
今年も行ってきました、川崎競馬場で開催される「全日本(ぜんにっぽん)2歳優駿」!
過去の優勝馬の一覧を見ると、アドマイヤホープが勝った2003年が思い出されます。
この日は行く気マンマンで、狙うは現地観戦した門別競馬場での北海道2歳優駿で2着だったオーゴンコウテイ!
しかし当日になって、現在だったら検査されて隔離されたと思われるほどの症状が出たので断念。
するとレース直後に一緒に行く予定だった横尾さんから電話が入り、
「オーゴンコウテイが2着でしたよ!」
という知らせでさらに体温が上昇……。
あのモヤモヤとした悔しさは今でも思い出してしまいます(泣)。
単勝1.8倍のアドマイヤホープが完勝して、2着のオーゴンコウテイは9番人気で馬複が53.4倍。
3着のヨシノイチバンボシ(愛知所属)は13番人気で、3連単が38万馬券!
ああ、あのころにSPAT4に加入していたのなら……
そんなトラウマがある全日本2歳優駿。
それ以来、なるべく現地に行くことにしているわけでございます。
あのあと現地に行かなかったのは2006年のフリオーソ、2010年のビッグロマンスくらいかな?
今年も昨年と同じで上限と制限がありましたが、昨年と同じ1号スタンドの4階指定席を確保して観戦です。
当日はもろもろの事情で川崎駅に着いたのが午後4時前。
ノンビリ歩いて競馬場に着くと「第4レースの投票を締め切ります」という放送が聞こえてきました。
ということは間に合わないな、と判断してスーパーに寄り道。
カツ丼とから揚げを買って入場口に戻ると……
「単勝式10番、ふたまんいっせんはっぴゃくえん」
と聞こえてくるではあーりませんか!
ギョギョギョ、これはいったいどーゆーこと???
競馬場の外から川崎ドリームビジョンを見ると、3連単の数字が小さすぎる!
つまり百万馬券が発生したんだな。
間に合わなくてよかったあ!
(入場チケット)
さっそくQRコードをかざしてゲートを通過して、専門紙を買って2号スタンドを通り抜けると、
さっそく先月も昨年も一緒に観戦したNK谷さんを発見。
じゃあパドックでカツ丼を食べようかな。
おお、そういえば私は4階の指定券を持っているのよね。
じゃあまずは4階に上がって、無料の飲み物をゲットしてこよう(貧乏人の発想)。
(たくさん飲むぞ)
そんなひと手間を経て再びパドックを見ながらカツ丼タイム。
すると、いつもの競馬仲間が来たのでから揚げも開封。
しかしこの気温だと、できたての余韻が残っていたから揚げが、あっという間に冷えますなあ。
(カツ丼とから揚げ)
そのから揚げを食べたうちのひとりが遠方からのお客様。
なんと、全日本2歳優駿に出走するドライスタウト(YGGホースクラブ)の会員さんなのだそうな。
前日の夜、前売りオッズを確認したときに「1.0」という数字を見て、
こりゃ相当な内部投票が入ったなと直感したのですが、ドライスタウトは1,000分の1という単位。
つまりそれだけ「里親」さんが多いということですね。
すると、から揚げを食べたその兄さんが、ドライスタウトの出資者軍団とおぼしき人たちの輪に入っていくではないですか。
そしてそのなかに知っている人の顔が!
その人も遠方からのご来場。
彼は一昨年、番組のロケが終わったあと某県のお店に入った瞬間に声をかけてくれて、
その1か月半後のフェブラリーステークスの日に東京競馬場でまた遭遇。
その後、彼の地元にある競馬場では姿を見なかったのに、なぜ川崎競馬場で???
それはもちろん、出資者だからですね。
それにしても、今開催のチケットが発売されたときのドライスタウトは「補欠」だったのに、よくチケットを買いましたね!
その信じる心が天に届いたのか、ドライスタウトは完勝といえる走りを見せてくれました。
(ロジータブラス+桑野信義さん)
これだけの結果を残したら、来年はケンタッキーダービー(現地の日付で5月7日)、あるんじゃない?
そうすれば来年の春に北米旅行をする計画がある私のモチベーションが上がるのですが、
各種の報道によると、可能性としては低いような?
それでもそんな夢を思い浮かべてしまえるほど、素晴らしいパフォーマンスでした。
ところで私の馬券ですが、パドックで異様なほどによく見えたプライルード(11番人気で3着)を入れていたので3連複が当たりました。
しかしレース直後は2着のコンバスチョンを買うかメチャ迷ったことが記憶にあったので
「ヤバイ、買っていないかも!」とかなりドキドキ……。
震える指でスマホを操作したら、しっかりとコンバスチョンが入っていました。
あー、よかった。しかしこんなことをしとったら血圧が上がってまうやないかい!
その反省を胸に本日のダブルメインイベント、最終レースの川崎ジョッキーズカップにレッツゴー!
これはまじめに予想したらハズレになるレース。
全日本2歳優駿のおかげで残高が増えたし、よっしゃ、ここは炎の3連複8人ボックスじゃ~~~!
よーし、それはある、それもあるという興奮状態、しかし外を回って勢いよく上がってきた拜原騎手は持ってない!
(ハズレ画面)
いや~、これはヤラレました。
1着(8番人気)、3着(3番人気)、4着(5番人気)は持っているのに、6番人気の2着がない。
これで20,880円を逃したのは痛すぎる~~~
でもこのレースに対する反省点が見つかったので、来年はそれを実践して勝ち切るぞ。
というわけで本日の決算は黒字。めでたしめでたし♪
さあ、ここからは年末に向けて頑張りましょう。
昼間開催の浦和競馬場では、火曜日に重賞のゴールドカップが行われます。
S1格付けで、賞金額はなんと、さきたま杯と同じですよ!
◎3.モジアナフレイバー
○5.ティーズダンク
▲7.アランバローズ
このメンバーだったら「絞るが吉」でしょう!
モジアナフレイバーはドバイに行きかけたくらいの実力馬。
ティーズダンクはダートグレードのオーバルスプリントで2着の実績。
アランバローズはオーバルスプリントが3着で、前走は環境の違いに平常心をなくして大敗だから度外視可能!
今回こそ「すぱっと!WIN!」が当たるような気がします!!!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。