
成田漬物本舗と成田山新勝寺を経由して向かった先は、京成成田駅東口にある「エフケイバ成田」行きのバス乗り場。
到着したのは発車の7分前で、近くのコンビニに寄って戻ったら、すでにバスが来ていました。
(無料バス)
さっそく乗り込むと、先客は8名。
21人乗りのマイクロバスですが、2人掛けは1人用として運用しているので、実際には10人か11人しか乗れません。
意外とギリギリだったのね。
7年前にタイで、この型のバスに50人以上で乗ったんだよなあ(実際に数えました……)。
ということを思い出し、さらに車窓から21歳のときに世話になった「成田空港警備」の本社ビルが見えてノスタルジー。
そんな思いとは関係なく、バスは県道を走って第1滑走路の南側を通っている模様。
京成成田駅から走ること20分、エフケイバ成田に到着しました!
(到着しました)
正確に言うと「エフケイバ」ではなくて、複合型の場外発売所ですな。
1階はオートレースと競輪を発売していて、2階が競馬。
発売機は種目ごとに違うので、競輪のマークカードをオートの発売機に入れても買えません。
しかしけっこう人が多いな!
建物内に入ったところで見えたのは、ざっと50人くらいのオジサマたち。
映像コーナーは12脚のイスが満員で、立ち見も数名いるという繁盛ぶりでした。
需要あるなあ~!
さあ、勝負の前に何か食べますかね。
映像コーナーにある食堂は、メニューが良心的なお値段。
迷った結果、ミックスフライ定食(500円)を選んで食券を「定食」カウンターに置くと、30秒くらいで出てきました。
これはおそらく、社員食堂を請け負っている会社の経営でしょう。
(ミックスフライ定食)
食後に食器を返しに行くと、自動のシャワーで食器を流して奥の洗浄槽にドボンするタイプ。
こりゃ間違いなく社員食堂や学食と同じだわ。
こういう施設には意外と合うのでは!?
ということに感心して食堂を出ると、飯塚オートの第1レースが締め切り間近。
んではまずオートから……ということで車券を買うと、これが3連単21万円の大波乱。
8車立てなのに……(涙)。
前残りなんだなと考えて第2レースも買ったらまた万車券。
こりゃダメだと競輪に移ると、こちらでもサッパリ当たりませんでした。
やっぱ他業種はアカンわ~と観念して2階の競馬エリアに避難。
するとそこには落ち着く空間がありました。
公営競技ファンという点では同じなのに、なんでこんなに空気感が違うんだろ?
(ホッとしますね)
逃げ込んだときは第9レースが締め切り直前。
それはとりあえず見るだけにしてイスに座ると、ゴール前はまあまあの接戦。
でも50人くらいのお客さんは、じっと黙ってモニターを見ていました。
エライ!
そのなかには3人組のオジサンがいましたが、声を出しているのはその程度。
もちろん、酒を飲んでいる人も暴れている人もいません。
繁華街の人がみんなこんな感じなら「要請」なんかしなくてもいいのにね……
(利用できるイスは制限中)
次は大井の第10レース。
3歳のシクラメン特別で9頭立てです。
これは一騎打ちで、3着に来るのも2頭のうちのどちらかじゃろ?
という見立てで馬券を買い、発走までの間に1階に降りて松山競輪の堅いのを的中。
ここに来たら3競技とも当てたいぞ!
と思って飯塚オートの第6レースを買ったらハズレ……。
8人のうち5人ボックスで3連複を買ったのに(泣)。
しまった、そんなことをしているうちに、大井の10レースが終わっちゃったよ。
急いで2階に上がると画面はすっかり11レースのパドックでした。
仕方がないから結果一覧で答え合わせをすると、強弱をつけて買った薄いほうが1着。
28.4倍の3連単は当たったけれど、1着と2着が逆なら倍の金額を持っているのよね(悲)。
といった感じで、3競技を紙で買うことにチャレンジした1日はイマイチという結果でした。
今日はギャンブル運がなかったなあ。
次の機会はリベンジすることを誓って、まだ明るいうちにエフケイバを退却。
帰りは路線バスで芝山千代田駅に行き、そこから第3の目的地、成田空港に向かいました。
(3競技なかよく)
するとまあ、下調べをしなかったのに1時間に1~2本しかないバスは5分後にあるし、
40分に1本しかない電車は7分後だし、さらに東成田駅に着いたら10分おきの空港内循環バスがすぐに来た!
今日の運勢で良かったのはここだったのね。
逆のほうがよかったんですけど(涙)。
しかしですよ。
成田空港に着いたらそんな気分はすっとびましたわ。
乗った循環バスは客が最大でも3人で、経由した第3ターミナルも第2ターミナルも人影はわずか。
都内行きのリムジンバスも運行されているけれど、これじゃあ客が乗るわけないよなあ。
そして第1ターミナルに入ってみると、本格的に過疎。
搭乗受付カウンターはジャカルタ行きだけが開いていましたが、その周辺にいたのは帰国するインドネシア人とおぼしき3人だけでした。
飛行機の離発着は多少なりともありますが、路線維持のために飛んでいるというのが実情のようです。
(第1ターミナル出発ロビー)
この状況が続くのはいつまででしょうか。
それでも春の足音が近づいているのは間違いないところです。
その春、桜花賞を目指すシンデレラオープンを今週の予想にします。
◎7.ウワサノシブコ
○6.デスブロー
▲9.ハナハナ
△8.サヨノイチバン
△3.ホーリーナイトキス
ちょっと難しい感じのメンバー構成ですが、前走で先行策を見せたウワサノシブコに期待。
門別のイノセントカップでリーチと0.6秒差なら、ここに入れば素質上位とみます。
相手筆頭も門別の重賞で善戦歴があるデスブロー。
ハナハナは前走で失速しましたが、転入2走目で逃げの手に出れば粘り込みが可能でしょう。
まあつまり、この時期の定石である“門別デビュー馬”を狙うということですね(汗)。
あとは未勝利でも堅実に差を詰めてくるサヨノイチバン、左回りが不安でも逃げ粘りがありそうなホーリーナイトキスを連下に押さえます。
月曜日のトリプル馬単はキャリーオーバーが出ていたので買ったものの、あっさり1戦目で敗退。
今年こそトリプル馬単を当てたい!
という思いを込めて予想しました!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。