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「ヤングジョッキーズシリーズ園田」
2020年12月29日

そういえば、12月23日にジョイホース浜松で買った浦和のゴールドカップの馬券。
ワイドと3連単が当たりました!

ただ、本線はブルドッグボス(1着)とノブワイルド(3着)の馬複だったので、収支としてはマイナス。
さらに兵庫ゴールドトロフィーは、川崎のベストマッチョをヌケにしていたのでハズレ……。
兵庫のナリタミニスター(4着)と船橋のサロルン(5着)は持っていたのに~!

そのことは忘れて、24日も園田競馬場にゴー。
10時50分発の無料バスに乗ろうと阪神尼崎駅のロータリーに行ったら、アレレ、バスが来ていない!
しかも周囲を見回しても「いかにも」なおっちゃんが見当たらず。
阪神尼崎駅からは園田競馬場を通る有料バスが出ているけれど、やっぱり無料のほうがいいよなあ。
と考えていたら、10時51分にバスが到着。
なんやねん、ビックリさせんといてや~!

そのバスには4人のおっちゃんが乗車(私を除く)。
その4人が誰もスポーツ新聞やらを手にしていないとは。
でも無事に乗れたからまあいいか。
バスはおよそ25分で園田競馬場に着きまして、第2レースに間に合います。
でも私はヤングジョッキー方面に行っていたのでレースは第5レースからスタート!

地方所属騎手の集合写真

(地方所属騎手の集合写真)

地方競馬8名、JRA8名の合計16名が、3つのレースのうち2つに騎乗してポイントを争う
「ヤングジョッキーズシリーズ・ファイナルラウンド園田」。
第1戦は1,400mで、地方競馬が6名、JRAが5名で戦います。

わたくし、兵庫県競馬のホームページにて公開された「岩田康誠騎手&高田潤騎手のヤングジョッキーズシリーズトーク」で
司会進行を担当させていただきまして、キワドイ話、おもろい話を含めて各騎手の特徴を聞いておりました。
それも踏まえて予想をすれば、そりゃ軸は岩田康誠騎手の息子さん、望来騎手でしょう。

岩田騎手

(岩田騎手)

お父さんも「客に混ざって応援します」と話していて、実際に来場していました。
しかし岩田(父)騎手、収録のときは「場内におっても目立たないですよ」と言っていたのに、
真っ赤なダウンジャケットを着ているから、遠くからでもまるわかり!
写真を撮っていなかったのが悔やまれる……

その第1戦は、マジですかと思わずつぶやいてしまうほどのスローペース。
個人的な印象ですが、なんとなく若者たちの行きっぷりが年々悪くなっている気がします。
今年のトライアルラウンドでハイペースになったのは、2戦とも前崩れだった盛岡と、スゴい逃げ争いが展開された佐賀の1戦目くらいでは?

そんな流れなら、愛知の細川智史騎手が向正面で中団から一気に先頭に立った判断は正解だったと思います。
その上、前半がスローだから最後まで脚がもつわけで、細川騎手が押し切って勝利。
2着に岩田騎手、3着に大井の仲原大生騎手は、3連単が14万馬券で、馬複でも万馬券という結果でした。

そんな配当なのに、このレースは「3走前までに3着以内があった」5頭が5着以内を独占しているのよね。
こんな簡単な馬券が獲れないとはこれいかに。
これはヤングジョッキーズシリーズでいろんな先入観がジャマしているからだな、きっと。

第1戦のとき、園田競馬場の近くに住んでいる作家の乗峯栄一先生と遭遇したので、レース後は「そのだ屋」で昼食。
センセは中華そば、私はカレー蕎麦、そして場内で遭遇した川崎在住のユミ姐さんはたまご丼。

そのだ屋のお品書き

(そのだ屋のお品書き)

さあ、気持ちを立て直して第2戦!
と思ったら、けっこうな雨が降ってきて困っちゃう。

パドックまで直進するかと迷っていたら、JRAの原優介騎手のご両親と遭遇。
第2戦には原騎手は出ないので、ほかのJRA騎手を応援しに来たそうな。
お父さんは「練習中です」という一眼レフのデジカメで写真撮影。
息子さんを応援できる日々というのは楽しいでしょうなあ。

1,870mで行われる第2戦も、第1戦に続いて低調な顔ぶれで混戦模様。
個人的には近走の成績がサッパリでも距離延長がよさげなオウムアムアを狙いましたが……
またしても超絶スローペースで大井の吉井章騎手が逃げ切り。
2着が福原騎手が入って、3着が狙っていたオウムアムアでしょ。
こりゃアンタ、取れたでしょ!
スミマセン、吉井騎手を1円も買っていませんでした。

南関東2名のワンツー

(南関東2名のワンツー)

うーむ、どうも今年は当たる気がしない。
というわけで、第3戦は勝負をガマンしましたよ。
勝つのはクリノガオガオだろうけれど、そのあとがわからん……
という予測をして、原騎手のご両親と乗峯センセと観戦したら、クリノガオガオが予想通り快勝。
しかし2着が9番人気で3着が7番人気。
これは買っていたらたぶんハズレだっただろうから、勝負を回避してよかったあ(汗)。

というわけで今年のヤングジョッキーズシリーズは、盛岡で7万馬券を当てたものの、そのほかはイマイチという結果でございました。
来年もおそらく実施されることと思いますが、地方競馬では吉井騎手、浦和の福原杏騎手、佐賀の出水拓人騎手などがご卒業。
それ以上にデビューする騎手がいますから、引き続きご注目ください!

誘導馬はクリスマス仕様

(誘導馬はクリスマス仕様)

ちなみに土曜日のJRA阪神競馬場で実施された「ヤングジョッキーズシリーズ・ファイナルラウンド」は、
うっかりミスで第1戦の3連複258倍を取り逃してしまいました。
やっぱり年の瀬はバタバタして、気持ちに余裕がないから健全な馬券が遠ざかりがちになるのよね(言い訳)。
気を取り直して、ヤングな2歳馬のレースを予想するか!

◎4.ソロユニット
○7.ケラススヴィア
▲9.カイカセンゲン
△16.セカイノホシ
△1.ギルランディーナ
△8.ケープホーン
△10.レディブラウン

エーデルワイス賞に出走していた馬の好走例が多いのが特徴。
昨年は唯一の該当馬、コーラルツッキーが7着に負けてしまいましたが、今年の唯一の該当馬、ソロユニットはちょっとモノが違うでしょ!
という前提で、相手筆頭には昨年の優勝馬レイチェルウーズと同じ3戦3勝のケラススヴィアを指名します。

カイカセンゲンはJBCの展望番組で本命にしましたが、スタートで終了……(涙)。
でも大井に戻れば巻き返せる、と信じて単穴に推します。

4番手には再度の南関東遠征で臨むセカイノホシ。
かなりの混戦になるのは間違いないので、ボックスを中心にして2020年を勝利で締めましょう!

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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