
10月初旬から「日本シリーズを現地観戦する」件について検討を重ねておりました。
日程は11月21~22日がセ・リーグ本拠地で、24~26日がパ・リーグ本拠地。
セのほうは読売ジャイアンツが確定的で、場所は今年だけ大阪の京セラドーム。
もうひとつ、ナイターが始まった佐賀競馬場にも行こうと考えておりまして、それならば火曜日から木曜日までの3連戦が狙い目となります。
しかし私は25日の水曜日に朝から予定があるので、火曜日に野球を見るのは無理。
ということで、木曜日が野球→金曜日は自由行動→土曜日に佐賀競馬が第1候補かな?
ただ、福岡ソフトバンクホークスが日本シリーズに出ることが確定しなければ、旅行の手配をするのは危険。
結論としては検討しただけムダだったということで、土曜日に福岡空港に着いて佐賀に行き、日曜日の早朝便で帰ってくることにしました。
いやしかし危なかった。
もし木曜日が野球というプランにしていたら……
まさか日本シリーズが水曜日に終わってしまうなんて想定外!
そのおかげで博多のお店は全体的に「優勝おめでとうセール」の雰囲気でした。
せっかくなので私も「地域共通クーポン」を使ってお買い物♪
(優勝おめでとう)
その関係で、博多を出発したのは15時半頃。
JRの鳥栖駅から路線バスに乗るルートで、第4レースくらいに間に合うかな?
じつは佐賀競馬場に行くバスはもうひとつあるのです。
西鉄とJRの久留米駅から出ている「友の会」という団体が運行する貸切バスが、西鉄とJRの久留米駅から出ています。
ただ、そのバスが使いにくいったらありゃしない。
行きの最終便が14時ちょうどに出発するんですよ。
佐賀競馬場に到着するのは14時25分。
だいたい4本もあるのに最終便が第1レースより1時間くらい前に着くって、客の都合を考えなさすぎでしょ!
というわけで今回も鳥栖駅からだいたい40分おきに出発する路線バスに乗るルート。
佐賀競馬場に到着したのは17時ちょっと前でした。
(路線バスで到着)
さて、まずは帰りのバスの時刻をチェック。
すると、土曜日の最終バスは19時41分。
てことは、19時35分発走の第9レースがゴールした瞬間に競馬場を脱出すれば、ギリギリ間に合うかという感じですか……
最終レースまで見て、博多の宿に帰ることにすると、
1.友の会バスに乗って久留米に出る
2.肥前旭駅まで30分ほど歩く
3.タクシーを呼ぶ
の3択。
個人的に3番はありえないので(笑)、1番か2番。
肥前旭駅まで歩いてもいいけれど、夜9時のこの近辺って真っ暗なのよね。
今回はナイターの雰囲気を確認するのが目的なんだし、第9レースで帰ることにしようかな。
(佐賀競馬場)
と歩きながら考えて、検温と消毒の関門を経て競馬場にイン。
まずは常連状態になっている食堂の「亭謝馬」に行きましょう。
店主の藤木さんは元気かな?
(閉店中)
……。
開けてないんかい!
この日の食堂街で営業していたのは、うなぎがメニューにあるお店と、入ったことがない2店舗と、
入口近くにある「龍ラーメン」と「のだや」の5つ。
それでも入場人数のわりには多いといえるか。
(寂しい風景)
そのなかで入ったことがない店で軽く食事して、第6レースから戦いを開始!
しかし第6レースは実力差がありすぎのメンバー構成。
10頭立てで4番人気馬の単勝が47.3倍ですよ……
レース内容もそのとおりで、3→2→1番人気の順だったのに、3連単が11.2倍。
3連複に至っては1.5倍でした。
うーむ。
でも考えかたを変えれば、大勝負するには最適のレースだったような気がするぞ。
その次のレースは単勝1番人気が1.1倍。
しかしその馬は2着に敗れ、3→1→9番人気の順で入って3連複が49.3倍、3連単は383.4倍。
マジですかそうですか。
佐賀競馬は勝負のしどころを探るのがむずかしい。
続く第8レースは単勝1.7倍の馬が勝ったものの、2.5倍の2番人気馬が大敗して波乱。
しかしこのレースは事務所で打ち合わせをしていたのでセーフでした。
助かった~
(ほとめきナイターの時間)
さて、路線バスで帰るならば最後になる第9レース。
9頭立てで1番人気が単勝1.1倍だから、1点勝負にするのが妙味。
何番にするか、運命の分かれ道!
相手に選んだのは単勝2番人気。
しかし2着は4番人気馬でした。
これは絞って大失敗。
3連複が7.0倍だから、1頭軸で2~4番人気馬に流す3連複の3点買いでもプラスだったやないかいな!
これは不完全燃焼。
というか、もうバスには間に合わん。
残り2つで勝負じゃ!
と気合を入れてパドックで出走馬を凝視した第10レースは、8頭立てなのに絞れない……
ということで無理せず見るだけにしたら、4→3→5番人気の順で入るという結果。
やらなくて大正解だぜ、儲かった!
と、気分をよくして最終レースのパドックに行くと、3番のデータヴァリューの馬体がピカピカ。
勝負権があるのはその馬も含めて4頭だけれど、ここはもうちょっと絞りましょう。
と考えて臨んだら、迷って切った1頭が2着でした。
うーむ、馬券的にイマイチ乗り切れない1日だったなあ(泣)。
(最終レースでも観客はそこそこ)
でも佐賀のナイターを堪能することができたからヨシとするか。
「友の会」が運行する帰りのバスに乗った客は7人でした。
こういう単独の旅打ちならば、近所に買い物に行くのとリスクは同等。
12月も遠征の予定がございます。
逆に船橋競馬場は足が遠のいていますなあ。
クイーン賞も自宅で観戦する予定です。
しかしトップハンデが南関東所属って、過去に例があったかしら?
◎6.アブソルートクイン
○3.パールデュー
▲4.メモリーコウ
△9.サルサディオーネ
△14.マルカンセンサー
△8.アッシェンプッテル
過去5年のクイーン賞では、
・ハンデ53kg以下の馬が3着以内に1~2頭入っている
・わりとデカめの馬が活躍
それを考慮してシルシを構築してみました。
中心に抜擢したのはアブソルートクイン。
今野忠成騎手って51kgでも乗れるのね!
笠松のトウホクビジンが10番人気で3着に入ったのが10年前。
いい馬券を獲った思い出は心に残るものですねえ。
今年のクイーン賞も自分の記憶に残るレースになりますように!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。