コラム”

「自宅で労働中」
2020年4月13日

本来の予定ならば、この週は北海道にいたはず。
JRAの2歳馬を競走馬登録する「産地馬体検査」を取材するはずでした。

じつは同時期に北海道で別件の仕事があったので、産地馬体検査がなくなっても北海道には行く予定でした。
でもそちらも行かなくて大丈夫ということに。

というわけで、4月に入ってから飛行機はおろか、電車にさえ乗っていません。
こういう日々が続くとなると、ストレスが溜まる人が増えますよねえ。

先日、平日の午後2時頃にスーパーに行ったら、人が多くてビックリ。
それ以来、私はなるべく夜になってから買い物をするようにしております。

そんななかではありますが、4月11日は久しぶりに半徹夜をしてしまいました。
その理由は、光文社の「POGの達人」という本の編集作業。
さすがに午前5時前に能率が悪くなったので“完全徹夜”にはなりませんでしたが、久しぶりの感覚でしたねえ。
でも10年前は週に2回の徹夜をしても大丈夫だったのですから、やっぱりジジイ化は進んでいるように感じます(泣)。

昨年版の「POGの達人」=宣伝です

(昨年版の「POGの達人」=宣伝です)

でもこの作業も、あと1週間ほどで終了。
その先は、4月下旬に実施されるJRAブリーズアップセールの司会に向けての台本書きなどに移行するのが通例でしたが、
それは昨年で卒業させていただきました。
その代わりに4月25日のエアカナダでモントリオール空港に向けてしゅぱーつ、だったんですけど、来年かなあ……(涙)。

個人的にはそういう状況ですが、現在の心配ごとは以下の件。
●競馬場グルメを紹介する月イチ連載のネタが仕入れられない(keiba.go.jpに載っています)
●手持ちのJRの回数券が期限までに使えないかも
●南関道中でのネタが枯渇しそう
というところ。
サイフのなかに入っている当たり馬券は有効期間が延長されますが、JRの回数券はダメでしょうねえ。

今月の「馬美味行脚」で紹介した、盛岡競馬場のジャンボ焼き鳥

(今月の「馬美味行脚」で紹介した、盛岡競馬場のジャンボ焼き鳥)

それでも不幸中の幸いはいくつかあって、グリーンチャンネルで放送している「ウインズの旅」は、
無観客競馬が始まる前の2月9日にコンプリートしたので番組制作には支障なし。
2歳馬の取材も、暖冬の影響で早めにスタートしたことが功を奏した形になりました。

となると、これから気をつけねばならぬのは健康面ですね……
ここ2週間の運動といえば、犬の散歩くらいのもの。
といっても、ウチの犬はチワワなのにマイネル軍団のような育てかたをしたもので、
常足(なみあし)50~60分、速足2分、ダッシュ30秒のメニューをこなさないと満足してくれないのです。
ネットや本によると、チワワの散歩は15分で充分らしいのですが……。
でもそのおかげで2km程度は歩いているので、在宅勤務の皆様よりは運動量が多いかも?

筋肉質です

(筋肉質です)

そのほかの心配ごとは血圧。
SPAT4の「高知&姫路ツアー」の頃はまあまあでっかい数字でしたが、春になって徐々に下がってきました。
それでも睡眠時間が短くて運動不足で、たいしたものを食ってない……となると、免疫力が下がってしまいそう。
みなさんも生活面に気をつけて、ストレスを少なくして過ごしましょう!

しかし馬券がハズレ続けてしまうのはストレスの元。
個人的には4月4日の中山競馬で特大ホームランを打ちましたが、その翌週の南関東ではビミョーな結果に終わりました。
ブリリアントカップは、逃げ粘るワークアンドラブにタービランスがクビ差届かなくてハズレ。
そして東京スプリントもハズレ。

その東京スプリント。
軸はコパノキッキングだろうなと思いつつ、でも有言実行で「流すな、ボックス」を実践したのですよ。

南関道中でつけたシルシは、
◎ヤマニンアンプリメ
○コパノキッキング
▲ブルドッグボス
△ジャスティン
△キャンドルグラス

でした。

結果は△の2頭が1着と3着で、3連複が18240円。
迷ってシルシをつけなかったサブノジュニアが2着でした。

これ、自分の馬券的には、上の5頭にサブノジュニアを入れた6頭ボックスの3連複を買うつもりだったんですよ!
しかしどういうわけか、締め切り直前に弱気の虫が出てしまい、5頭ボックスに変更。
初志貫徹で6頭ボックス20点を買えばいいものを、5頭ボックスで1000円節約したばかりに大魚を逃すというテイタラク。
まったくもう、虎穴に入らずんば虎子を得ず!

というわけで、JRAで得た利益を地方競馬で溶かし続けております。
今週の重賞、クラウンカップでは、そうならないようにしなくては。

このレース、昨年は2→3→4番人気の順で決まりましたが、基本的にはわけわかんない結果になるケースが多いんですよね。
とりあえず過去5回の結果を見ると、連対馬の組み合わせは「前走が1700m以上」と「前走が1600m以下」。
そして3着内馬の大半は、前走が460~499㎏の範囲……
それを考慮して、大胆にシルシをつけることにします。
エイヤ!

◎12.ストーミーデイ
○1.インペリシャブル
▲8.グリーンロード
△2.ヘブンリーキス
△10.ウタマロ
△14.ボンモマン
△7.マーヴェルクエスト

このレース、3年連続で優勝馬が逃げ切っていますが、でも今年は逃げ先行タイプが多すぎじゃない?
その点も含めつつ、前走が1700mだったストーミーデイを中心に決めて、相手には前走が1600m以下だった馬を並べました。
というわけで、このシルシは馬複専用。
3連勝式はどうしようか悩むなあ。
でも、この7頭での3連複にしてもいいのかも。
なんてったって、波乱の傾向があるレースですから!

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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