
金沢のJBCクラシックをTK内さんのポケットWifiから電波を頂戴し、無事に的中できたワタクシ。
じつは紙の馬券も持っていました。
それはミューチャリーの単勝!
いや~。買っておいてよかったあ~\(^o^)/
(記念馬券)
すると、地方競馬を主戦場とするマスコミ陣がそろって「それは保存しなきゃ!」と興奮気味に言うではないですか。
私もそのときは「そうだよなあ」と思いました。
しかし冷静に考えてみると、私には“当たり馬券を記念に取っておく”という趣味がないのよね。
たとえば、昨年3月に行われた「レディスヴィクトリーラウンド」。
無観客開催でも馬主席だけで馬券が売られていた名古屋競馬場で、ミカエル・ミシェル騎手の現地発行の的中紙馬券を買った人は
おそらく5名以下だったと思います。
その貴重度もあって払い戻しするかどうか迷っていたら期限が来て、結果的に1400円を放棄することになってしまいました。
これを▲▲▲▲とかに出品すればおそらく、払い戻し金額より上の価格を提示する人が続出すると思います。
でも、誰が出したかバレバレだからなあ(汗)。
そんなこんなで結局は、有価証券が紙に変化してしまいました。
そう考えると、メモリアルな的中馬券は写真を撮って、念のためコピーかスキャンするだけでいいんじゃない?
でもミューチャリーの単勝は持って帰ってしまいました。
しかし金沢の馬券って、金沢以外の機械には入らないのよね。
浦和とかでも窓口のおねえさまにお願いすれば払い戻してもらえるけれど、それはちょっと気が引ける……
さてどうしよう。
ということが頭にありつつ、中1日で高知県にレッツゴー。
土曜日の最終便で高知空港に着き、速攻でお宿に入って翌日はレンタカーで高知県内を340kmも走行。
無料の道しか通らなかったのでかなり疲れましたが、1日のシメに高知競馬場へと突撃!
(土佐黒潮牧場にも寄り道)
8月末は「高知県独自の緊急事態宣言」が出ていたので無観客開催でしたが、今回は有観客で入場無料。
相変わらず1階は工事中なので、紙の馬券は3階の一般席か、4階の有料エリアでしか買えません。
すると、3階がどえらく混んでいる!!!
その様子に驚いていると、「僕もさっきのレース、締め切り5分前くらいに並んだのにギリギリでした」
と、顔見知りの地元の常連さん。
その人も「JRAの発売も終わったのに、なんでこんなに混んでいるのか……。
スペルマロンを見に来たんですかねえ」と首をかしげておりました。
(大行列)
確かに発売機が6台しかないから処理能力に限界があるのでしょう。
でも馬券を買うのに3分以上も並ぶなんて。
昔の「後楽園場外」で帝王賞の馬券を買うのに並んだことを思い出しますわ。
(ちなみに結果はラシアンゴールドとナリタハヤブサが1着同着。私は2時間待ちのプラカードにひるみ、30分くらい並んだところで撤退)
いやしかし、高知競馬場にこんなたくさんの人がいるのを見るのはチョー久しぶり。
常連っぽくない若者が多いという感じもしましたし、ひょっとしたら高知はひそかに競馬ブームが起こっている!?
ただ、18時15分発走の黒潮マイルチャンピオンシップが終わり、
その次の次のレースが始まるころには、スタンドの人口は通常のちょっと増しくらいになっていました。
(スペルマロン優勝)
まあ、日曜日だからしょうがないかな。
それでもキレイになった3階は居住性がいいから、若い世代には好印象が残りそう。
あとは売店のテコ入れだな(笑)。
その夜に気付いたのです。
「あれ? 金沢の馬券と高知の馬券が同じサイズになっている!」
(同じサイズ)
以前は違ったのです。
金沢のほうがちょっと大きくて、高知は普通のバーコードで金沢は二次元バーコード。
(2013年との比較)
てことは、高知の機械で金沢の馬券が払い戻せるのかも?
じゃあ、まずは実験だ!
ということで翌朝、お宿から高知駅に行く前に場外馬券売場の「パルス高知」に寄り道。
入口にいた警備員に「何かご用ですか」と謎の質問をされましたが、問いかけには答えず発払機を目指します。
まずは、サイフになぜか入っていた金沢競馬のハズレ馬券を投入!
「この投票券は的中していません。返却の投票券をお受け取りください」
おおお、高知の機械で金沢の馬券が読み取れる!!!
これはモーレツに感動。
高知の当たり馬券を金沢で払い戻そうと思ったら、様式が違うことに気づいてボーゼンとした経験があるだけに……(涙)。
(ちなみに金沢はサイズ変更のあと、デザイン変更があったようです)
しかしですよ。
残念なことにミューチャリーの当たり馬券は自宅に置いてきてしまったのです。
うーむ。
と思っていたらなんと、月末に高知競馬場に行くという高貴なお方がいるではないですか!
ミューチャリーの的中券は、そのお方に託して現金化していただく予定です(嬉)。
その馬券を渡すのは火曜日の浦和競馬場。
祝日開催でどのくらいの入場者があるのか、今後への指針になりますね。
◎5.ウェスタールンド
○7.タービランス
▲2.メイショウダジン
△4.ヴェルテックス
△1.メイショウカズサ
ウェスタールンドは高確率で出遅れますが、こういうタイプって小回りコースのほうが意外と向くのよね。
今回は2コーナーあたりから発進して最後のカーブを全速ターンで回って、昨年のハナ+アタマ差の3着以上を期待します。
タービランスは昨年の4着馬。
こちらも早めに動いての首位争いが狙えそうです。
あとは好位から流れ込んでくるメイショウダジン、ヴェルテックスが押さえ。
メイショウカズサは白山大賞典が大雨に恵まれた内容でしたし、ここではちょっと怪しいかも。
気分次第の面もあるので、初めての浦和、初めての左回りだとマジメに走らない可能性が。
というわけで、2着と3着の欄には塗らなくていいタイプだと思います。
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。