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「Go To トラベル」
2020年10月19日

先月末の時点では、10月16日(金)に博多で野球を見て、17日(土)に佐賀競馬場に行こうと考えていました。

でも先週の「南関道中」で書いたとおり、先週の笠松&金沢が出発前日も含めて短時間睡眠の連続。
それを考慮して九州行きは自重することにしました。

というわけで週末は関東にいることになったので、
土曜日は快楽亭ブラック師匠に温泉ツアーの乗車券を届けるため、新宿2丁目へと向かいました。

緊急事態宣言が解除されてから時間が経っていますが、それでも新幹線は空気輸送に近い模様。
先週、金沢駅に掲示されていた北陸新幹線の指定席予約状況を見たら、
どの列車も指定券の売れ行きは40%以下でした。
厳しいですなあ……

そんな状況だからJR東日本では、新幹線や特急の乗車券&指定券を半額で発売中。
出発前日から数えて21日前までにネット経由で予約するのが条件ですが、
上野から長野までが3,800円、盛岡までは7,300円。
高速バスとたいして変わらない値段になっております。

独演会がまもなく開演

(独演会がまもなく開演)

ブラック師匠から「旅の師匠」とおだてられているワタクシ。
今回は9名での旅行とのことで、最善を尽くして安くて良いプランを確保いたしました。
温泉旅館は予約サイトを経由するより、直接予約のほうが安いことを発見したのでそちらで予約。
その結果、秋の紅葉シーズンの週末、交通費と1泊2食の合計で、
なんと14,000円でのご提供となりました!(通販番組風に読んでね)

うーむ、我ながらお見事。
その報告をしたら、師匠から 「JBCの日は大井に入れないんでしょ?」とご質問。
とりあえず「大井競馬場の入場券の抽選に応募したので、もしかしたらご案内できるかも」と答えておきました。
師匠は紙の馬券しか買えない人。
抽選に外れた場合は、師匠には場外発売を再開している施設に行っていただくことになっています。

すると「JBCのあと、映画館でレイトショーを観るから、どこかホテルを取ってくれない?」との依頼。
さっそくいろいろとチェックしたら、1泊朝食付きの中級ホテルを税込み2,300円で確保することに成功しました。
さすが激安旅行評論家(自画自賛)。

先週の大阪で利用したホテルは1泊1800円

(先週の大阪で利用したホテルは1泊1,800円)

この春から、外国人観光客はもちろん、日本人観光客、出張客が激減したために、
各都市のホテルは値崩れがハンパないんですよ。
師匠が泊まる予定のホテルは、いつもなら8,500円くらいするのに……
そこでハタと思いつきました。
私はJBCの取材で大井競馬場に行きますが、
その日はお仕事がもりだくさんな上に、翌朝は西に移動するスケジュール。
だったらサイタマに帰らずに、競馬場の近くに泊まればいいじゃない!

さっそく大井町駅や大森駅付近のお宿を検索したら、
1泊2,000円台で泊まれるお宿がたくさんあって、どれにしようか迷っちゃう状態。
さらに「Go Toトラベル」で割引される前の宿泊料金が3,334円以上だと、
1,000円分の地域共通クーポンがもらえます。
ということは、たとえば税込み3,500円の宿泊料だと支払い額は2,275円なので、
実質の宿泊料金は千円ちょっと!

地域共通クーポン

(地域共通クーポン)

ついでにブラック師匠には「新幹線で行く名古屋日帰り、実質5,735円」も教えてあげました。
これがたいそう喜ばれて、東京駅で買ったときに感動のあまり電話してきてくれたほど。

先週土曜日に東京駅の旅行カウンターに行ったら待ち時間が2時間以上の表示でしたし、
ここにきて出かける人が多くなっているように感じます。
その一方で、私のももクロ仲間は病院勤務のため、いまだに「県外には行かないように」というお達しが出ているそうです。

そういう人たちのことを考えると、旅行をするにしても「慎ましく」を念頭に置かないといけないですね。
先週の笠松でも金沢でも、ゴール前で「差せ!」「そのまま!」の声は聞こえませんでした。

金沢競馬場

(金沢競馬場)

それはそうと、金沢競馬場から帰ってきてよくよく考えたら、
今年になってまだ行っていない地方競馬場は、帯広だけということに気がついた!
帯広競馬場は7月11日に、競馬界で先陣を切る形で観客の入場を再開。
ちょうど1年前に帯広に行きましたが、こうなったら今年のうちに地方競馬場の全場踏破を達成しておくべきか?

と思ったので旅行代金をチェックしてみたら、これがバカ安。
1年前は台風の影響があったとはいえ、LCCでも片道3万円とかだったのに、
今は飛行機とホテルのセットでその半額以下……

帯広競馬場は事前の申し込みとか抽選とかがなくても入れるので、それなら今年のうちに行っちゃおう。
どうせだったら「ばんえいダービー」の日がいいかなあ。
と思ったら、今年は12月29日ですか。
その日程だとちょっと無理……

浦和競馬場も12月21日の開催から、事前に申し込まなくても入れるようになる予定です。
ただし「3000人以内で主催者が定める滞留入場者数」なので、
メインレース前あたりにフラッと行ったら入れない可能性があります。
入場できる人数を増やしていくために必要なことは、競馬ファンの節度ある行動。
引き続き「家の外では慎ましく」を合言葉にしていきましょう!

でも今週の浦和競馬は、最大で331名の観客数。
水曜日はヤングジョッキーズシリーズと埼玉新聞栄冠賞が行われるので、
入場申し込みの抽選倍率は高かったんでしょうなあ。
しかもけっこういいメンバー!

◎5.タービランス
○2.ファルコンウィング
▲3.リンゾウチャネル
△7.オールブラッシュ
△11.ロードアルペジオ
△9.リッカルド

タービランスは2016年1月のニューイヤーカップ以来の浦和コース。
さらに休み明けですが、これまでの実績から大丈夫と判断して中心視。
このレースは逃げ先行タイプが粘ることが多いので、内枠が有利になりそうなファルコンウィングを2番手に指名。
リンゾウチャネルも無理なく先行できそうです。

ちょっと警戒したいのはオールブラッシュ。
最近の成績はいまひとつでも、全8勝のうち4勝を10月から12月の間に挙げているのです。
一昨年の浦和記念を制した実績もありますし、穴馬の資格ありとみて押さえておきます。

同じ理由で、気温が下がると体調が上がるロードアルペジオにも要注意。

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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