コラム”

「今年だけで地方競馬全場訪問を達成」
2020年11月24日

こういったご時世ではございますが、先週の月曜日に帯広競馬場に行きまして、
2020年だけでの地方競馬場の全場訪問を達成いたしました。

パチパチパチ~

一昨年にグリーンチャンネルの「旅うまスタンプラリー」の番組で1年間での地方競馬全場訪問を達成しているので
「1年間での全場訪問」は2回目。
取材で行った競馬場もありますが、そうじゃない競馬場もありますからねえ。
我ながらアホだと思います(笑)。

今回は多少の取材があるので、利用したのは旭川空港。
最初の目的地が北見なので、本当は女満別空港を使いたかったのですが、女満別行きは羽田空港発が朝7時ちょうど。
それだと乗れないので、旭川から行くことにしたのです。

しかし旭川から北見って遠いのね。
さすが北海道。9時50分に旭川空港を出発して、道中の半分くらいは最近になってできた無料の高速道路を使ったのですが、
北見に着いたのは13時40分でした。

頑張ってクルマを運転したのにはワケがありまして、この日は2か所で取材用の写真を撮ろうと思っていたのです。
しかし北見に来たなら市内にある場外馬券売場を視察したくなるのが私の習性。
ということで「ミントスポット北見」に寄り道して建物のなかに入ったら、ありゃま、客は私1人だけ!

人がいない

(人がいない)

これはJRAと同じで、買ったらすぐ帰れ方式なのか?

と思ったら、発売開始が14時なんだって。
この日は月曜日だから、発売するのが大井と帯広。
そういうわけで早く来すぎたのでした。

それでも14時が近づくと、お客さんの数が10人くらいになっていたのは、さすが競馬場があった土地。
北見市は人口が10万人以上いますから、馬券売場の需要もけっこうあるように見受けられました。

しかし長居はできないので、14時の発売開始と同時に来場記念の馬券を購入。
答え合わせは夜の帯広競馬場で……

ミントスポット北見は大型施設

(ミントスポット北見は大型施設)

ミントスポット北見からは北見競馬場跡地に移動します。
現在は北見工業大学の研究所になっているので、現存しているスタンドを見学することはできません。
でも行ったというアリバイは作って、これまた最近になって開通した無料の高速道路を使って帯広方面に向かいます。

その高速道路は30kmくらいで終了。
そこからは普通の国道になるのですが、北海道の奥地なので20kmくらい信号ゼロ。
それなのに高速を作る必要ってあるのかいな。
冬になると高速道路の利用価値は上がるけれど、それなら現在の国道を改修するほうが安上がりだよなあ。

あまりにも対向車が来ない状況にそんなことを考えながら快走して、陸別町でトイレ休憩。
この時点で15時30分でしたが、空が薄暗くなってきた!

陸別町にしては暖かいらしいです

(陸別町にしては暖かいらしいです)

北海道の冬は夜が早いのは知っていたけれど、私の想定とは1時間くらいズレがありました。
ここから50km先にある本別町で写真を撮る予定だったのに、こりゃもう無理だなあ。

と観念したら、やっぱり16時半くらいで夜の手前という風景。
そんな見通しの悪い時間帯に、50mくらい前をでっかい鹿に横切られた!(しかも2頭)

そんな危険をクリアして、無事に帯広競馬場に到着できました。
着いて最初のレースは見るだけにして、続いてのレースは北見で買った馬券を使って発払機で買いましょう。
しかしですよ。まさかまさかのノーマネー!

当たっているはずだったのになあ。
しょうがないからJBCの当たり馬券を使って買いましたよ。
しかし……

帯広競馬場で勝負

(帯広競馬場で勝負)

1着2着4着でハズレ(泣)。
ちっきしょー。
9.4倍の馬複にしておくべきだったか。

うー、これはハラタツ。
よおし、もうひと勝負!

と、普段だったら「ついカッとなってしまって」挑むところですが、夜は焼肉の約束があるのでした。
ということで1時間ほどの滞在で撤収。
友人には「たっぷりと楽しんできてくださいね」と言われましたが、ここは勇気をもって退却だ!

そしたら次のレースは2→6→4番人気の順で入る中波乱。
これはおそらく取れなかったと思われ。
それならその分をこちらに回して「上ジンギスカン」を注文じゃ!

帯広で焼肉

(帯広で焼肉)

翌日は、前日に断念した写真を撮ってから旭川に戻ります。
しかしこれで60kmくらいの遠回りになるのだから、やっぱり北海道は広いなあ。
さらに峠に入ったら気温はマイナス。
道路はアイスバーンになっているし、冬の運転は疲れるわ~。

でももう1か所、寄るところがあるのです。
それは旭川市内にある「Aiba旭川」。
ホッカイドウ競馬の場外です。

ショッピングセンターの2階にあるそうで、けっこう広い建物のなかを探し歩くと入口を発見。
でもここからは入れないとのこと。
じゃあどこから、とさらに探すと、棟続きのとなりの建物にエスカレータ-を発見。
とりあえず上がってみると、Aibaの看板が見えました。

キレイな入口

(キレイな入口)

中に入るとメチャメチャ広い!

4人掛けのテーブル席が10個くらいあるし、普通の席も100席くらい。
発売機は20台近く並んでいるし、これなら同時に500人くらいは収容できそう。
さらに奥には有料の「エクセルフロア」まで用意されている!

でも火曜日の17時すぎだからなのか、そこにいたのは20人程度でした。
スタッフさんと警備員さんは合計で10人ほどいましたが……

場内はこの10倍くらい広いです

(場内はこの10倍くらい広いです)

ここでも記念にハイセイコー記念の馬券を購入。
そのレースは飛行機のなかで見られます。
便利な世の中というかなんというか(汗)。

しかし上空で見たレース結果は、取ってマイナスでした。
今週の浦和記念も発走時刻は講習を受けている時間でして(交通違反とかではない)、結果は日が暮れてから確認する予定です。

◎2.ウェスタールンド
○4.クインズサターン
▲7.タービランス
△5.ロードブレス
△11.ストライクイーグル

ウェスタールンドは追い込み一手で、浦和競馬場が合わなさそうなイメージ。
でも、早めに動けるタイプでもあるので、今回は2コーナーから発進して4コーナーで先頭という形を期待して中心視します。

相手筆頭には、浦和のJBCクラシックで4着に入ったクインズサターン。
埼玉新聞栄冠賞を制したタービランスにも注目します。
ダートに転じて好走中のロードブレスと、昨年のJBCクラシックで5着だったストライクイーグルにも要マーク!

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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