
7月21日に盛岡競馬場から埼玉県に帰ってから、再び埼玉県から出ない日々が復活。
あれからもうすぐ2週間ですが、その間になにをやっていたのか、まったく思い出せません。
ということはつまり、それだけ代わり映えのしない日々を送っていたんでしょうなあ。
いちおう、近所のショッピングモールで新しいメガネを買ったことと、市役所に住民税と健康保険料を払いに行ったことは覚えていますが……
というわけで再び、たいしてお金を使わない生活に戻ってしまいました。
昨年から決まっていた本来の予定は、8月1日と2日がメットライフドームで「ももいろクローバーZ」のコンサート。
ほんの半年前、会場から遠いところに住む友人が「東京オリンピックの時期だから、ビジネスホテルなのに1万5千円もするんですよ」と
嘆いていたのが遠い昔のことのようです。
それが今はこういう状況になったわけですから、ももクロのコンサートは有料配信に変更。
視聴料金は4800円でしたが、本当だったらそれ以上のお金が動いていたはず。
私の目線で考えても、メットライフドーム2デイズだと、チケット代だけで18000円から19000円。
2日間で最低でも6万人は来場しますから、動くお金は12億円くらいになります。
それが有料配信になるわけですから、これだけでもGDPの減り具合は相当なものになります。
(コンサート用の戦闘服)
私自身も、8月は名古屋と宮崎と北海道でイベント系のお仕事があるはずだったのに、それが全部キャンセル。
そのぶんの補填なんてありませんから、個人的な収入が減少しております。
それでもエンターテインメント業界に比べればマシなほう。
ということで微力ながら経済を回すべく、2万円分のももクログッズを買ってしまいました(汗)。
しかしながら遠方への出張で感じたのは、
1人で列車に乗ってホテルの部屋でゆっくり休み、競馬場でマスクして他人との距離を取って過ごすのならば、
たとえば電車に乗って大宮の量販店に行くのとたいして変わらないんじゃないかということ。
私の先輩がJR東日本のエライさんなのですが「マジでシャレにならない数字」と、この3か月の売り上げを嘆いておりました。
そりゃそうですよねえ。
競馬場から盛岡駅に戻ったら、午後6時すぎなのに閉まっている飲食店があるし、
いつもだったら待機列ができている焼肉屋さんがなんとノーゲスト。
さらに帰りの新幹線で私が乗った車両は、盛岡出発時が3人で、大宮到着時も3人。
これがしばらく続いたら、JR東日本は経営できなくなってしまいそうです。
(ガラガラの新幹線)
そのためなのでしょう。
8月20日から「お先にトクだ値スペシャル」というきっぷが発売されることになりました。
これは20日前までに購入すると、JR東日本の新幹線や特急列車が半額になるというもの。
10月4日に盛岡競馬場で行われるダービーグランプリを見に行くときなどに使えます。
(盛岡競馬場の映像ホール)
でも、こんな大サービスのきっぷを発売するというのは、それだけ利用客が減っていることの裏返し。
来年以降に備えて貯金に励むという考えかたもありますが、全員がそれを実行したら経済は収縮していきます。
個人的には、ひとりひとりが自覚をもって、できる範囲で社会に参加すればいいのではないかと思っています。
(盛岡競馬場に的場文男騎手のスポンジが!)
とりあえず8月12日からの浦和競馬は、指定席だけの開放で、50%の利用率にするとのこと。
続いて大井競馬もTCKの有料会員さんなどを対象にして“招待制”で「有観客」開催を始めるとのこと。
現在も馬主さんは入れるようですが、この規模の小さな有観客開催から、以前のようになっていくことを期待したいものです。
ただ、船橋競馬場はスタンドの改築工事が始まっていますから、どういうふうにするのか興味深いところです。
リニューアルオープンは2023年度とのことで、完成予想図を見ると今よりもサイズがコンパクト。
これからは開催ごとに、中継画面で前の開催からの変化を感じ取れることになるのでしょう。
その船橋競馬場で水曜日のメインレースとして行われるのが千葉日報賞。
昨年は単勝1番人気のサダムリスペクトが圧勝して、2着に5番人気馬、3着に6番人気馬が入って3連単は19330円。
一昨年も1番人気のラブミークンが圧勝しました。
しかし今年はどの馬が1番人気になるのか、それを推理するのが難しい?
◎11.スペリオルシチー
〇7.マルヒロナッツオー
▲5.ファルコンウィング
△2.ベイビータピット
△6.カレンガリアード
△9.クインザヒーロー
△8.フェンドオフ
スペリオルシチーは移籍初戦ですが、過去4勝のうち3勝が7月から9月で、4勝とも左回りのダートコース。
それなら船橋適性があるのは間違いなしとみて中心視します。
マルヒロナッツオーは一昨年が2着で昨年は6着。
もう2年近く勝っていませんが、ここでも相手なりに走れるとみて対抗に取ります。
ファルコンウィングは初めての古馬相手になりますが、メンバー的に単騎逃げが狙えそう。
休み明け2戦目のベイビータピットにもマークが必要でしょう。
個人的には毎度おなじみ3連複ボックスと、単勝1番人気馬を1着に固定した2種類の馬券で攻めてみたいと考えています!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。