コラム”

「惜しい」
2021年6月14日

先週水曜日はちょっとドキドキな感じでございました。
なにって、東京ダービーですよ!!!
先週の「南関道中膝栗毛」で私はこう書きました。

●5年連続で「馬名に“イ”がある馬が3着以内に1頭だけ入っている」

たった2頭の該当馬、そのうちの1頭であるブライトフラッグが3着に食い込んだではないですか!
で、自分の馬券は3連複7頭ボックスと書きましたが、実際に買ったのは9頭ボックス84点でした。
しかしレースは外出していたためにリアルタイムでは見られず。
午後9時半ごろ、ようやく見られましたが……

2着に入ったギャルダルは、追加で買い目に入れた馬。
ですが、勝ったアランバローズって入れたっけ?
的場文男騎手のトーセンマッシモは買い目から除外したのは確か。
だから追加したのは3頭ですが、あと2頭がどの馬なのか、思い出せん……

もしアランバローズを買い目に入れていれば、3連複の10万馬券が大的中。
でもこの時間ではサービス提供時間外なので、答え合わせができないのです。

仕方ない、翌朝10時を待とう。
ドキドキ。

そして翌日の午前中に結果を確認。
しかしいきなり投票可能残高の数字を見てしまった!
その金額が劇的に増えていない……。
てことは、アランバローズを買っていなかったのね。グッスン。

投票内容照会で確認してみると、やっぱりアランバローズの9番はヌケていました(涙)。

2021年の東京ダービー

(2021年の東京ダービー)

逆に、ギガキングとトランセンデンスは買っていたのか!?
だったら、昔からよく知っている林正人厩舎のアランバローズを優先してもよかったんでないかい?
と思っても、時すでに遅し。
いちおう、枠複はワールドリングがアランバローズと同枠だったおかげで97.7倍が当たりましたが、
全体としてはプラスということに気付いたのはかなり後。
ということで2021年の東京ダービーは、黒字決算でも敗北感満載という結果でした。
「南関道中」をヒントに馬券を獲れたかたがいらっしゃれば、光栄なことでございます……

よおし、翌日の兵庫ダービーで巻き返してやる!

園田のレースはこんな感じ

(園田のレースはこんな感じ)

兵庫ダービーは5年連続でゼッケン番号が2ケタの馬が3着以内に入っているのです。
それを含めて全体的に外枠優勢。
園田競馬場の砂は白い海外産に入れ替わったけれど、それ以外は同じだから傾向もきっと同じでしょ!

砂はとてもサラサラ

(砂はとてもサラサラ)

と決め打ちして、浦和の調教師だった富田藤男さんがオーナーのシェナキングから外にいる馬に大きく投網。
そしたら今年は実力差がけっこうあったのね。
3番→6番→1番は内と外に大きく離れたハナ+ハナの激戦で、内枠のワンツースリー。

シェナキングは2着で「ダービーシリーズの優勝馬予想」はハズレるし、馬券も残念な結果になるし、
ちょっと運気が下がっているのかも。

さらに夜はキャリーオーバーがたまったトリプル馬単にチャレンジして、一発目で沈没するという二次災害が発生。
それにしても、この日だけで2億円分も投票があったとはビックリですね。
しかもそれを総取りした人がいることにもまたビックリ。
その翌日はゼロからのスタートだったためか、投票金額は2,300万円ちょっとでした。
その数字もけっこうすごいものだけれど、やはりキャリーオーバーの威力は恐ろしい……

開催が変わって今週の川崎も、トリプル馬単はキャリーオーバーありでスタートします。
ただ、月曜日は堅そうなレースが多いので、おそらく火曜日には残らないでしょうね。

その火曜日は「第1回川崎スパーキングスプリント」
特別戦が重賞に格上げされて、南関東では唯一となる、距離が3ケタの重賞です!

しかしまあ、過去のこのレースは900mなのに追い込みがよく決まるんですよ。
それを考慮してシルシをつけてみます。

◎6.ポッドギル
○7.カレイドスコープ
▲9.カプリフレイバー
△4.ナガタブラック
△10.ヴァケーション
△12.アドマイヤゴッド
△3.ダンディーヴォーグ

昨年の勝ち馬、ポッドギルに期待!
昨年は53kgで今年は55kgですが、重賞になったことで斤量が軽い馬が少なくなったことで相殺できると思います。

相手筆頭には最軽量53kgのカレイドスコープ。
カプリフレイバーは初コースでも上位の決め手に期待します。

ナガタブラックは一昨年の優駿スプリントを最後に勝ち星がありませんが、前走の差し脚を再現できればチャンスがありそう。
あとは実力がある外枠の2頭、昨年は逃げて4着だったダンディーヴォーグが穴。

続く水曜日は関東オークス!

◎7.ケラススヴィア
○6.ウェルドーン
▲1.ランスオブアース
△9.ベルヴォーグ
△4.グロリオーソ
△11.ウワサノシブコ

ケラススヴィアは今回もマイペースで逃げられそう。
関東オークスは主導権を取った馬が結果を残すことが多いような印象を持っているので、久々の南関東三冠馬の誕生に期待します。
ちなみに前回の三冠馬、2006年のチャームアスリープのときは川崎競馬場にいました。
今年は画面越しなのが悲しい……

相手はJRA勢を並べてみました。
リフレイムは実力的には上位だと思うのですが、人気になるなら無印が妙味という選択です。

あとは「すぱっと!POG!」で私が指名しているグロリオーソ、先行してしぶといウワサノシブコを押さえます。

今回の川崎開催は無観客ですが、7月5日からの開催では入場できるようになってほしいなあ。
もし入れるのならば、7月6日に開催されるサラブレッドの1歳セール「八戸市場」(青森県)の帰りがけに寄れるかも?


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

コラム一覧