する」というネタに該当する1頭がアクアリーブルならば、
5戦5勝のレイチェルウーズとの組み合わせでいいでしょう!?
と思ったら、まさかレイチェルウーズが5着に負けるとは。
ネタを信じてアクアリーブルからにするべきだったか……
というか、「2頭軸」にしたところが反省点。
いつものとおりボックスで網を打っておけば、3連複2-4-5の185倍が獲れていたはず。
「流すな、ボックス」を提唱してから早数年、たとえ単勝1.3倍の馬がいようとも、競馬には絶対がないということを肝に銘じて臨まなければ!
木曜日のマリーンカップでは、それを意識しようと自分に言い聞かせて臨みます。
今年のJRA勢には条件クラスの馬もいますからね。
けっこうな混戦模様といえるかも。
今年のマリーンカップで注目すべき(?)ポイントは、
1.地方所属馬が単勝3番人気以内に推されたときの3着内率は100%
2.前年のクイーン賞に出ていた馬が1頭だけ連対することが多い
3.3走前が前年11月以降の地方競馬のダートグレードレースだったという馬が、1頭だけ連対することが多い
まずは1番から検証。
地方所属の出走馬のうち、ダートグレードレースで連対したことがあるのは、
ラビットラン、アークヴィグラス、ナムラメルシー、ストロングハート、サルサディオーネの5頭。
このなかで単勝3番人気以内になりそうなのは……ラビットランくらいかな?
続いて2番。
該当馬は、ラインカリーナ、ナムラメルシー、スターレーンにナラの4頭。
3番は、スターレーン、ナムラメルシー、ラインカリーナ、サルサディオーネ。
これをうまい具合に組み合わせると……
◎10.ラインカリーナ
○13.パッシングスルー
▲9.メモリーコウ
△2.ラビットラン
△4.スマートフルーレ
△8.ナムラメルシー
△12.サルサディオーネ
ここは総合的に考えて、2つの項目にも該当しているラインカリーナが軸でいいでしょう。
相手はどの項目にも該当していないパッシングスルーとメモリーコウ。
あとは実力的に上位と思われる馬に流します。
おっと違った。
馬連と3連複は「流すな、ボックス」だったっけ。
新年度はしっかりと網を打つ方針で頑張っていく所存です!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。