
JBCは電話投票の威力のおかげで、過去最高の馬券発売額!
私も展望番組に出させていただき、その特需のオコボレに恵まれました(笑)。
今年に関しては、外出する動機になるイベントの多くが開催されず、さらに海外旅行には行けなくて、国内旅行もちょっと……
みたいな空気がある影響があったぶん、たくさんの人が地方競馬に目を向けてくれた、ということでしょう。
それでもJRAと比べると、まだまだ地方競馬には伸びしろがあるはず。
その一方で、経済が委縮しつつある業界もあるから景気動向がどうなるか……。
その点は心配材料になりますが、これからも馬券発売額の増加につながるように頑張ろうと思う次第です。
さて、11月3日の私は、JBCレディスクラシックとJBCクラシックのリポート原稿を書くのが任務
(地方競馬全国協会のホームページにある「Webハロン」に掲載されています)。
大井競馬場にはなるべく早く着きたいと思っていたものの、諸事情があって大森駅に着いたのが14時すぎ。
この日は大森駅の近くに泊まるので、これなら15時のチェックイン開始とともに宿に入って荷物を置いてから行くほうがいいでしょう。
という作戦で宿に行き、15時ピッタリにチェックインして、1000円分の地域共通クーポンもいただいて、行くぜ大井競馬場!
大森駅から有料のバスに乗って大井競馬場に到着すると、すでにJBCレディスクラシックのパドックが始まっておりました(汗)
(JBCレディスクラシックのパドック)
まあなんというか想定内でしたが、パドックのスカスカ感ったらありゃしない。
本当だったらビッシリと埋まっているはず。
でも多くの人が家にいるから馬券がたくさん売れている側面もあるので、気分的にはフクザツですよ。
でもこれが本来の姿ではないのはもちろん。
そんな感じの気分で、これまたガラガラのスタンドに移動してレースを見ました。
(レディスクラシックのスタート直前)
レースが終わったらウイナーズサークルに行って、勝ったファッショニスタ陣営の取材。
いつもなら、検量室の近くで2着以下の騎手にコメントしてもらうのですが、私の取材証ではそちらに行けないのです。
これも特例。
というわけで、スタンド前でおとなしく待機しました。
次の取材担当はJBCクラシックなので、一般席に当選した仲間とともにJBCスプリントを観戦。
ちなみにわたくし、キャリーオーバーが1億円を超えたトリプル馬単を大量に買っておりまして、しかし最初のレースで終わっていたのです。
というわけで、サブノジュニアの勝利で波乱になったことに大喜び(不謹慎)。
しかしですよ。
同じくトリプル馬単をハズしたナカタニさんがレース直後に、
「まだ500口以上も残ってますよ」
と言うではあーりませんか!
個人的にはキャリーオーバー確定くらいの気持ちでいたのに、手広く買える人っているんだなあ……
こりゃJBCクラシックが大荒れになるしかないな!
と念じましたが、クリソベリルはやっぱり強く、そのあとの2頭も当たり前ですが上位の実力がありました。
トリプル馬単を取った人がいるんですかそうですか。
まあいいや、順当な結果だと原稿が書きやすいから助かるわ(強がり)。
レース後はしばらく取材をしたので、客席に戻ったのは11レースのあと。
さあ、ひとつくらいは仕事ヌキで競馬をやろう!
と気合を入れて最終レースのパドックを凝視すると、勝負権があるのはおそらく4頭。
そしたらその4頭が4着までを独占。
1点勝負の3連複(7.7倍)、12点勝負の3連単(30.5倍)が取れたので、損失をすこし減らすことができました(喜)。
ところで、この日のビックリはJBCクラシックが終わった後にありました。
抽選に当たって大井競馬場に入ったのは777名と少ないのですが、上に載せた写真くらいは人がいたんですよ。
しかし第11レースのときに、L-WINGの屋外席に座っていた人は、おそらく20人前後。
東京トゥインクルファンファーレのお姉さんたちが入場するとき、思わず「うわ、減ってる」と言って苦笑いするくらいでした。
(最終レースのスタート直前)
おかげで最終レースのパドックの周囲にいた人も20人程度というところ。
それでも馬券はたくさん売れるのだから、これはちょっと複雑な気分になるよなあ。
というわけで、最終レース後に行われた「JBCフラッグ」の引継ぎ式は、
賞典台の前にいた観客数がカメラマンの2倍程度という状況でございました……。
(JBCフラッグ引継ぎ式)
でも考えてみれば、仮に大井のJBCに3万人が入ったとしても、最終レースまで残っているのは2割くらい。
だとすると、777人でも2割と考えれば150人くらい。
まあ、そんなものかもしれないのかなあ。
その翌日は早朝の新幹線で園田競馬場にレッツゴー。
お目当てはメインレースの楠賞に出走する南関東所属の3頭!
じつはこの日に園田競馬場に行くかどうか、直前まで迷っていたのです。
ここのところ睡眠時間が短くて……
でもやっぱり行ってよかった。
岡林光浩調教師の喜ぶ姿が見られたし、馬券もキッチリ当たったし!
(サロルン優勝)
園田競馬の終了後は、2年ぶりの甲子園球場にレッツゴー!
寒かったけれどいい試合で、改めて行動しないといい思い出は作れない、と感じたことでした。
世間には広域移動をヨシとしない空気はありますが、節度をもって行動すれば近所のスーパーに行くのと大差ないと思うのですが!
しかし今週の川崎競馬は、またしても入場券の抽選にハズレてしまったので自宅から。
経済を回したいんですけど……!
それはともかく、火曜日のローレル賞は絞りにくいメンバーですねえ。
◎8.セカイノホシ
○5.ケラススヴィア
▲2.フェリスダージ
△6.ディアリッキー
△14.ベツセタイ
△11.ナジャ
このレースは前走が重賞以外で3着以内だった馬が優勢。
なので、鎌倉記念で5着だったナジャは入れておきます。
中心は距離延長にも対応できそうなセカイノホシとしましたが、やはり基本はボックスでしょう。
水曜日のロジータ記念もちょっと難しい!
◎11.アクアリーブル
○2.ルイドフィーネ
▲12.ミリミリ
△5.レッドカード
△4.ノラ
△8.ヒキュウ
△9.コーラルツッキー
トライアルのサルビアカップが2年連続で大波乱になって、でも昨年はサルビアカップの5着馬が勝って、8着馬が2着。
今年もメンバー的にビミョーだろういうことで、春の実績馬2頭がちゃんと走ってくれると想定します。
単穴は追い込み一手のミリミリ。
昨年の夏からマークしているので、これはもう外せません!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。