
8月12日に大雨のなか園田競馬場に突撃したあとは大阪市内に滞在しまして、大量にある原稿仕事をひたすらお宿にこもって頑張る日々。
相変わらず大阪市内のお宿は値崩れ状態が続いていますが、今回は立地条件を重視。
大阪駅(梅田)からほとんど地下道だけで到着できる場所にしました。
お値段は2泊で5,800円。
駅からちょっと歩く朝食付きで5,600円のお宿と迷ったんですが、こっちにして正解でした。
その週の大阪は、外の湿度がメチャ高かったんですよ。
それにバイキング形式の朝食だと、ビンボー根性のせいで食いすぎるから中性脂肪一直線。
旅行や出張でよくある「太って帰ってくる」罠にハマらずに済みました。
太らなかった理由は朝食以外にもあって、その後の週末が超ハードだったから!
土曜日はお宿をチェックアウトして、そこから地下道で直結している「大阪フェスティバルホール」の上層階にある朝日新聞社で配信番組に出演。
(フェスティバルホールはスゴいビル)
それが午後9時に終わり、再び地下道を通って大阪駅直結の高級ホテル「グランヴィア」に行き、
たまたま大阪に来ていた高校の後輩に会って、1時間半ほど“同窓会”をしてから、11時頃に新大阪のお宿に向かいました。
その翌日の日曜日は金沢競馬場に行くので、朝7時すぎに青春18きっぷで出発するつもりでした。
しかし関西のJR線は、雨と風に対して弱いのなんのって。
大阪駅から新大阪に向かうときも、京都方面は手前の高槻止まりで、北陸本線はすべて運休。
しかしそこは旅慣れたワタクシですよエッヘン。
ピンチを予測して、大阪発金沢行きの夜行バスを確保していたのです。
しかしですよ、同じく金沢競馬場で取材がある大阪府民の大恵陽子さまが
「わたし、夜行バスに乗ると体調が悪くなるんです」
と訴えてくるではないですか!
となると、もしサンダーバードが日曜日も動かない場合は、大恵さまの取材業務は私がすることに……
私のスケジュール的にそれはちと避けたいところ。
また、取材を発注した側もなるべくなら大恵さまに……という意向がある模様。
協議の結果、今回は私が譲歩することにしました。
結論は、
「大阪から金沢競馬場までレンタカーで往復」
というかですよ。
土曜日の夕方は雨も風も止んでいて、日曜日は甲子園が1時間遅れの開始
でも4試合をガッツリできたのに、なんでサンダーバードは運転できんのじゃ!
その理由は知っているんですけれど、水津パーキングエリアでこんな風景を見てしまうとねえ。
(こんな晴天でも特急は運休)
個人的には電車のなかで夕方締め切りの原稿を終わらせるつもりだったんだけどなあ。
でも仕方ない。無事に金沢に着くことを優先しますか。
しかし大阪から金沢って320kmもあるんですよ。ビックリ。
各駅停車の旅だと、金沢までだいたい5時間。
クルマだとオール高速でも4時間だから、あまり差はないのね。
ともかく7時50分に出発!
すっかり空は晴れわたり、第1レースがちょうど始まる11時40分に競馬場にイン。
さっそく専門紙「ホクリク」の西村義雄社長にご挨拶。
(2週間ぶりに開店)
金沢競馬場はいわゆる新型コロナウイルスの陽性者が複数出たことで、8月第1週と第2週が開催中止になっていました。
なので今日が8月最初の開催日。
しかしこのご時世、お客さんの動きは鈍いようで、12時の入場者数が1,100名とのことでした。
「もう、馬券だけ買って帰っちゃった人も多いですよ」
現在の金沢競馬場は入場無料だから、単なる場外馬券売場として利用する人がいるのかも。
JRAのメインレースも売っているし。
しかし入場者数が伸びないと、専門紙の売れ行きもイマイチになるから厳しいところ。
パドックの奥にある食堂街も、開いているのは10軒のうち4軒だけ。
いつもだったらお盆開催で、ヒマを持て余している人たちがわんさかやってくるはずなのに(涙)。
(ホープとホクリクを見て勝負)
それでも馬券の売上は上々で、この日の売上はもうちょっとで5億円に届くところでした。
3年ほど前までは2億円を超えたらビックリ仰天という感じだったことを考えると、今の数字には驚かされます。
競馬場への来場者数と馬券の売上が比例していませんが……
でも馬券が売れなかったらそもそも論外。
11月3日の金沢JBCには、より多くのファンが場内に入れる状況になってもらいたいものです。
さて競馬が終わったあとの私は、普段なら金沢駅の近くに泊まるか電車に乗るのがいつものパターン。
しかし今回は大阪までクルマで帰らなければならんのです!
(北陸新幹線には乗れない)
速攻で寿司を食べ、金沢西インターを通過したのは午後8時40分。
頑張って走りましたよ。
7割くらいは大恵さまが運転してくれたけど。
その結果、高速を降りたのは0時すぎ。
大恵さまを自宅に送り届けて、私は24時間営業のスーパーの駐車場で夜明かし……(悲)
夜が明けた6時半にクルマを返し、新大阪駅から青春18きっぷの旅を始めて、その道中で「南関道中」を書いて静岡駅から送信。
さらにその後も電車のなかで労働にいそしんだ結果、自宅に帰った月曜日の夜からグッタリ。
寄る年波には勝てんのね。
グッスン。
その反動はまだ残っているようで、今週は月曜日に作る予定の「南関道中」が火曜日になってしまいましたスミマセン。
今週の浦和は水曜日が準重賞。
じゃあ木曜日の門別の重賞も検討しますか!
・水曜日の浦和11R ’21トワイライトカップ(17時05分発走予定)
◎9.ミヤケ
○1.ジョーパイロライト
▲8.ボルドーリブロン
△2.エフェルヴェソンス
ミヤケは前走のプラチナカップが初めての浦和で最内枠という厳しい条件でも流れに乗れていた点を評価。
今回は外枠で、さらに準重賞のメンバーですから、不利を受ける可能性も低いでしょう。
ジョーパイロライトは、前走がミヤケにクビ差だけ差し切られて2着。
今回は最内枠というのもプラス材料になりそう。
ボルドーリブロンは格上挑戦でも軽量と外枠が有利で差し脚が届きそう。
善戦傾向があるエフェルヴェソンスを連下の候補として挙げておきます。
・木曜日の門別12R サッポロクラシックカップ(20時40分発走予定)
◎2.リコーヴィクター
○5.モーニングショー
▲4.ダイナソー
モーニングショーは前走と同じ9頭立てなら今回も逃げの手に出そう。
となると、好位で流れに乗れそうなリコーヴィクターの逆転がありうると考えて本命に推します。
あとはブリーダーズゴールドジュニアカップで上位に入った2頭。
ここは3頭のボックスで勝負する予定です!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。