コラム”

「上半期の納会!」
2020年7月6日

2020年が半分終わりました。
個人的には「やっと半分」という感じがします。

1月はグリーンチャンネルの「日本漫遊ウインズの旅」であちこちに行き、2月はSPAT4の「高知&姫路競馬ツアー」で激しく勝負して、
2月9日にウインズを完全踏破。
その2日後からイタリアとスイスに行ったら世界的にヤバい感じになっていて、大井競馬場に観客が入れる最後の日に現地で観戦。
そのあとは無観客競馬の高知で黒船賞、名古屋でレディスヴィクトリーラウンドと名古屋大賞典を取材。
その翌週からは2歳馬の取材で各地の牧場に行きましたが、4月と5月は埼玉県内で過ごす日々。
これで体力が低下した感じがします。

出かけることはすなわち、知らず知らずのうちに運動していること。
それがないのだから、そりゃ足も細くなりますわ(苦)。

それも6月に入って徐々に解消。
6月最後の週末は、上野広小路亭で快楽亭ブラック師匠の毒演会に参加して打ち上げにも行き、
そのまま夜行バス(ちなみに3列シートで3500円)に乗って、
大阪で開催される作家の乗峯栄一さんを中心とする悪者軍団との「上半期納会」に参加すべく、西に向かいました。

翌朝7時の到着後は、マクドナルドで昼過ぎまで滞在。
マクドの店内をオフィス化してから向かった先は、心斎橋にある「競馬バー・とねっこ」です。

人が少なくて写真撮り放題

(人が少なくて写真撮り放題)

いわゆる雑居ビルの4階にあるそのお店は、競馬好きがワイワイ楽めるというのがコンセプト。
しかしまあ、そこまでの道中にある大量の飲食店ビルを見て、
こういう店の大半が持続化給付金を受け取ったのなら「その審査作業やいかに」と、
気が遠くなる想像をしてしまいました。

ちなみに私はイベント系の業務がいまのところ8件ほど消えましたが、持続化給付金の対象にはならないレベル。
なので、自分で給付金をゲットするしかないのであります!

……でもじつは、すでに給付金をいただいてしまいました。
6月某日に過去最大の倍率の馬券をゲットしたのです(自慢)。

「どのレース?」や「馬券の種類は?」などの質問に対しての回答は差し控えさせていただきます。
私が目指す方向はただひとつ。
これを原資にして、より攻撃的な勝負で残高を増やすこと!

というわけで、宝塚記念は前日のうちに3連複9頭ボックス=84点というアグレッシブな馬券を買っておりました。
そのレースをお店で観戦しようというのが、大宴会の前の「0次会」なのです。

午後2時にお店に到着すると、カウンター越しの大型テレビにはグリーンチャンネルが映っています。
となると、ほかのレースも買ってしまうのが人情というもの。
そのおかげでムダ遣い……

しかし宝塚記念は、人気薄のモズベッロが3着に入ってくれたおかげで5万馬券をゲット!
いやあ、モズベッロが来てくれなかったら元本割れでしたから、これは拾ったも同然の臨時収入。
馬券って改めて運次第ですね(笑)。

乗峯栄一先生と仲間たち

(乗峯栄一先生と仲間たち)

最終レースのあとは、中之島ローズガーデンのバーベキュー広場で大宴会。
その後は近鉄バファローズの選手だった加藤哲郎さんの誘いに乗っかって、2次会にも行ってしまいました。
夜行バス明けなのに、税込み2500円で予約した淀屋橋のホテルに入ったのは日付が変わる頃……

でもそのおかげで眠りは深く、翌朝はスッキリとした目覚め。
あとは帰るだけですが、その前に“敵情視察”に行くのです。

競馬は現地観戦ができない状況が4か月以上も続いていますが、競艇と競輪は6月中旬あたりから徐々に“開場”。
その様子を尼崎競艇でチェック!

梅田駅から阪神電車に乗って、尼崎センタープール駅で下車。
同じ電車から降りたおよそ10名は、改札を出てすぐ左側にある連絡通路に消えていきました。

私は外を回って正門から。
そこには誘導路が設定されていて、入口の横にある指定席利用者用の待合室に向かうことになりました。
そこには「検温入口」という看板が。
ここで発熱していないかチェックされる模様です。

うー、キンチョーするぅ~。
ホテルではエアコンをつけっぱなしで寝ちゃったからなあ。

入場前にチェックされます

(入場前にチェックされます)

というのは完全な前フリで、サーモスタットも非接触式体温計もあっさり通過。
係員に確認すると「35.8度ですね」とのことでした。
ちょっと低すぎないか?
ともあれ入場許可が下りたので、建物の奥から正面入口に戻って改札ゲートに100円を投入。
そして改めて場内を見ると、めっちゃガラガラやん!

入場口からの風景

(入場口からの風景)

古いスタンドの奥には売店があって、おじさんが焼きそばを300円で威勢よく販売中。
このお店も持続化給付金をもらったんでしょうが、働けるのはなによりですよね。

さて、スタンド内はどうなのか。
エスカレータで3階に上がってみると、さすがに月曜日の正午すぎだからか、場内は重賞じゃない日の船橋競馬場の3階という雰囲気。
まあなんというか、つまり「それほど混んでいない」ということです。

ただ、座席は養生用のガムテープでブロックされていて、座れるのは3席ごと。
そして発売機の前の待機ラインが、機械から2mほど後ろにありました。
でも列はまったく発生していませんでしたが……

そしてスタンド内を歩いて気付いたこと。それは、
いわゆる“アベノマスク”を装着している人が1割くらいいる!

私はわりと使っていますが、世間ではあまり見ない“アベノマスク”。
それが競艇場でこんなにたくさん見られるとは!

という興味深い発見をしてから舟券も発券して、レースは外で見ましょう。
こちらも使える席は3つに1つ。
これだと荷物をとなりの席に置けないんだよなあ。

無料のお茶がウマかった!

(無料のお茶がウマかった!)

ちなみに競艇は「一般戦の日は入場OKで、トップ選手が集まるG2以上の開催は無観客にする」とのこと。
つまり人口密度を気にしているわけですな。
これを南関東に置き換えると、基本的に水曜日だけ無観客って感じかしら?

でも、この先の状況がどうなるのかを予測するのはむずかしいこと。
現状では無観客競馬が続行される模様なので、3歳ダート戦線の上半期最終決戦、
ジャパンダートダービーは「勝手にオフト大井町」で観戦する予定です。

◎2.カフェファラオ
〇7.ブラヴール
▲11.ミヤジコクオウ
△12.ダイメイコリーダ
△1.エメリミット

ブラヴールを応援したいのはやまやまですが、中心はスゴイ走りが続くカフェファラオ。
本来だったら、5月2日にケンタッキーダービーに出たであろうカフェファラオを、現地で応援したはずだったんですが……(涙)

延期されて9月になったケンタッキーダービーには行けないので、ここで2000mの走りを堪能します(本番と違って右回りですが)。
あとはエスポワールシチーの半弟という血統のミヤジコクオウ、
宝塚記念で私に5万馬券をプレゼントしてくれた池添謙一騎手のダイメイコリーダ、
そして東京ダービーを制したエメリミットで勝負します!

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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