
私の日常は相変わらずな感じでして、
今の心境は「まだ4月に入って11日しか入ってないのかよ!」でございます。
こういうときに馬券勝負をしてもだいたいロクなことがないのですが、先週のマリーンカップと京成盃グランドマイラーズは当たりましたね。
勝因はハッキリ言って「3が付く馬券を買わなかった」ことに尽きます。
あのアニメの主人公風に言うと「アナタの心のスキマに入り込む、ホーッホッホッホ」と誘惑する3連複と3連単!
マリーンカップはサルサディオーネが本命と書きましたが、直前で軸をマドラスチェックに変えて、馬複2点で6.0倍をゲット。
3連単は18.1倍でしたが、それを獲るには6点買いをしただろうから、馬複で上等という結果になりました。
翌日の京成盃はカジノフォンテンとタービランスの一本勝負。
この馬複は2.2倍でも、3連単を買っていたら、
6番人気で3着に入ったチェスナットコートとミスターピンク内田利雄騎手に対して悶絶していたハズ。
というわけで、これも馬複1点で大正解でした。
そうなんですよ。
馬券はデカいのを当てることだけが正義ではないんですよ!
(宮崎では2年ぶりに念願のラーメン)
そりゃ3連単で3ケタの点数を買っても、10万馬券や百万馬券を獲れればカッチョイイですよね。
実際に競馬で大きなプラスを計上している人は、そういうタイプが多いようです。
統計学的な手法に基づいて、馬ではなくて数字を買うというスタイル。
でもわたくしは庶民。
しかもお金を失うという恐怖心から逃れられないチキン野郎ですから、
3連単の9頭ボックス504点買いさえ、できる勇気がございません。
だからもう3が付く馬券は「“ハレ”の日にしか買わない」でいいのではないかと!
ただ、前記のとおりの「チキン野郎」なので、それを実行できる自信はあまりありません。
(宮崎でも夜食は半額の弁当とカップラーメン)
それでもですよ。
「3が付く馬券」は、誕生してからまだ20年くらいしか経っていないんですよ!
その前はワイドができて、その前に馬連および馬単ができて、その前にあったのは単勝と複勝と枠連だけ。
その前には「6枠連単制」というシステムもありましたが、それでも組み合わせ数は最大でもたったの36通り。
3連単を当ててアドレナリンが出て満たされた、あの素晴らしい思い出をもう一度、という呪縛から解放されることが、
今の私には必要なのでは!?と改めて思う次第です。
そして、それを試される機会がいきなりやってまいります。
めでたく、門別競馬場の入場権利を獲得しました!
(当選おめでとう)
ただし夜の飛行機に乗るので、参戦できるのは前半だけ。
よっしゃ、全馬が休み明けか移籍初戦という難解なレース、
そして今年最初の新馬戦に、パドックで全集中だ!!!
でもそういうレースって「3が付く馬券」にこそ妙味があるんだよなあ。
私が以前、ホッカイドウ競馬でデカい3連単を獲ったときが、まさに開幕週。
全馬が休み明けで体重2ケタ増が半数以上いたという、古馬最下級のレースです。
それをパドック診断で「コレとコレとコレ」ってな感じで塗った3連単はたったの4点。
しかしなんと、それがズバリとハマって、機械から諭吉さまが31人も出てきたのです。
そのあと的中票数を調べたら、たったの「4」。
で、そのときに思ったのが「ほかの3人が買ってなければ総取りだったのに!」
といっても130万円弱なのよね。
てことは、そのレースの3連単の総売り上げは200万円にも届いていないんですな。
ホッカイドウ競馬が廃止される可能性が大いにあった15年ほど前の話ですから、当時の馬券発売額の低さがよくわかります(涙)。
資料を見ながらそんなことを思ったのですが、すぐそのあとで「ゼイタクを言ってはイカン」と思い直しました。
なぜかというと、3着と4着(アタマ差)が入れ替わっていたら、的中票数は「ゼロ」だったから。
その場合の払い戻し金額は70円になります。
31諭吉と280円。
比べるまでもないでしょ!
と、3着に入ってくれた○○騎手に感謝しつつ、ポケットを押さえながらATMコーナーに行ってサイフを軽くして、
すぐさま北海道から逃げ帰ったのでした。
(門別競馬場の開門前)
そんな思い出もある「3が付く馬券」。
でもそれは、私のレベルでは出走頭数が少ないときにこそ、という気がするんですよね。
というわけで、メッチャ頭数がいるブリリアントカップと東京スプリントは「枠複」でガツンといきたいと思います。
火曜日のブリリアントカップは場外発売所で買おうかな?
◎13.フィアットルクス
○5.ミスディレクション
▲12.リンゾウチャネル
△16.ノーブルサターン
△7.ブレスジャーニー
△9.ハセノパイロ
△14.ストライクイーグル
これ、枠複で買うのは難しいですよ……。
強いて挙げるなら、枠複で3、7、8のボックス。
これは3連複の網打ち馬券に向いているレースですな。
昨年の優勝馬、ストライクイーグルにも要警戒。
水曜日の東京スプリントこそ「枠複」でしょ!
◎1.ベストマッチョ
○6.リュウノユキナ
▲9.サブノジュニア
△13.キャンドルグラス
△2.サイクロトロン
これは枠複で買うならズバリ、1、4、5のボックスでしょう!
雨の影響は心配ですが、ここはリュウノユキナの勢いに期待。
馬主さんは岩手と船橋を中心に馬を預けていますが、今回はビッグタイトル獲得の大チャンスとみます。
兵庫ゴールドトロフィーでほんのちょっとの差で2着だったベストマッチョが強敵。
サブノジュニアは58kgなら前走以上が可能でしょう。
ちなみに私は水曜日に羽田空港に着きますが、大井競馬場の横を通過するのは最終レースが終わったあと。
東京スプリントの時間帯はまだ北海道にいるかしら。
この日の大井では馬券対決が行われるんですよね。
ここに記した予想がキャプテン渡辺さんとカブっていないことを祈ります……
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。