コラム”

「福岡県と佐賀県へ」
2021年5月17日

先週は埼玉県の外に1回も出なかった私ですが、その前の週末は佐賀競馬場に行っておりました。
金曜日の昼すぎの飛行機で福岡空港まで飛び、土曜日に佐賀競馬場で取材して最終便で帰宅という1泊2日。
移動の需要が減っているために、ホテル1泊を含めた旅行代金は、いつもより5千円ほど安くなっていました。

大型連休が終わった直後の金曜日。
前日のニュースでは通勤時間帯の電車が混んでいたそうですが、私が乗った電車は超ド級にガラガラ。

5月9日の11時40分の品川駅

(5月9日の11時40分の品川駅)

品川からの京浜急行もビックリするぐらいガラガラで、報道とはまるで逆やんけと首をかしげながら羽田空港に到着。
当然ながら空港も人影が少なく、欠航便の多さも相変わらずでした。

運航率は7割くらい

(運航率は7割くらい)

搭乗率が半分くらいの飛行機で福岡空港に着き、船橋競馬の新馬戦を投票してからお宿に行き、
荷物を置いて向かった先は“聖地”の福岡ドーム!
今は呼び名がペイペイドームですけどね。
しかし私はスマホ決済を利用していません。
使ってもいいかな~とは思っていますが、通信会社と契約していない現状では逆に不便。
ちなみにペイペイドームはフリーwifiが提供されていないので、どちらにしても使えません(笑)。

福岡市の中心部にあるホテルから球場までは徒歩で3km。
途中のスーパーで食料と飲料を買っていったら、ドームはすべて持ち込み不可でした。
ここに来るのは2年ぶりですが、前からそうだったっけ?

でもルールは守らねばならんので、球場の外のベンチで食料飲料を体内にネジ込んでから改めて入場。
このときの福岡県は緊急事態宣言の発出前でしたが、飲食店の営業は20時まで。
というわけで、球場内でのアルコール販売は19時で終了、グッズを含む売店は20時で営業終了でした。

ところで私が買ったチケットは「S指定席」。
設定されている「標準価格」は5,400円(ファンクラブ会員は4,800円)ですが、
今季の福岡ソフトバンクホークスは需要予測によってチケット価格が変動する「ダイナミックプライシング」を採用しています。
ですが、現在は人があまり出歩かない状況。
そのため、
●いわゆる「AI」が、需要が低いと判断

●チケットを安くしようと判断

していると思われるのです。
だって私が買ったこの席が、2,365円だったんですよ!
標準価格の半額以下で、さらになんと外野席より200円ほど高いだけ!

バックネット裏のちょっと横

(バックネット裏のちょっと横)

野球観戦って「安いから行く」人よりも「行きたいから行く」人のほうが多いと思うので、下げ過ぎだろと思いながら決済しました(笑)。
個人的には「AI」への過度の信頼はどうよと思っているクチなので、改めて任せ過ぎはよくないと感じたことでした。

楽しく野球を観たあとは(ちなみに引き分けでした)、混んでいる地下鉄orバスを避けて歩いて帰還。
そしておしごとに復帰して翌朝、パソコン君が「windowsの更新プログラム」を導入しろと言ってきたので従ったら、
1時間経っても更新の進み具合が18%(泣)。

こりゃダメだと腹をくくって、電源ボタンを長押ししてシャットダウン。
そして運を天に任せて電源を入れたら……
20分後に復活!

こういうことを出張先でやるのは危険すぎでしょ!
今回は無事にお仕事を完了させられましたが、この過ちは二度とするまいと、誓ったことでした。

という朝5時からの激動を経て、福岡空港から免責保障と消費税込みで500円という激安レンタカーに乗って、佐賀競馬場にレッツゴー!
競馬場でうまく取材ができるのか、出たとこ勝負という案件でしたが、無事にたくさんのネタを拾えてメデタシメデタシ。
そういう状況だったので、馬券勝負は1つだけでした。

佐賀競馬場

(佐賀競馬場)

それが6頭立ての準重賞「錦江湾賞」。
JRAのオープンクラスから佐賀に移って3戦3勝のノーフィアーが勝つのは間違いなし。
しかし残り5頭が「前走が同じレースで、5頭とも勝ち馬から2秒以上の差で負けている」という、なかなかアレなメンバーです。
そうなると、近走の着順が頼りになりがち。

だから前走3着のエルプシャフトが2番人気になったのだと思うのですが、この馬は頭数が多くても少なくても後方からしか行けないのですよ。
しかも
●父ディープインパクト、母ビワハイジ
という血統だから人気になりがち。
さらに腰が甘いのに3戦連続で中1週……。
だったらハッピーハッピーとのワイド1点を主力にしていいでしょ!

ただし、ハッピーハッピーも半年の休養明けから復帰して、9着&10着とボロボロの成績。
でもほかの4頭も足が遅いんだから(失礼)、先行できるこの馬が粘れるはず。
と予想したら、みごとに2着!

勝ったノーフィアーが単勝100円なのに、ワイドで2.5倍もつくとはありがたや~。
しかし3連複は余計だったと反省しています(苦笑)。

プラス450円

(プラス450円)

やっぱり全国からお客さんが集まるレースは人気が人気を呼ぶから、逆に妙味が生まれるんだな~、と実感。
その流れに乗るためには、日ごろからのマメなチェックが必要なんですよね。
その手間を惜しまないことが、勝利への近道なのでしょう。

しかしながら、それが通用しないと思われるのが今週の大井記念。
2,000mでしょ。
16頭立てでしょ。
雨降りそうでしょ。
これは理詰めで予想を構築するより、個人的通常営業の網打ちのほうがよさげ!

◎15.フィアットルクス
○3.タービランス
▲10.ミューチャリー
△5.ノーブルサターン
△14.ドリームキラリ
△1.ストライクイーグル
△16.アングライフェン

毎度のことながら節操がないシルシのつけかたですが、3連複のボックス用として考えるなら、
このくらいでちょうどいいと思っております。
一応、過去5年では「前走1着」だった馬が“1頭だけ”連対しています。
ということで、フィアットルクスとアングライフェンのワンツーは考えなくてもいい……かな?

私はこのとおりに買うつもりです。
万馬券を獲ったブリリアントカップの再現を狙います!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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