コラム”

「幸運と惜敗」
2021年3月15日

先週木曜日は名古屋競馬場にGO!
ところで私が名古屋に行くときに、いつも悩むのが「どうやって行くか」という案件。

私の優先順位は、
1.各駅停車
2.夜行バス
3.飛行機
4.新幹線
となっております。

各駅停車は、青春18きっぷが使える時期限定。
東京駅から名古屋駅まで6時間くらいですから、まあたいしたことない道のりです(笑)。

ただ、問題は「18きっぷは5日分がワンセット」という点。
春シーズンは3月1日~4月10日が有効期間。
この春はスケジュールをどんなに検討しても、この日以外は使う用事がなさげでした。

それでも名古屋に到着後、または東京に帰ってきた瞬間に金券ショップに売るという手はあるんですけどね。
逆に大阪の金券ショップで、残り3日分の青春18きっぷを買ったこともあります。

185系にはお世話になりました

(185系にはお世話になりました)

ちなみに5日分の正規価格は12,050円なので、1日あたり2,410円。
私の場合は、大井と船橋のダブル開催があって両方行ったら元が取れる値段です。

でも今回はパス。
続いては2番ですが、こちらにも問題がありまして、昨今の情勢から夜行バスの本数が激減しているのですよ!

さらに数が少ない3列シートのバスが大人気。
3月初旬のド平日は移動する人が少ないハズなのに、私がバスを視野に入れたときはすでに、3列シートの残席が枯渇寸前でした。

さらに出発3日前くらいになると、4列シートも残席がわずかという状況に。
「SPAT4プレミアムポイント・弾丸ツアー」ではおなじみの4列シートですが、夜行バスで満席近いというのは二の足を踏むところ。
なんてったって4列シートには「となりの人が巨漢だったら」というリスクがあるのです。
私は2度ほどそれに当たったことがありまして、そのトラウマが残っている状況。
出発前日または当日に「残席=○」になっていたら「おそらくとなりは空席だろう!」とあえて4列を選ぶのですが、残席わずかでは……。
ひところの高血圧はすっかり平常値に近くなって、いわゆる「高リスク」の要因は排除されたっぽいのですが、それでもやっぱりねえ(汗)。

というわけでバスも回避。
3番の「飛行機」は、羽田空港→中部空港の利用です。
この欠点は、新幹線より時間もお金もかかるところ。
今回はそこまで余裕はないんだよなあ。

というプロセスを経て、結果的には新幹線という、至極まっとうな手段になりました。
でも素直には行かないのが私の流儀。今回は浜松駅まで新幹線に乗って、そこから名古屋までは在来線にしました。
これで到着が1時間遅くなる代わりに1,500円ほど節約できるのです。
その道中は原稿仕事に充てられるので、時間がかかってもOK牧場。
その目論見どおり、名古屋に到着する寸前にミッションコンプリートとなりました。

浜松にはこんなキャンペーンが

(浜松にはこんなキャンペーンが)

名古屋に着いたらすぐに乗り換えて、名古屋競馬場にレッツゴー。
ただ、次の電車まで15分ある……。
ちとコンビニにでも行くか。
と思ってフラフラと外に出たら、私の前を上から下まで紫色で固めた人が歩いている!

じつは名古屋大賞典の前日、3月10日に「ももいろクローバーZ」の紫担当、高城れにさんのソロコンサートが名古屋で行われていたのです。
ということは?

信号待ちで立ち止まったので声をかけてみました。
「きのう行ったんですか?」

するとビンゴで、これから高城れにさんのサインが掲示されているマンガ&アニメ専門店に行くとのこと。
まじですか、ついて行ってもいいですか?

ということで、見知らぬ人と連れ立ってお店に突入!

そんなきっかけで初めて入ったマンガ&アニメ専門店。
木曜日の12時すぎなのにメッチャ客が多いやん!

そしてほぼ全員が若い人。
ももクロファンのわれわれ2名は、おそらく店内で最高齢でした(汗)。

そして店内を徘徊すること20分。
ようやくサインを発見できました!

うーん、感動するわ~(涙)

サイン色紙

(サイン色紙)

全身ムラサキのお兄さん(埼玉県民とのこと)は、お礼にマンガを1冊購入。
私も、と思いましたが、買いたいものが見当たらなかった……

いやしかし、この幸せは新幹線でまっすぐ名古屋に行かなかったおかげですなあ。
何が幸いするかなんて、本当にわからないものですね!

ただ、本日の幸運はここまででした。
名古屋競馬場に着いたらいきなり「2時間以内に原稿を送って」という連絡が某新聞社から来臨。
その対応が終わったら、すっかり名古屋大賞典のひとつ前。

そのレースはA級特別の「弥生昇竜戦」。
1番人気は昨年の東海ダービー馬、ニュータウンガールだけれど、パドックで見た限りではちと微妙な気が……

ということで、トウホクビジンの長女、ユノートルベルからの勝負にしました。
しかし最後の直線で懸命に差を詰めるも、ゴールの瞬間はアタマ差で2着。
ユノートルベルが差し切っていれば116.5倍がゲットできたのに!

9番のユノートルベルは惜敗

(9番のユノートルベルは惜敗)

気を取り直してメインレースは名古屋大賞典。
クリンチャーが単勝1.3倍の支持に応えて勝ってくれるでしょう!

しかし私の目には、単勝106.2倍の大井、ノーブルサターンがとてもよく見えてしまったのです。
そんなわけで3連単を大いに散らして買ったら、クリンチャーが順当に勝って、2着も3着もJRAの人気どころ。
3連単が2,400円じゃあ大赤字ですよ(涙)。

ノーブルサターン

(ノーブルサターン)

やはり買いかたとしては無謀だったのね。
ダイオライト記念では同じ失敗をしないように考えます。

◎2.マスターフェンサー
○10.ダノンファラオ
▲1.アナザートゥルース
△8.エルデュクラージュ
△4.リンゾウチャネル

この顔ぶれなら、マスターフェンサーが断然でしょう。
着実に賞金額を積み重ねるための一戦とみます。

ダノンファラオは「過剰評価なのでは?」というのが個人的な見立て。
でも、ダイオライト記念は「連対馬が内枠と外枠の組み合わせになることが多い」ので対抗に置きます。
過去5年でも「3→11」、「3→12」、「1→2」、「1→9」、「14→3」と来ているわけでして。

というわけで、馬複は2番10番が本線。
昨年の覇者、アナザートゥルースは馬複でも押さえますが、3連単で太く張るのは「2→10→1」です!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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