コラム”

「東京ドーム」
2021年1月6日

ここ数年、1月4日は朝から川崎競馬場で過ごし、それが終わったら東京ドームで新日本プロレス、というのが恒例。
それが昨年から東京ドームが1月4日と5日の連続開催に変わったために、昨年は4日が川崎で5日が東京ドームとなりました。
今年もその予定でいたら、年始の川崎開催が無観客になったために、4日の「バックヤードツアー&観戦会」が中止。
でもプロレスは実施されるので、5日は予定通り東京ドームに行っております。
ちなみに東京ドームのチケットは、政府の事業である「Go To イベント」の対象なので、2割引で購入しております。

これってあまり知られていないと思いますが、
各種イベントは使用できる席数を半分にしているのだから、その点を考えての補助だとは思います。
ただ、受益者がイベント主催者ではなくて、チケットを買った客になっている点は、ちと疑問。
チケット代が安くなった分でグッズを買えばいいのかな?

Go To イベントの対象事業

(Go To イベントの対象事業)

ただし、私が買ったいちばん安い席の値段は昨年よりも上がっていました。
10年くらい前、川崎の大師オープンが終わった直後に東京ドームに向かい、当日券を買ったときは3500円でした。
でも今年はいちばん安い席で6500円。

平日開催も関係あるのでしょうが

(平日開催も関係あるのでしょうが)

ただし、昨年は2日間でおよそ7万人の入場者がありましたが、今年は2日間で2万人くらいだった模様。
しかし実感としては、1万人に届いていないのではという印象。
さらにグッズ売り場は第1試合が始まる前に閉店。
これでは経営的に厳しいだろうなと思わされる風景でした。
試合の内容はとても濃くて、メチャメチャ満足しましたが!

メインに登場の飯伏幸太選手

(メインに登場の飯伏幸太選手)

そんな感じで壊滅状態になっているのがエンターテインメント業界。
それでも音楽関係では徐々にライヴ活動を再開する方向性になっています。
しかし席数は半分。
だから、いつもよりチケット争奪戦が激しいのよ!

私が行こうとしていた1月のコンサートは、一次抽選も二次抽選もハズレ。
2月に行くつもりだったコンサートもハズレ(涙)。
ちなみに会場では、全員着席でコール不可というルールなので、いわゆる“リスク”はかなり低いと思われます。

ももクロの夏ライヴには絶対に行く!

(ももクロの夏ライヴには絶対に行く!)

しかしながら、100%の席数でも50%の席数でも、イベントの制作費はほとんど同じなんですよね。
競馬も同様で、馬券がたくさん売れてもあまり売れなくても、競走にかかる費用は基本的に同じ。
暗黒時代の高知やばんえいは、賞金や各種手当、つまり「制作費」を極限まで減らしていました。

その結果、騎手の騎乗手当よりも馬券売場のオバチャンの給料のほうが高いという、
いささか本末転倒な事態になったことがあったとか!
世間的には「自粛、自粛」と唱えればヒーローになれる空気感が優勢のようですが、
以前と変わらず現場で頑張っている人たちには感謝と敬意を送らないとダメですよね。
そういう人たちがいるから競馬も経済も成り立っているのだから。
ということはわかっていても、なかなかうまくいかないのが世の中というもの。

きのうは快楽亭ブラック師匠に依頼されていた1月下旬の秘湯への旅行を、中止することにしたという連絡が来ました。
というわけで、1泊2万円の高級旅館はキャンセルすることに(涙)。
そんな私自身も、1月末までに埼玉県から出るのはおそらく3回か4回です。

てことはですよ。
この「南関道中」がネタ的にピンチになる状況が頻発するかも?
そうならないように、日ごろからネタ集めをしておかなくちゃ。
なんとか南関東の無観客開催が、川崎記念の週までに解除される状況になってほしいなあ。

今開催の浦和競馬も無観客。
浦和は南関東の競馬場では制限されたなかでの入場可能人数がいちばん大きかったところでしたが、競馬は「公営」ですからね。
埼玉県の方針と足並みをそろえるのは当然のなりゆきでしょう。
しかしながら、電車代も競馬場でのカレー代も使わないのだから、経済は停滞してしまいますよね。
私が使うお金はほんのちょびっとですが。

だったらせめて馬券代は普段より増やすように心がけよう。
今回の馬券は「一点あたり豪華主義」で!

◎5.トランセンデンス
○3.ジョーロノ
▲1.サヨノグローリー
△9.ハートプレイス
△4.ピースフラッグ

ニューイヤーカップは1600m戦。
この重賞はけっこう濃い結果が続いているんですよね。
5年前の2着がタービランスで、4年前はヒガシウィルウィンが勝利。
3年前はヤマノファイトが1着で、一昨年はトーセンガーネットが勝ってヒカリオーソが2着。
そして昨年はマンガンが2着でしょ!

そうなれば、今年もこれからの重賞戦線につながりそう。
そのなかで中心に選んだのはトランセンデンス。
全日本2歳優駿のときにガッツリと買ったあの馬が、
今回は浦和所属で出るとあっては、まっさきに挙げないわけにはいきませぬ。

続いては先行してしぶといジョーロノ、好位差しが安定しているサヨノグローリーを選択。
あとは移籍2戦目のハートプレイス、単騎逃げが狙えそうなピースフラッグを配置します。

ところでですが、じつはわたくし、昨年の10~12月に獲得した「SPAT4プレミアムポイント」が過去最高の数字になっていました。
9月末に「S2」を獲得するために苦労したのがウソみたい!
今年の目標は、とりあえず「目指せG2」かな?


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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