コラム”

「貴賓席」
2021年12月6日

今週の大井競馬を現地で観戦するには、これまでと同じく事前応募での当選が必要。
ただし今回は「立見」のカテゴリーができて、すこし間口が広がることになりました。

さらに当日にフラッと大井競馬場に行っても、入場者が5,000人に達していなければ入れるとのこと!
そして年末開催も「立見」の当選者数が大幅に増加する模様!
これからその内容が変わるかもしれませんが、どういう形になるのか楽しみに待ちたいと思います。

ちなみに私は取材で年末開催に2回行きますが、事前応募には参加しないでムダに倍率を上げないようにいたします(笑)。
というのも、昨年の大井JBCのときは取材者が入れるのかどうか、よくわからなかったので応募したんですよ。
ハズレましたが。

続いて昨年のJRA中京競馬場のチャンピオンズカップも取材で行きましたが、
取材証で入れるのかどうかがサッパリわからなかったので、入場券を自力で当てて500円払って入場しました。

しかしですよ。

今年のチャンピオンズカップはマッシロなお馬さんが出走したおかげで、抽選の倍率が激しく上昇。
一般発売でも手に入れられる気がまったくしなかったので、早々に白旗を上げました。

したがって、名古屋の友人とメシを食う計画も延期(悲)。
でもカジノフォンテンはスタート直後に行き場がなくなったにしては、残り300mあたりまでドキドキさせてくれました。

せめて馬券で応援

(せめて馬券で応援)

それはともかく、これで南関東はスタンド改築工事中の船橋を除くと入口はわりと広き門になった感じ。
そういう状況ではありますが、ゴール前で叫ばない「新しい競馬観戦様式」で楽しんでいきましょう!

というわけでさっそく、有観客開催になった11月の川崎開催に行ってきました。
今年の川崎訪問は、川崎記念とヤングジョッキーズシリーズに続いて3回目。
有観客開催の川崎競馬場なんて、去年の全日本2歳優駿の日が最後ですから超ごぶさた!

ではさっそく指定券を買いましょう。
競馬仲間のNK谷さんに相談を持ち掛けて、庶民のあこがれ「貴賓席」を手配することにしました。

いや~、貴賓席に入るなんて、一昨年10月の「SPAT4プレミアムポイントツアー」のとき以来ですよ。
もともとこのエリアは貸し切り専用。
それが1名あたり入場料込み2,600円で入れるのですから、一度くらいは経験しておくべきでしょ!
と思っていざ出陣。しかし入場するときにちと難儀……

NK谷さんが買ったチケットを“分配”してもらったのですが、送られてきた入場券を入口の係員さんに提示したら「使用済み」。
どうやら先に入ったときに、私に送ったものを使ってしまった模様です。

残念ながら使用済み

(残念ながら使用済み)

違うのを送ってくれ~と連絡してしばらく待つと、係員さんが販売先リストと突き合わせて確認を取ってくれたようで、
入場オッケーの紙を渡してくれました。

ではさっそく貴賓席に入場!
といっても、ここは取材陣の臨時控室の近くなんですよね。
だから無料の飲み物サーバーにコーヒーを取りに行ったら「おつかれさまです」と声をかけられました。
いやいやいや、今日は全身全霊で客だから!

すると「えっ、お金払ったんですか。めちゃウケる~」だってさ。
まあ、毎日来ているカメラマンさんからすると、仕事でもないのに競馬場に来るなんて考えないのかもしれないけれど。
そういうやりとりがありつつ、徐々に日が暮れていくなか勝負です。

徐々に空が暗くなっていきます

(徐々に空が暗くなっていきます)

いやしかし、周りの席は若者率が高かったですねえ。
そしてみなさん、お持ち込みの飲料で盛り上がり中。
その情景だけを切り取ると“気品ある席”とは言えない感じ。
でも厳かな雰囲気がある内装のせいか、安めの居酒屋的なゲラゲラ笑い声は聞こえなかったかな?
そんな感じだったので一応「雰囲気が環境を作る状態」になっていたかなと思います。

となりの席は宴会な感じ

(となりの席は宴会な感じ)

一方、勝負中には酒を飲まない主義のオジサン2人は静かに勝負。
すると、となりのケンタッキーラウンジに友人がいることが判明したので、
後半の3レースほどはパドックとゴール前を往復する、いつもの川崎競馬な感じになってしまいました(笑)。

それでも自分の席があると気分的に楽。
そして今回の川崎競馬は基本的に入場に1,100円以上かかるので、一定以上の気合がある人しか来ていない感じがしました。
それがいいのかどうか、いろいろな意見があると思いますが、熱心な競馬ファンに見守られるロジータ記念になった気がします。

ファンファーレは生演奏

(ファンファーレは生演奏)

さあて、では12月の全日本2歳優駿の日も川崎競馬場に突撃するか!
と思って入場券の発売開始日にチケットペイにアクセスしたら、ちょっと出遅れた影響でケンタッキーラウンジが買えなかった!!!

いったんはキープしたんですよ。
でも会員登録が必要で、それを超特急で終わらせて販売ページに戻ったら、ケンタッキーラウンジは売り切れ(泣)。

……仕方がないから、次にお値段が安い普通の特別観覧席にするか……
ここはソフトドリンクが無料という点がメリットのひとつ。
よおし、ケンタッキーラウンジとの差額、500円分のドリンクを飲んでやる~~~(小市民)

その前に実施される重賞は勝島王冠。
このレースは2010年に高知競馬の場外発売所「パルス高知」で見たなあ。
あのときは

1着=スーパーパワー(10番人気)
2着=ボンネビルレコード(1番人気)
3着=サイレントスタメン(13番人気)
で3連単が171万円。

追い込み+追い込み+追い込みで決まる、スーパー前崩れでした。
そのレースで私はたしか、サイレントスタメンの複勝を100円だけ当てた記憶が……(16.7倍)
フルゲートの混戦模様だし、いっちょホームランだけを狙ってみますか!

◎14.ゴールドホイヤー
○2.セイカメテオポリス
▲16.デアフルーグ
△15.フィアットルクス
△12.ノーブルサターン
△13.マンガン
△5.コズミックフォース

わりと逃げ先行タイプが多い気がするのだけれど、これだと逆にペースが落ち着くような?
でも初志貫徹。
差し脚があるタイプを優先しました。
なかでも期待はゴールドホイヤー。
以前は好位差しタイプでしたが、前走の追い込みを再現できれば……と思います。

ただ、私が買うのは毎度おなじみボックス馬券。
大穴で期待したいのは、今回もおそらくブリンカーとシャドーロールを着けて出てくるノーブルサターンです!


プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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