コラム”

「園田にレッツゴー」
2020年12月28日

今年も年末が繁忙期になるのは例年どおり。
園田競馬場で12月24日に実施される「ヤングジョッキーズシリーズ・ファイナルラウンド」に行くことは以前から決めていましたが、
さてさてどういう日程にしようかしら?

いろいろと検討した結果、
23日と24日の夜はホテルの部屋でひたすらお仕事をするのが日程面と費用面から合理的、という結論になりました。
だって、24日の夜に帰るよりも25日の昼に帰るほうが、1泊増えても5000円くらい安いんだもん。

さらに行きは青春18きっぷを使うので、電車のなかでパソコンのバッテリーが尽きるまで原稿仕事が可能。
その反面、東京から大阪までは9時間ほどかかりますから、
園田競馬場にまっすぐ向かっても兵庫ゴールドトロフィーには間に合わないのですが(汗)。

そのリカバリーとして選んだのが、ジョイホース浜松に寄るという手段。
駅から徒歩5分のところにある場外発売所で兵庫ゴールドトロフィーと浦和のゴールドカップの馬券を買って、競馬場に着いたら答え合わせ♪
という算段で寄った、8月以来のジョイホース。
会員証を見せて中に入ると、おお、8月のときより客が多い!

といっても前回は、入場したのが川崎ナイターの第1レースが始まる2時間前。
そりゃ今回は昼間開催の浦和なんだから、それよりお客さんは多いよねえ。
ちなみに具体的な数字を発表すると、私を入れて12名でした。場内の広さに比べるとアレですが……。

ともあれ、私は大阪へ向かう途中なので、ここで長居をすることはできませぬ。
というわけで浦和の馬券を買って、続いて園田を買おうとすると、

ゴールドカップで勝負

(ゴールドカップで勝負)

いかん、サイフのなかにお金がない!!!

近くにはコンビニがあるけれど、3階にあるジョイホースから外に出て、また戻ってくるのはバカバカしすぎる。
うーむ、ここは仕方ない。
施設内のフリーwifiにつないで、SPAT4で馬券を買うか。
だったら場外馬券売場の意味がないやんけ!

という情けない結末で、ジョイホースの滞在時間は20分。
その間に無料のお茶を2杯飲みました。
あいわらず静岡のお茶はウマいねえ~

その後も豊橋、大垣と乗り換えは続き、米原駅に着いたらあらビックリ。
なんと、この先の区間で人身事故があって、乗り換えた新快速は1時間ぶりの列車なんだそうな。
ということは、浜松で寄り道せずに西に向かっていたら、米原駅でボケーと運転再開を待つハメになっていたのね?

で、私が乗った新快速は乗車してからすぐ発車。
結果的に浜松で寄り道してよかったわけですね。
それならきっと馬券も当たっているはず♪

速くて楽しい新快速電車は快調に進んで、大阪駅に着いたのが16時半。
自宅を出てからすでに11時間が経過しておりました。
うーん、ケツいてえ~。
さ、阪急電車に乗り換えて、とっとと園田競馬場に行きましょ~

今年の園田競馬は開催時刻を柔軟にしていて、この日は最終レースが18時30分。
昼間開催の浦和競馬を意識した形になっています。
17時すぎに園田駅に着いて、無料バスに乗って競馬場へゴー!

無料バスは客2名

(無料バスは客2名)

すっかり夜の景色になった競馬場に入ったら、やっぱり人の姿は少ないですねえ。
逆に言うと、メインの兵庫ゴールドトロフィーは第6レースだったから、ここにいるのはいわゆる「スキモノ」。
あんたも好きねえ~♪

あいさつやらなんやらをしていたら、すっかり最終レースのひとつ前。
このレースは吉村騎手の馬が圧倒的な人気だし、買わないで見学にしようかな。

最近の園田はゴール装飾が豪華

(最近の園田はゴール装飾が豪華)

という結論で観戦したら、吉村騎手があっさり逃げ切り。
年間350勝が視野に入ってきましたぞ。
全国リーディングの森泰斗騎手との差は約30勝。
開催日数の違いを考えると、この勝ち星の数は驚異的!

ただ、一極集中すぎる感じはあるような気はします。
ちなみに兵庫の2位は下原理騎手で200勝を超えたところ。
3位が田中学騎手、4位が笹田知宏騎手で、5位の川原正一騎手までが100勝オーバー。
それでも「四天王」と呼ばれる騎手が抜けていた時代よりは、勝ち星の分布がなだらかになった感じはあります。

さあ、最終レースくらいはガッツリやるか!

しかし混戦という感じがする12頭立ては取捨選択がむずかしい。
すさまじく悩んだ結果、3連複6頭ボックスでお茶を濁すことにしました……

囚われのそのたん

(囚われのそのたん)

しかし結果は、パドックで良いと思ったメイショウギンレイが勝ち、
2着が吉村騎手のエンジェルティアラで、3着が7番人気のゴーウィズザフロー。
思い切ってカットした4番人気馬は大敗で、あらま113.5倍が当たったわ!

やっぱり馬券はボックスに限りますなあ~。
落語の「サンマは目黒に限る」のノリで覚えましょう。
でも東京大賞典はボックスにしにくいなあ。

◎7.オメガパフューム
○3.モジアナフレイバー
▲8.ノンコノユメ
△16.ミューチャリー
△1.テーオーケインズ
△9.ウェスタールンド

東京大賞典の展望番組でつけたシルシのとおりに勝負します。
キモはダノンファラオのヌケ。
個人的には過大評価されている気がメチャするのよね。
なのでスッパリと無印にして、3着までに入ったらダノンファラオをホメるという気持ちで臨みます。

続く30日の東京シンデレラマイルこそ、網打ちにふさわしいメンバー構成!

◎2.ダノンレジーナ
○13.アクアリーブル
▲6.マルカンセンサー
△10.サラーブ
△3.サルサレイア
△11.ラインカリーナ
穴16.ルイドフィーネ

過去5年の連対馬10頭はすべて、2戦連続でカタカナが入っているレースに出走していたのですよ。
該当馬はけっこう多いですが、そのなかから6頭をピックアップ。
負担重量が56kg以上の馬に好走例が多いことも含め、
2走前が漢字4文字のレースに出走したルイドフィーネは3着候補として押さえます。

ところで本題のヤングジョッキーズシリーズですが、大晦日の東京2歳優駿牝馬のシルシとともに書くことにします。

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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