コラム”

「久々のエンタメ業界」
2021年8月10日

私が最後にコンサートに行ったのは、2019年12月25日(水)の「ももいろクリスマス~冬空のミラーボール」。

さいたまスーパーアリーナでの公演が終わり、
さいたま新都心駅前の某黄色い看板の焼鳥屋さんで
モノノフ仲間(ももいろクローバーZのファンのことをモノノフと呼びます)と1時間半ほど打ち上げし、
店内の客層がアレなことに気付いた店員さんが店内の音楽をももクロに変更し、そして客の大多数を占めるモノノフが大盛り上がり!

「よいお年を~。来年は『春の一大事』で!」

しかしそのモノノフ仲間と会ったのはそれが最後でございます(涙)。
その後、ももクロのコンサートは2020年2月8日~9日に横浜アリーナで通称「バレンタインイベント」がありましたが、
私はスケジュールの都合で不参加でした。

ちなみにその2日間は、両方ともグリーンチャンネルの番組ロケで東京都内と茨城県のウインズを徘徊。
それに加えて9日の夜は、船橋競馬場で「すぱっと的中大作戦~mini~」の生配信。
メッチャ働いたわ~!

そのころの世間の雰囲気は「もしかしたら危険かも?」的な、まだちょっと他人事のような感じだったように思います。
どこのドラッグストアに行ってもマスクなんざ置いていませんでしたが……。

そこから一気に状況が変化して、2月末からの競馬が無観客開催に変更。
そして3月中旬、2歳馬の取材から帰ってきた羽田空港にて、
4月中旬に開催される予定だった「春の一大事」(福島県のJビレッジで開催される屋外コンサート)の延期を知らされました。

しかしながら、これがもし予定通りに開催されていたら、2日目が「爆弾低気圧」の影響で中止になったはず。
この点は不幸中の幸いだったといえるでしょう。

人間万事塞翁が馬。
禍福は糾える縄の如し。

その「春の一大事」は、さらに来年への延期が決定しました。

通販で買えるグッズは増える一方

(通販で買えるグッズは増える一方)

そういう状況ではありますが、エンターテインメントは自粛ばかりしていると干からびる業界。
その対策として、多くのコンサートではマスク着用、オール着席、客の声出しは不可、観客は定員の50%以下で実施しています。

その代わりと言ってはナンですが、チケットのお値段は以前よりアップ。
ちなみに私が確保した8月1日のメットライフドームでのコンサート「ももクロ・夏のパノラマ地獄」のお値段は、
2019年に比べるとほぼ2倍になりました。

でも、これは仕方がないですよね。
これだけ楽しませてもらっているのだからプライスレスだと考えなくては!

しかしそのコンサートは諸事情で9月20日に延期。
私にとって1年7か月ぶりのナマ音は、さらに「おあずけ」になってしまいました。

そういう状況ではありますが、そして緊急事態宣言中でもありますが、スミマセン。
8月3日に別のアイドルグループのコンサートに行ってしまいました(照)。

場所は東京都渋谷区。
いや~、渋谷が以前と比べ物にならないほど歩きやすくなっていてビックリ~!

さっそくコンサート会場に行くと、入口のあたりはまあまあの人だかり。
それでも話し声や叫び声(笑)の音量が以前に比べると格段に小さくなっていました。

コンサート会場

(コンサート会場)

会場はライブハウス。
床には白いテープで升目が作られていて、イスとイスとの間にはイス半分くらいのスキマあり。
オールスタンディングで容赦なく客を入れたら1,000人くらいのハコですが、
ほぼ満員でもざっと見たところの入場者数は400人くらいでした。

コンサート中はスタンディングでの鑑賞がOKでしたが、客はペンライトや手拍子での応援のみ。
全員がそのルールを守って、お行儀よく鑑賞していました。
これなら映画館と大差ないですね。

しかし競馬場ではゴール前で声がついつい出てしまう人がいるんですよね。
長年の競馬生活で、どうしても反応してしまうんだろうなあ。

ただし、これには地域差があります。
42か所のウインズ・エクセルを巡ったときの感覚では、ゴール前で声がよく聞こえてきたのが京都から姫路の間。
九州と東北はゴール前でもシーンとしているところが多かったように思います。

地方競馬は「公営」なので、運営している自治体の基準によるところが大きいのは仕方ないところ。
現地で観戦したい競馬ファンのひとりとしては、
これが「有観客」になったときに競馬に入れることを「自由」と「権利」だと考えないでもらいたいなと思います。

現地や場外発売所で競馬を見る全員が「マスク着用&大声不可」を実行できれば、
それが“新しい競馬観戦様式”として定着していくと思います。

東京オリンピックもノンアルで観戦

(東京オリンピックもノンアルで観戦)

しかし船橋競馬場はただいま絶賛工事中なので、たくさんのファンが入れる日はまだ先になりそう。
ところで今開催の船橋競馬なのですが、水曜日の「A2以下」が準重賞で、木曜日の「オープン」が一般戦となっているのはなぜかしら?

個人的な話で恐縮ですが、現在が繁忙期に入っている上に、埼玉県名物の猛烈な暑さの影響でアタマがボー。
というわけで今週の予想は、木曜日のアフター☆ウィーク賞にてよろしくお願いします。
6頭立てだし……

◎5.マグナレガーロ
○1.チェスナットコート
▲3.ロードアルペジオ

マグナレガーロはJRAのオープンクラスでの実績十分で、さらにA2クラスだから負担重量がA1クラスの馬より2kg減。
ならば今回も通過点になりそう。

相手筆頭には最近2戦が連続3着のチェスナットコートを指名します。
ロードアルペジオは休み明け2戦目でも一変までは微妙かもですが、
昨年9月29日の千葉ダートマイルでモジアナフレイバーの3着に入った実績から3番手にします。

このレースは馬複が1点、3連単も1点に絞る予定。
「流すな、ボックス」の提唱者としては、1点買いでも「ボックス」のマークカードで購入します!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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