
今年もJBCに行ってきました!
といっても取材で金沢競馬場に入ったのだから、入場券の抽選に申し込んでハズレた人のことを考えるとフクザツなところ。
JBCの日の夜は「金沢JBCツアー」と銘打った東海&関西地区の合計6名で合宿したのですが、そのなかでの当選者は1名。
作家の乗峯栄一さんを含めたメンバーは、JBCの時間までは金沢近辺を観光して、JBCが始まったらネット投票&スマホ観戦をしたそうです。
それでも金沢に行くのは2年前からの計画だったので、競馬場に入れなくてもツアーは決行。
合宿メンバーのうち2名が前日輸送で到着して、前夜祭という運びになりました。
ただ、金沢の中心部は観光客向けと地元向けの店が混在していて、前者にウッカリ入ってしまうと危険なのよね……。
おサイフ的に。
そういうわけで、私が知っている安全な店(笑)にレッツゴー。
しかし夕方5時に行ってみたら真っ暗でした。
ならばということで「SPAT4プレミアムポイントツアー」で金沢に泊まったときに行った店に向かいましたが、
残念なことに消滅しておりました(泣)。
そんな感じで店選びに苦労しつつも2軒行って、そこそこ散財。
でも大丈夫。
金沢競馬で必ず取り返せるから!
(前夜祭)
という気合で翌朝は出発。
競馬場の入口では普段通りに競馬場に来たベテランの地元ファンが「当選はがきをお持ちですか」と聞かれて、ボーゼンとする姿が見られました。
私がいた数分間でも2名。
(当選はがきを持つ東京都民)
今回は「完全抽選制」だったので、地元民でも多くの落選者が出ました。
個人的には9月に競馬場に来た人が申し込める“地元枠”があればよかったのになあ、と思います。
しかしJBCの入場方式をどうするかという打ち合わせが実施されていた時期は、まだ新型コロナの動向が不透明だった頃。
1,300人までとなったのは、金沢競馬場はパドックの観覧場所が狭く、どうしても「密」になってしまうからとのことでした。
そんなわけで、午前10時半の時点では競馬場の新聞売り場に「たくさん刷った」という専門紙が大量に積まれている状況。
私は駅のコンビニで前日のうちに買いましたし、遠方から来る人の割合が多いから、前回のような特需にはならなさそうでした。
実際のところ、第1レースが終わったあたりの場内は、いつもの開催日よりもガラガラ。
こりゃ当選者の出席率は6割程度なのでは?
飲食店もわりとヒマな様子でしたが、お昼あたりから徐々に人が増えてきた様子。
そしてJBCレディスクラシックではパドックがこんな感じに。
(JBCレディスクラシック)
例年の白山大賞典のときよりはスキマがありますが、まあまあ「密」な環境ですな。
でも全員がマスクしているし話し声は聞こえないし、
全員が前を向いているのだから「密」でもそれほど問題にはならないと思うのよね。
さて私ですが、JBCまでの一般戦で儲かっていたので資金は潤沢で心に余裕(自慢)。
しかしJBCレディスクラシックは勝ったテオレーマから流して、2着のマドラスチェックがヌケました・・・・・・
小回りの1,500mが不安な馬が多いのだから、船橋と川崎のマイル戦で好走したことがある馬だけを買えばよかったんじゃないか!
その反省を踏まえてJBCスプリントに臨んだら、今度も2着のサンライズノヴァがヌケました・・・・・・
金沢に不慣れな騎手が多いんだから、日本でトップクラスの騎乗技術を持つ吉原寛人さまを買わなきゃダメじゃろ!
ということで連敗君。
続くJBCクラシックは、事前にゴリゴリに予想した
◎オメガパフューム
〇テーオーケインズ
▲チュウワウィザード
△ミューチャリー
のボックスで勝負するぞ!
(がんばれミューチャリー)
しかしですよ。金沢競馬場内のwifiがまったくつながらない!
その苦労を続けていたら、あっという間に締め切り3分前。
こりゃマズイ、紙馬券にするかと迷っていたら、ポケットwifiを持っているTK内さんを発見!
速攻で電波をおすそわけしてもらって、なんとかギリギリ間に合いましたよ、馬複と3連複のボックス。
無事に投票できて安心したところで、スタンドのひな壇を登ってレースを見ます。
(JBCクラシックが間もなく発走)
そして馬群がスタンド前を通過したところでひな壇を駆け下りて、スタンド裏のモニターの前に移動。
そこで通過順をメモしながら観戦です。
おお、ミューチャリーがいい位置にいる!
すると私の斜め後ろから「吉原!吉原!」と気合が入った声が聞こえてくるではありませんか。
競馬場にいるのにスタンド裏でモニター画面を見ている人なんて私だけ。
むむむ?
と思ったら、その声の主は警備員さんでした。
するとミューチャリーが先頭に!
警備員さんの「吉原!」の声はさらにボリュームアップ。
私も「粘れ!」と声が出てしまいます。
そしてミューチャリーが粘り切った!
その警備員さんと笑顔でグータッチ。
急いで取材エリアに行くと矢野義幸調教師と遭遇したので、ここでも再びグータッチ。
いや~、感動した!
(矢野調教師)
馬券もバッチリで大黒字。
4頭ボックスの3連単を買わなくて4万馬券を逃したのは残念でしたが、欲を出したらキリがないからいいでしょう(笑)。
というわけで残高はそれなりに潤沢ですエッヘン。
今週は川崎で火曜日にローレル賞、水曜日にロジータ記念が行われます。
私は水曜日に現場に突撃する予定♪
◎4.ルスキーユ
〇6.スティールルージュ
▲14.カーロデスティーノ
△2.レディオガガ
△3.ジョーストーリー
△9.クライオブデライト
△1.プラチナプライド
過去5年とも、ゼッケン2~5番で前走が3着以内だった馬が1頭だけ連対しているデータがあるので、軸は2番、3番、4番の3択。
そこから選ぶのは難しいですが、この中でもっとも小柄なルスキーユを抜擢します。
遅れてきたフィガロ産駒に期待☆
△は3着候補として、本線は◎-〇、▲の馬複です!
続く水曜日はロジータ記念。
これもなかなか難しい。
◎11.グロリオーソ
〇3.ディアリッキー
▲2.ケラススヴィア
△1.ティーズアレディー
△4.カルフレグランス
△7.ウワサノシブコ
△5.カイカセンゲン
トライアルのサルビアカップと直結しない傾向があることを加味して、
しかし過去5年のうち4回、前走A2以下だった馬が3着以内に1頭だけ入るという点を含めると……、該当馬がメチャ少ない!
それだけ今年は高配当の可能性があるのね。
と解釈して、私の元「すぱっと!POG!」の指名馬であるグロリオーソに期待します。
あとは「前走がオープンor重賞」だった馬を並べて、最後の1頭はスタミナがある条件馬。
ちなみに過去5年とも「7枠」の馬が3着以内に1頭だけ入っているというデータもございます!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。