
水曜日の戸塚記念は鹿児島空港で観戦。
20時35分発の飛行機に乗る前に搭乗待合室でスマホ観戦しましたが、小さい画面では2着争いがわからなくてドキドキ……
なんてったって私は、インで粘るギャルダル、早めに動いて粘り込みを図るジョエル、
いったん後退してから伸び脚が甦ったトランセンデンスのうち、トランセンデンスだけ持っていなかったのですよ!
横一線の2着争いは写真判定。
どうかトランセンデンスが届いていませんように……
という願いは、現実の前に敗れ去りました。
というクヤシイ記憶を思い出して「もしトランセンデンスが4着だったら」のオッズを確認したら、アレレ、3連複で42.9倍っすか?
その数字を見て、すこしカーッとなった気持ちがおさまりました(笑)。
(写真:オフト鹿児島空港)
だったら機内wifiに接続してトライした最終レースは、ムリしてやらなくてもよかったんじゃないか!?
というのもじつは、その最終レース「川崎ジョッキーズカップ」でも、3連複の1着3着4着を食らってしまったからなんですね。
ちなみに2着の池谷匠翔騎手(1番人気)が不発だったら、7→8→5番人気の順で、532.7倍……
「惜しいとハズレは同じ意味」という標語を胸に秘めつつ投票活動をしている私ですが、
その結果には池谷騎手を買い目に入れていなかったことを後悔し、反省しました。
池谷騎手を入れていれば111.8倍ゲットで、戸塚記念の損失を補てんして余りある結果になっていたのです(涙)。
それでもSPAT4の残高はまだ潤沢。前開催の川崎ジョッキーズカップの3万馬券を当てた貯金が残っているもんね~!
なんて調子に乗っていると「平家物語」の冒頭にある「盛者必衰の理を……」みたいなことになるから気をつけましょう。
というわけで9月は毎週、関東地方の外に行っておりまして、第3週は九州南部を徘徊。
お仕事での県またぎなのでおとなしく過ごそうとは思うものの、
せっかく鹿児島市の中心部に泊まったのだから「BAOO天文館」には行きたいところ。
そこは約10年ぶりに行こうと思っていた「豚とろラーメン」から歩いて1分なのでバッチグー。
というわけでまずは午後7時に夕食にゴー。
と考えてお宿を出たら、いくら日曜日とは言っても街に人がいなさすぎ!
(鹿児島の繁華街)
うーむ。“接待を伴う夜の店”が大量にある地域といっても、これはちょっと……。
だとすると、豚とろラーメンは営業しているのか?
と心配しつつ行ってみると、灯りがついていてよかったよかった。
しかし店内に入ったら先客が1名……
(豚とろラーメンの灯りがポツリ)
前回は満席でちょっと並んだんだけどなあ。
はたして飲食店のみなさんは大丈夫なのか。大家さんは大丈夫なのか。そして国家財政は大丈夫なのか。
と心配は広がるものですが、ラーメンはウマかった~。
替え玉も頼んでオーバーカロリーになったところで、レッツゴー場外馬券場!
……と思ったら、シャッターが半開きでした。
(閉店?)
高知の最終レースを買おうと思って来たのにどういうこっちゃ?
施設内から出てきたオジサンに聞いてみると、7時20分で閉店したんだって。
なんじゃそりゃ。……と思ったら、この日の発売は佐賀と盛岡と金沢。
佐賀の最終レースが7時20分発走だから、その時刻で閉店したのでした。
にしても、BAOOに着いたのが7時30分ちょっと前だったのだから、閉店作業をするにしても手際が良すぎ。
ということは、ひょっとしてここで佐賀の最終レースを見た人がゼロに近かったのでは……?
ともあれ、私がここに来たのは2回目ですが、前回が定休日だったので2回とも施設内に入れませんでした。
(写真だけ)
しょうがないから宿に帰ろう。と、人影がほとんどないアーケード街を歩いていると、メチャメチャ明るい店がある!
なんじゃあれは、と思って近づいてみると、競艇の場外でした……
九州ってけっこう、馬券売場の近くに競艇の場外があるのよね。
佐賀競馬と荒尾競馬からクルマで10分くらいのところにも競艇の場外があるし。
も~、プンプン!
とモヤモヤした気分になったので、敵情視察をしたろやないかい。
広めのコンビニ程度の場内にいた客はおよそ15名。
締め切り間際の舟券を買って、1.4倍を当てて80円を儲けて速攻で退散しました(笑)。
(勝ち逃げ)
しかしながら、競艇は出走表だけでも勝負できる点が強いところなんですよね。
これが競馬では難しいところ。そこは競馬業界における課題だと思います。
それはそうと、もしBAOOで高知を売っていたら絶対にハズレた自信あり。
いやあ、宿に戻って馬券を買わなくてよかったあ!
人生は山あり谷あり。いいこともあれば悪いこともありますよね。
なるべく悪いことを少なくしたいのは誰もが思うことでしょう。
そのために個人的に磨いていきたいなと思っているのが「危険察知能力」。
日本は基本的に安全な国ですからあまり意識しませんが、東南アジアの旅行中はよくその判断を迫られます。
たとえばインドネシアの地方都市、ジョグジャカルタに行ったとき。
ちゃんとした食堂が見当たらなくて、電車待ちの時間に私は屋台でバクソー(魚のつみれ汁みたいなもの)を食べました。
しかし一緒に行動したシンガポールの銀行マン(翌日が勤務)は手を出さず。
彼は「食中毒のリスクあり」と判断したのでしょう。
結果的には“セーフ”でしたが、その判断は理解できるものでした。
私は一応、危険かな~と感じたものは避けているので、海外の食事で“大当たり”を引いたことがないのが自慢のひとつ。
イチかバチかの勝負をしたのは、上海の路上で売っていたパンケーキ(大気中の汚染物質がベッタリ?)と、
インドのコルカタ競馬場の紅茶(おじさんが紙コップに入れてくれるタイプ)が代表的なところかな。
これ以上、危ない橋は渡らないようにしようと思います(笑)。
それでもある程度の耐性と免疫力は維持したいところ。これからは年齢との闘いにもなるわけで……。
私にはない“若さ”を持った2歳馬たちの戦いが月曜日のゴールドジュニア。未知の部分がある13頭から選ぶのは難しいなあ。
◎1.コパノミッキー
○9.ナックファルコン
▲10.ママママカロニ
△6.グロリアスセプター
△2.フレンドスイープ
スピード比べの要素が大きい1,200m戦。
ならば、門別で3勝を挙げているコパノミッキーが狙ってきたとみていいでしょう。
ナックファルコンは距離短縮の舞台ですが、タイプ的に好位差しの形が取れることに期待します。
ママママカロニは間隔をあけてきた点はいいと思いますが、この頭数だと届かない可能性を危惧して3番手。
初戦快勝のグロリアスセプターにもチャンスがあると思います。
悩ましいのがフレンドスイープ。
鞍上の實川純一騎手は、上位人気馬で重賞に臨むのが初めてだと思います。
そして大井で乗るのも相当に久しぶり。
そういう点は不安ですが、プロフィール的に仲野光馬騎手に続くことを期待したいので、単勝も含めて押さえてみたいと思います!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。